関西大弾圧救援会 garekitaiho1113@gmail.com

「大阪駅前街宣」弾圧、がれき説明会弾圧、関電前弾圧、オキュパイ大飯弾圧などの救援について綴ります

威力業務妨害など成立するはずもない・・・(韓基大)

2013年09月05日 00時41分31秒 | 11.13がれき説明会弾圧
<「がれき説明会弾圧」 第1回公判にて >

韓基大さん 冒頭陳述 (2013年9月3日 大阪地裁)

▼私を起訴したことは不当である

抗議行動としてなされる表現活動が威力を伴うのは自然なことであり、
これが威力の有る無しで規制を受けるのであれば
表現の自由は侵害されることになる。

抗議を受ける側が威力を感じないのなら
抗議を受けている意識は希薄なものになるので、
抗議することで受ける側が反省したり、間違いが無かったか
もう一度考え直すということが起こらない。

なので抗議行動を威力業務妨害とする警察、検察の判断は
日本国憲法の21条で明記される表現の自由を
公然と侵害するものであり到底許されるものでは無い。

私の2012年11月13日の此花区民ホールロビーでの行動が
正当な理由のある表現活動であったかどうかを判断に入れずに、
威力妨害罪で私を起訴したことは不当である。

▼威力業務妨害など成立するはずもない

ガレキ広域処理に反対する人の多くは
環境省と大阪市がこの一部の資本家の利権を守る為に、
安全性も必要性も無視してガレキの広域処理を強行していくのを見ていた。

環境省が設置した「災害廃棄物安全評価検討会」の議事録は、
市民団体からの開示請求を受けて以降、作成することも止めてしまった。
また大阪市はこの安全を評価したはずの検討会会議録が無いにも関わらず、
そのことを一切問題にもせず、なのに環境省の判断を理由に
ガレキの焼却は安全であるとして橋下市長の旗振りのもと
ガレキの受け入れに邁進した。

ガレキ広域処理を受け入れありきで進める「住民説明会」は
何度繰りかえされても私たちの指摘する危険性、不必要性に
答える事が無く、繰りかえされることで「住民には充分対応した」という
アリバイが積み上がる、私はこれを許す事など出来ない。

被災地の復興の為に必要とされたガレキの焼却処理は、
その総量が大幅に水増しされる中で利権化された。
水増ししてもガレキが燃え尽きれば広域処理も止まるのだから
水増しすることに合理性は無い。
利権は目的では無く手段であったとしか思えない。

広域処理で放射能ガレキを拡散することが当面の目的であり、
真の目的は原子力の推進の為に復興を人質にして人々を
被曝に慣れ諦めさせること、抵抗の芽を摘むことが目的だったと
私は確信している。

今、福島第一原発の状況を考えれば、メルトアウトした核燃料が
どこにあるのか確認することも出来ないから
収束することなど絶望的である。

なのに原子力の利用が継続することなど許されるはずは無い。
その継続のために全国に放射性物質が拡散されるなどはもってのほかなのだ。

大阪市においては一度ガレキ広域処理の受け入れはほぼ断念していた。
それを強引に受け入れの方向に持ち込んだのは橋下市長だった。
大飯原発の再稼働に反対していたはずの関西広域連合が再稼働を容認したのも
橋下市長が電力不足を理由に、秋までの再稼働は仕方がないと言い出したからで、
事実としては電力は足りていて大飯原発の再稼働の必要性などどこにも無かった。

私には抗議する理由があった。大阪市には抗議される理由が充分にあった。

また、此花区民ホールにいた私たちの行動が
住民説明会の開催を妨害するものだとしても逮捕する理由にはならない。

警察は当時、機動隊を含む総勢で200名以上が現場にいて、
私たちをロビーから外へ叩き出すことは容易に出来ることだった。
そもそも、私たちは誰に制限される謂われもないロビーにいただけで、
ホールの中には入っていない。

仮に私たちが当日説明会を妨害し開催させないようにする意思があったとしても
ホールに入れていないのだから未遂ということにしかならないので、
威力業務妨害など成立するはずもないのだ。

▼私を含む3人を狙い打ちで逮捕

大阪府警公安3課は以前から
関西電力本店前で続いていた毎金曜日の抗議行動に干渉し潰そうとしていた。

あの日、彼らは逮捕する要件が整わないのにも関わらず、
以前から狙っていた私を含む3人を狙い打ちで逮捕し長期勾留した。
それが事実関係の全てである。

[注]
原本には、見出し、小見出しはついていません。
ブログ管理人がつけました。
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