“カ・ノ・ン”

映画を見た後の余韻をしたためて。。。カノンの旋律のように・・・♪

一角座 『ゲルマニウムの夜』

2005-12-20 | Movei
『一角座』:国立博物館敷地内
「ゲルマニウムの夜」(プレビュー:http://blog.goo.ne.jp/kanon_214/e/c4ff9105ff450e75696dc585d1252dd2
原作は花村萬月、監督は大森立嗣、出演は新井浩文、制作は荒戸事務所
鑑賞:2005年12月17日(初日):3回目

「ゲルマニウムの夜」は東京国際映画祭で2回見ました(^^)
なおちゃんが出るという(監督はなおちゃんのお兄ちゃん)だけで、2回も見にいったんだけど、原作の宗教観、出演の新井君の神をおも恐れない冒涜の数々、そして映像と音楽の素晴らしさに魅了されて、成り行き応援団になちゃいました!

映画を見て、感激のあまり(本当は缶バッチ欲しかったんだけど。。。)荒戸事務所にメールしたら、成り行き応援団になちゃって、監督にお花を贈ってしまいました!そうそう、一角座の前にはお花が沢山あったけど、監督の名前で贈られたのは、私のだけでした(^^)←でも、トイレの前だけど。。。

 17日は「男たちの大和YAMATO」も初日!プレミア試写会でめちゃよかったんで、初日の舞台挨拶にも行っちゃいました!銀座で8時集合?!(忘れ物したので、駅まで行ってまた戻ったので、着いたのは8時25分!)一回見たのに、また泣いて(泣きじゃくった;;)で、上野には14時には(3回目の上映は16:00)着いていたのだが、時間があるからと、ゆっくり食事をしていたら。。。(上野公園は大きすぎる!!!)

<一角座>
 上野の博物館の敷地内ということだが、しっかり地図をみていかないといけない。上野には博物館以外に科学館、美術館など沢山の建物があるし、それに広い。(駅から5分以上はかかる)
 30分前には着くつもりが(初日は混んでるはず?)お花を買い忘れて(なんせ成り行きだから)慌てて買って、早足で「一角座」に。
 科学館と博物館を間違え、聞いたり、地図を確認したりと、15分前に到着(ほー!)
花を持っていたためか、事務所の方に声掛けられて、ご挨拶受けました(恐縮!)
贈ったお花を監督さんは喜んで下さっていたとか(^^)←成り行きでも良かった!

『一角座』は見た感じ「倉庫に椅子とスクリーンがある」って雰囲気です。あまりにもシンプルで、それに壁が白く、屋根は鉄骨(?)丸出し・・・
人が沢山入っていた(120人ぐらいはOKとか?)から、寒々とは思えないけど、誰も居なかったら、ここで映画を上映するというよりは、撮影所って雰囲気に近いかもしれない! 雰囲気に似合わないのが椅子の色!(どうして緑?)あんな色の映画館は初めて見た!
15分前に入ったけど、3回目はご招待が多くて、私たちは補助椅子に(><)少しがっくりしたが、小ぶりだけど意外と座りやすく、2時間近く座っていたけど、全然痛くなかった(^^)←Iホールに比べたら雲泥の差(笑)

『一角座』は“サイレントハウス”という建物を外壁に使ったそうだ。“サイレントハウス”というのは地下鉄工事の時に地上部を囲う建物らしい。ということは、中の音は完全にシャットアウトされている(はず?)←外からは全く聞こえなかった(様な気がした?)
建築計算も楽にできるから、“サイレントハウス”を見つけた時には感激しただろうと山本政志監督がコメントを寄せていた。私は、博物館の敷地で作ることに一種のステータスの表れと「国立だから土地の賃貸料はめちゃ安いのではないか?」なんて、下世話なことを考えてしまった(笑)

「ゲルマニウムの夜」の為に建てられた『一角座』なんと、贅沢なことだろうう!
コンサートやいろいろなイベントも用意されているとはいうが、暫くは「ゲルマニウムの夜」だけが独占上映される!!! 
 『一角座』は「映画を楽しむというより、映画を真剣に見る」といった方が相応しい。繁華街ではなく、大きな公園の中にぽつんと建ってる。繁華街には遠く(歩いて5分ぐらいだが。。。)周りにはコンビニすらもない。それに、トイレは建物の外!(綺麗な簡易トイレ!←ややビックリ!)雨の日には傘を持ってトイレに行かなければ、濡れると思う?
 
「映画を楽しんでもらうために、映像&音響を工夫した」という。映画祭で(会場は六本木シネコン)2回見たが、音響と映像は(トイレは除いて!)『一角座』が勝っていた(^^)
映画の中で太鼓(?)の響きが心を打ったが、2回も見たのに気がつかなかったし、雪が深々と降るシーン(素晴らしい!)で、本当に雪が頭から降り注いでいるように思いb、部屋は寒くないのに冷たいものを感じた!
映画を見てるといつも映画の世界に入り込むが、『一角座』がそれをより強く閉じ込めてしまう気がした。

<初日舞台挨拶>
 新井浩文さん、広田レオナさん、早良めぐみさん、木村啓太さん、大森監督と総勢5人の豪華な舞台挨拶!!! なんでも、行ったのが3回目の上映でしたが、広田さんと木村さんはこのときのみだそで、めちゃラッキー!でした

 新井さんは「映画がんばったし、いい出来だと思う。皆に宣伝してまた見に来て欲しい」
 広田さんは「肺炎になるし、新井君が抱きついたお陰で胸の骨の骨折、また、めちゃ寒かった」と映画よりも、苦労話。。。
 早良さんは、「新人の自分が一生懸命頑張った」と。(その通り!)
 木村君は「突然、舞台挨拶に出たんで、何も考えてなかった。次回の舞台挨拶の時にはきちんと考える」と。(場内大笑い!)
 大森監督は「一角座で上映できるのが嬉しい」と(あとは忘れた←笑)
最後に、新井君がマイクを持って、木村君に「誰が1番好き?」って。
木村君あわてて「妻夫木さんが好きだったけど、今は新井さん・・・」と無理やり?言わされていました(^^)
 
 制作側は「なにを考えているのか?」土日は「ゲストによる舞台挨拶&サイン会」があり、大森監督、早良さん、新井君と3人のサイン会になりました!
制作側の意図が見えて???「サインはプログラムを買われた方のみ!」と
やっぱ、考えていました(笑)
もち、購入してサインを頂きました(^^)ついでに(←いろいろある?)花束を持っていっていたので、もち監督に。新井君と広田さん用に友人とクリスマスバージョンのお花を持っていったんですが、新井君はいらしたので差し上げられたけど、広田さんはお帰りになられました(友人が残念がっていた;;)

 新井君はブルーの帽子にかなりカジュアルな服装(舞台挨拶向きじゃないぞ!)
 広田さんは、あえていうならプードルスタイル(?)首、手首、足首にファーが付いている???(全身黒)黒のストッキングで、めちゃ細い足!小柄で華奢な雰囲気!新井君に押し倒されたらそら肋骨も骨折するだろう。。。
 早良さんは真っ白なブラウスの胸の真ん中に赤い大きなお花がきれい!(舞台挨拶はこうじゃないとね。。。)
 木村君は白の上下(はっきり覚えてないけど。。。)
 監督は黒っぽい普通の服装(だいだい監督ってこんなふう?)でも、そこらのあぶないお兄ちゃんって雰囲気(?)←私だけでなく友人も(監督が気に入ったといってたけど?)同じ感想(笑)

 サイン会で新井君にサインを貰った折、「28日の映画祭で『僕の演技が良かったら思いっきり拍手してください』とおしゃったから、拍手したら、指輪で血豆が出来ましたよ」って言ったら、(このこと新井君のファンが運営しているBBS書き込みしたんです!)新井君が「それ、読みましたよ」って。特別ふぁんじゃないけど、ファンになろうかと。。。(おいおい、これ以上増やしたら破産↓)

素晴らしい音響と映像の『一角座』映画を見る以外に、博物館の入場券も付いている(だから、少し高い!) 今度は博物館を見てから『一角座』に行こうと思う

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2 コメント

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一角座 (現象)
2006-01-01 00:29:51
はじめまして。新年早々コメント&TB失礼させていただきます。

駅から何気に遠い映画館ですね。

佇まいは素敵ですが、僕も遅れそうになりました。

音響と映像は六本木シネコンより上ですか!

六本木のほうは行ったことがないので分からないのですが、

それはすごいですねぇ。

一角座には永続的に良い作品を上映してほしいです。
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TB&コメントありがとうございました (kanon)
2006-01-02 01:24:58
★現象さま



始めましてTB&コメント有難うございました!



>音響と映像は六本木シネコンより上ですか!

私はそう思いましたが、いかがでしたか?



>一角座には永続的に良い作品を上映してほしいです

私もそう思いますけど、半年で打ち切りだと思います。コンサートや上映会などイベントがあるそうなので、また、行ってみてくださいね
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