備忘録的留学日記

アルゼンチン留学中の出来事を記録するためにつづっております。

応援合戦、いやいや罵り合戦。

2017-03-27 12:17:17 | 日記
先日、ブエノスアイレスでサッカーの試合を観戦してきました。
ワールドカップの南米予選アルゼンチン対チリです。

僕は生まれてこのかたサッカーなんぞに興味を持ったことはなく、こっちに来てからも試合観戦なぞに行く気はさらさらなかったのですが、友人に誘われたので、せっかくならばとサッカー場に足を運んだのでした。

試合会場はriverのホームグラウンドのmonumentalだったそうです(そんなこといわれても何にもわからない)。
試合開始は8:30。開始時刻の一時間半ほど前にアルゼンチン側のスタンドに入ったのですが、すでに観客がちらほら。
腹ごしらえにハンバーガー食べて、コーラを飲んでいるうちに観客もいっぱいになり、スタジアムはファンたちの声援で活気づきます。いや、声援というより、もはや罵声でした…。

試合前から放送禁止用語がチリ側のスタンドに向かって放たれます。少しでもチリ側が応援を始めようものなら、すぐに罵声で反撃です。もちろん試合が始まってからも罵声は止むことはありません。チリの選手がミスをすると拍手。そして罵声。

そして何が怖いってこの人たちの顔がマジなのです。殺気に満ちていて、フェアプレーの概念など持っていません。
しかし、勝負事はこれくらいの気迫がないとダメなんでしょうな…。

最初はサッカーなんて…と思っていましたが、試合後には「サッカーを観ずしてアルゼンチンを語るなかれ」といった気持になってしまいました。サッカーに興味のある方はもちろん、興味のない方も南米にいらっしゃった際にはサッカー観戦をすることをお勧めします。異様な雰囲気を感じられて楽しいので、ぜひに。

ちなみに、試合結果はアルゼンチンが序盤にメッシのPKで一点を取り、そのままアルゼンチンが勝ちました。サッカーを知る人によると、試合内容はよろしくなかったそうです。




中華ってこんなに近かったんだ。

2017-03-25 09:42:28 | 日記
今日はブエノスアイレスにある中華街へ。

中華圏の文化と日本文化って全然違うよね。今日までそう思っていました。
しかし、中華街に行って気づいてしまったのです。中華と日本がだいぶ近いことに。

乱雑に並んだちょっと怪しい品々が並ぶ店頭からは、日本を感じることは到底無理です。だけど、中華街いると落ち着きました。

地球の裏側、ヨーロッパ系の住人が人口の97%を占めるアルゼンチンで暮らし始めて一カ月。日本の生活との共通点を見つけることが困難な環境で、中華の文化に親近感を抱き、日本を感じていたのかもしれません。

それにしても、華僑が地球の裏側でも自分たちの文化がかき消されないように連帯し、声をあげていることを実感しました。

メモ:作文指導

2017-03-23 12:00:54 | 日記
今日は下宿の同居人のチリ人に作文の添削をしてもらったので、忘れないうちにメモを。
日本語とスペイン語では「良い文」のスタイルがだいぶ異なっていると感じました。

ポイント

文は短く切らない。特に同じ概念や内容の説明をしているときは区切らない方が好ましい。関係詞、コンマやコロンを駆使して、とにかく文を続ける。コンマは読む際にポーズをとる所に、コロンはコロン以前の節や単語を説明するときに用いる。

ピリオドの使い方は二つに分けられる。一つが「punto seguido」。puntoはピリオド、seguidoは「連続した」という意味。段落が続くときのピリオドの使い方。もう一つが「punto aparte」。aparteは「離して」という意味。次の文から段落が変わるときの使い方。内容の区切りを意味する。


個人的には日本語の場合は短く簡潔な文体が好きなのですが、スペイン語話者の考え方も納得のいくものでした。

早く赤が少なくなるとよいなぁ。それにしても、冠詞が難しい…。

狭くて広いラテンアメリカ

2017-03-13 08:25:00 | 日記
昨日、やっと住居を見つけたという投稿をしました。

住居は大学からも近く、治安も良い場所にあります。部屋は個人部屋で、バス、トイレ、キッチンが共有になっています。月に4000ペソですから日本円にすると3万弱ということになります。少々高いような気がしてますが、個人部屋なので仕方ないでしょう。

同居人はざっと見たところ10人程度。多くが学生で、皆さん気さくで穏やかです。

さて、本題に入りますと、実はこの宿舎で知り合ったアルゼンチン人は一人です。その他の住人はどこから来ているかというと、ベネズエラやチリ、ブラジルなどのラテンアメリカ諸国から来ています。

なんとなく話を聞いていると、アルゼンチンに来て勉強している理由は主に以下の二つのようです。

第一に治安が良いこと。私たち日本人からするとアルゼンチンも十分に危険なように感じるのですが、ラテンアメリカ諸国のなかではかなり治安が良いようです。麻薬組織や反政府組織がはびこっている国から来た人にとってアルゼンチンはかなり過ごしやすいのでしょう(アルゼンチン以外のラテンアメリカに行ったことがないので確証は持てませんが)。

第二に公立校の授業料が無料であること(ちなみに隣国のチリは有料らしい)。ただ、無償とはいえ経済的理由から働かざるを得ない人が多いなどの理由で、大卒者の人数はそれほど多くないという現実もあるようです。

自国の教育システムに満足がいかないために、アルゼンチンに来て勉強している人達と話すと、「スペイン語は汎用性が高くて良いなぁ」と思う一方で、同じ言語でつながっているとはいっても国によって文化や社会の様相が大きく異なることをひしひしと感じます。

他のラテンアメリカ諸国にも行かねば…。

今日のところの感想は、「ラテンアメリカは狭くて広い」。



やっとこさ初投稿。

2017-03-12 10:51:28 | 日記

2月23日にアルゼンチンに降り立ち17日が経ちました。

当初は初日からブログをバンバン更新していこうと思案していたのですが、そんな余裕はなく初投稿がこんな時期になってしまいました。

余裕がなかった第一の要因は「家探し」。日本で準備していたころは、「住むところはなんとかなるだろう」と考えていました。ところがどっこい、家探しはそう簡単にはいかなかった。

要因その一。家探しのウェブサイトがあるのだが、条件の良い物件は即埋まる。
要因その二。通信手段がない。すぐに携帯電話を購入し大家に電話をかけまくるものの、語学力不足でまともに交渉できない。

なんとか空き部屋を見つけたのが昨日のこと。それまではこちらで知り合った日本人の方のところに居候させてもらっていました。その期限も本日までで(その日本人の方も仮住まいだったので)、明日からホテル生活になるか、野宿になるかひやひやしておりましたが、なんとか決まって一安心。というわけで初投稿なのです。

私の家がない状況はスペイン語のクラスの先生にも心配されていて、「お前は公園に住むのか?」なんて冗談を言われたりしました。

部屋の様子はこれまで見てきた物件のなかではいい方で、住人たちも気立てが良さそうです。

ひとまず初回はこのあたりで。なるべく更新していきたいと思っています。

ああ、ビザの手続きをしなければ…。まあ、いざとなったらウルグアイにでて、滞在日数のカウントを0に戻そう。