“カ・ノ・ン”

映画を見た後の余韻をしたためて。。。カノンの旋律のように・・・♪

「カナリア」

2005-03-31 | Movei
監督:塩田明彦
出演:石田法嗣、谷村美月、西島秀俊、甲田益也
公開:2005年3月
鑑賞:2005年3月26日

<Story>
 無差別テロ事件を起こしたオカルト集団:《ニルヴァーナ》から児童相談所に保護された光一(石田法嗣)は反抗的な態度から祖父に引き取りを拒否された。しかし、妹の朝子は幼いとうことで祖父が引き取った。妹と母と3人で暮らしたいという光一は児童相談所を逃げ出す。
逃げ出す途中でゆき(谷村美月)と出会う。ゆきは父と二人暮し、幸せとはいえない生活であった。ゆきは光一と一緒に光と一の妹(朝子)を連れ戻しに、光一の祖父が住んでいるという東京に京都からお金もないまま行こうとする。
途中でレズ(りょう&つぐみ)に出会い、食事をご馳走になったりとやっと祖父の家にたどり着くが、祖父はどこかに引っ越していた。
 お金もなく途方にくれる光一とゆき、偶然は凄い(?)オカルト集団で教育係りをしていた伊沢に出会う。伊沢の周りではオカルト集団を脱退した人たちが静かに暮らしていた。
あるとき、伊沢の下に失踪したオカルト集団の幹部がやってきた。しかし、光一の母の居場所は知らないというが。。。
また、祖父の居所も分かり、朝子を連れ戻しに行った光一は。。。

kanonの評価:♪♪♪(♪:1点)

 以前社会現象にまでなったあるオカルト集団を参考に作った映画のようである。「カナリア」当タイトルは、あるオカルト集団に突入する際に、警察官が持っていた「カナリア」であろうと思う。あのシーンはTVで大々的に放映されて、重装備した警察官たちと、カナリアの鳥かごがあまりのもちぐはぐで、印象に残っていた。
 子役の谷村美月の演技にびっくりした。見た感じごく普通の小学生のようだが、あるときは妖艶な女、あるときは母性一杯の母親、ある時は無邪気な女の子といくつもの顔を見せてくれた。
また、伊沢を演じた西島秀俊にこの映画は救われた気がする。彼の押し付けで無い優しさが暗い題材の映画をほっとさせていた。

<Comment>
 どうもオカルトは苦手なので躊躇したかったが、見てよかった! やはり嫌なオカルト集団風景画あり、以前TVで本物(?)の修行風景を見たことがあっただけに、気持悪くなった
 宗教はその人の心の問題だけに一言では片付けられない。

 映画自体はごく普通かなって感じだけど、谷村美月さんや西島秀俊さんの演技が見れて面白かった。
ただ、同じ男の子が主役というだけなのだが、どうも「誰も知らない」と自分の中でかぶってしまう。 あまりにも石田法嗣くんと柳楽優弥くんを比べてしまって。。。 どちらも辛い話だし、なんとなく「カナリア」のほうが、少しは救われる(?)かなって思うんだけど。。。
やっぱ「誰も知らない」は素晴らしかっただけに、自分の中では二番煎じの気分が抜け切れなかった

『LOVE LETTERS』 ②

2005-03-31 | Theater
朗読劇 2005年3月30日 於:パルコ劇場
作:ARガーニー
訳:青井陽治
出演:池内博之、鈴木砂羽

<Story> (3月28日の『LOVE LETTERS』①からの続き。。。)

 アンディ(池内博之)とメディサ(鈴木砂羽)は40年以上経って、愛をはぐくみはじめる。
しかし、アンディは上院議員で既婚者、妻からの疑惑やマスコミにさらせれて、アンディは自分の地位を守るために、メディサと分かれる決心をする。。。

 唯一の理解者であった愛するアンディを失ったメディサはアルコールに溺れ、鬱病が再燃し保養所に入る。メディサの母は「メディサはオズの国に行ってしまった」とアンディに知らせる。それを聞いて、アンディはメディサに合いに行こうとするが、メディサは「太って惨めで、自分自身を見失っている私を見ないで欲しい」とアンディに手紙を書く。しかし、それでもアンディはメディサに会いに行こうとする。それを拒もうと、メディサは。。。
 
 メディサの葬儀のあと、アンディはメディサの母に手紙を書く。メディサに宛てるがごとく。。。
「メディサを心から愛していた」と「今まで本当に愛したのはメディサただ一人だけであった」と。
舞台のライトがだんだん暗くなり 「さようなら・・・」 と朗読劇が終了する。
  
<Comment>
 なおちゃんのアンディが私にとってはめちゃくちゃ消化不良でした(++)
本当は、若い俳優カップルの『LOVE LETTERS』を見たから、今度は年配カップルの『LOVE LETTERS』を見たいと思っていたが、たまたま、友人が30日にチケットを買ったが、行けそうも無いというのでチケットを譲ってもらった。

本当に行ってよかった(^^)「鈴木砂羽さんは色っぽくって演技力もあり、「隣の男」でなおちゃんとお芝居をなさるから、「見ておく価値もあるかな?」って思ったけど。。。池内さんは、正直あまり好みではなく、演技もそこそこって思っていた(**)
やー、しかし、うそ・・・! 池内さんが、こんなに感情移入の上手い役者さんだとは知らなかった(;;)
 
 1部で池内さんはベージュのスーツに白のYシャツ(ノーネクタイ)、おまけに頭は七三に分けてる! 鈴木さんは白に緑の花柄(?)のノースリーブのワンピース!
 池内さんはよく通るやや高い声で「誠実で頭の良いアンディ」をはつらつと演じている!本当に目の前にアンディが居るように。。。
もち、鈴木さんは可愛くってわがままなメディサを。。。

 2部では池内さんは黒のYシャツ(前を少し開けて)、鈴木さんはベージュの細かい花柄(?)のアンテークぽいワンピース!
 池内さんは年配を演じるためか、やや声のトーンが低くなって。。。ロマンスグレーの紳士が目の前に居るみたい! 鈴木さんは年齢に近いせいか、思いっきり翻弄発揮! 
 別れ話になったころから鈴木さんは涙ぐみ始めて。。。(;;)と思ったら・・・
池内さんの目が変? 4列目だけど、視力はそこまでよくないから、でも変???
 メディサが亡くなって、お悔やみのお手紙を朗読しなければいいけないはずなのに、池内さん、朗読しない。。。随分、間が長い・・・と、突然、池内さんズボンのポケットからハンケチを取り出し、右手で涙をぬぐって(鼻水も) やっと、ラストのクライマックス。。。
池内さん 泣きながら、お手紙読み始めて、途中で声につまり・・・(;;)
 会場全体が泣いていました。。。

【凄い人】②
 篠原監督に会いました!もち、喫煙コーナーで。。。(^~^)名前の知らない若い女優さんに話しかけて「めちゃ緊張するね。僕は映画でもじっとしてられないんだよ。休憩は絶対必要だね」と。 相変わらずダンボでいると。。。
 向こうから可愛い男の子が。。。やー!成宮くんですよ! 大きな目でめちゃ可愛い! (声が小さいので何話してるか不明?)意外と小さいね(?)
 あと一人!「アイデン・ティティ」の麻生久美子さんも。。。彼女はめちゃ綺麗! 本当にビックリするよ!「アイデン・ティティ」のエキストラで参加していた知人が「めちゃ小さい顔で綺麗だったよ」って言ってたけど、本当に綺麗! ごく普通(素人にはそう見えるが。。。)の黒の服装だが、あまりにも綺麗でめだちゃう!(寺島さんとは。。。ごめん!)
 と 今日も プラスの喜びでした}


【kanonの感想】
 アンディの消化不良を直すために見に来たのに、同じ脚本なのに、なおちゃんたちと全く違った「アンディ&メディサ」を見ました! 
『LOVE LETTERS』は1990年から13回もの公演をしており、いろんなカップルが「アンディ&メディサ」を演じたそうです。以前から『LOVE LETTERS』のことは知っていたけど、「わざわざ朗読劇なんか見に行く気がしない」と思っていただけに、なおちゃんのお陰で素晴らしいものに出会えて感激ひとしおです(;;)
 来年はいけなかった友人と一緒に行こうと約束しています。どんな役者さんが、「自分たちの『LOVE LETTERS』」を演じるのでしょうか? とっても楽しみです

『LOVE LETTERS』 ①

2005-03-29 | Theater
朗読劇 2005年3月28日 於:パルコ劇場
作:ARガーニー
訳:青井陽治
出演:大森南朋、伊藤 歩

<Story>
 アンディとメディサが10代から50代になるまでに送った書簡の物語。
アンディ(大森南朋)とメディサ(伊藤歩)は幼馴染。アンディは両親弟と暮らしており、裕福であたたかな家庭である。メディサはアンディよりお金持ちだが、アル中の母と二人暮し、誠実で間真面目なアンディに比べ、メディサは活発で元気一杯。アンディがメディサの母にメディサに会いに行くと手紙を書くことからこの物語は始まる。互いに寄宿舎に入るが、メディサは活発すぎて転校、一方アンディは誠実な優等生で卒業する。互いに小さな恋をしたり、学生生活のことを書いたりと書簡は続く。
 アンディは法科大学に進学しメディサは美大に進学する。卒業後、アンディは海軍に入り、メディサはイタリアに絵の勉強に行く。アンディは各国の港からメディサに手紙を送る。日本に寄港したアンディは日本女性と恋に落ち、結婚するとメデッサはアンディの母からく。それを聞いてメディサはヨーロッパで結婚してしまう。一方結婚すると思われていたアンディは一人でアメリカに戻る。
アンディはハーバードの法科大学院に進学し、裁判所に勤務の後、ミューヨークの有名な弁護士事務所の弁護士になる。メデッサは女の子を二人生み、絵の個展は成功を収めるが、夫婦の関係がうまくいかず、保養所で体を休め日々が続く。
アンディも結婚し3人の男の子と誰もが羨む生活をしている。アンディは政治活動を行い上院議員に選ばれた。メディサは離婚したが、二人の子供は夫が引き取り、一人寂しい暮らしをしている。
疲れ果てたメディサに残るのはとアンデイの愛のみ、二人はは互いに愛し合うが。。。
 
(続きは『LOVE LETTERS』②で。。。) 

<Comment>
【なおちゃん】
全身やっぱり黒!黒のジャケットに、黒のパンツ、黒のブーツ(金具つき)、ダークグレーのTシャツ(白の英文?)、シルバーのネックレス。もち指輪も。 ヘアーは黒で短め!

【伊藤歩さん】
白のフレンチスリーブの上下のスーツ(スカートがひらひら)、髪がくるくるで長め、右に白い花の髪飾り。白のサンダル(生足!)

【二人の表情】
なおちゃん:足を組んでずーと座ってる。伊藤さんが読んでいる時は、手を顔にあてたり、ジーとはしていない。2部に分かれたいたのが、1部は学生時代でつまらなかったのか? なおちゃん8回もかんでたよ(練習しろよ!)
それに比べ伊藤さんはきちんと座って、まるでお芝居をしてるように感情を込めて朗読してる。
 2部は仕事を初めて互いに愛し合う過程だからが、伊藤さんは感情的になって涙を流して。。。さすが、大森南朋、伊藤さんを気遣う(補う)ように、本当にアンディになったように堂々と朗読できてる(かんだけど、全然気にならなかった。。。)

【寺島しのぶさん】
劇場にいらしてました。年配の男性とご一緒に、喫煙所で立ち話(しのぶさんは喫煙してません)
なおちゃんのことに触れて「なおちゃん、お稽古してない!」「退屈してる」
伊藤さんには「伊藤ちゃん頑張ってるわ」と、また映画監督さんと挨拶もなさっていました。
随分カジュアルな服装で、お化粧も普通。私は気づいたけど他の人は分からなかったみたい。
「ヴァイブレータ」の原作の赤坂真理さんもいらしていて、しのぶさん赤坂さんに「いらしゃると思っていたわ」と。お二人の会話は少し離れていたので聞こえず。

【kanonの感想】
 丁寧なご挨拶から始まったんだけど、なおちゃん、正直「やるきあるの?」って感じで始まったんでです。それに比べ伊藤さんは言葉に感情がこもり、本当にお芝居聞いてるようで。。。
なおちゃん、棒読みとは言わないまでも、「これは酷い」って。以前ラジオで朗読劇聞いたんだけど、めちゃ良かったんですね。こんなのもう!って感じだったんだけど。。。1部の終わりぐらいになったら、少しは感情も入って、まあまあかな?って。。。
 だから、どうころんだのか? 2部のなおちゃん、めちゃ感情こもって、伊藤さんが泣き出すら、なおちゃん「守ってあげないと。。。」ってナイトの気分なのか? 本当にラヴシーンっていうのがあったからかしら(おいおい!)そこから俄然張り切って。。。
伊藤さんの感情のこもった演技でグーとしまって。。。最後はなおちゃんの朗読で終わったんだけど、ほっとされて、、、
そうそう、なおちゃん、1部おわったとき「しくじった?」みたいな表情で戻ったんだけど、2部終了では、伊藤さんを「お先にどうぞ!」と紳士のように先に行かせて、ゆとりでした!

 私としては生なおちゃんを見れて、声を聞いて、伊藤さんがいとおしく、素晴らしい脚本でよかった(^^)
& しのぶさんに会えたこと! これは奇跡でしたね

ドロップ・シネマ・パーティー (大森南朋&篠原監督トークショー)

2005-03-27 | Weblog
2005年3月24日 テアトル新宿にて:

★「なおちゃん&篠原監督のトークショー」

ENBUゼミナールの学生さんの作品放映「ドロップ・シネマ・パーティー」で
「篠原哲雄監督&大森南朋トークショー」を友人と早くから並んで一番前で拝見しました(^~)

HPにはお二人の名前しかまかったんですが、舞台には4つ椅子があって。。。。
「ほかには誰が???」と思ったら。。。
板谷由夏(「欲望」)さんと豊島監督がいらしゃって、4人で楽しいトークショーを
聞かせていただきました。

<なおちゃんのスタイル>
 黒のハンチング帽(「天然のカオス」と同じ?)、黒の綿ジャケット(?)、黒のTシャツ、黒のスラックス、黒の靴と全身黒ずくめ。
それに、シルバーのネックレス(十字架?)、右薬指には大きなシルバーのリング、左中指には右手よりは小ぶりのシルバーリング。黒ずくめにシルバーが光って、めちゃかっこいい!(相変わらず素敵!)

<板谷由夏さん>
白に黒の大きな花柄(?)の入ったスカート&ブラウスに黒のカーデガン(?)を羽織って。。。
スタイル抜群で、とってもお綺麗です!

<篠原監督&豊原監督>
二人ともキャメル色の服着ていたような?(一番前だったけど覚えてない。。。)

≪トーク内容≫
 豊原監督が進行役で、ENBUゼミを篠原監督&豊原監督がなさってるとのこと。
なおちゃん&板谷さんは篠原監督の「欲望」つながりとか?

 「深呼吸の必要」と「欲望」は、篠原監督が俳優さんに要求したものが違う。「深呼吸の必要」では俳優さんをわりと自由にさせていたけど、「欲望」はしっかり構えてやってもらった!とのこと。なおちゃんは「両方経験できたからよかった」って。。。
 篠原監督は、昨年「深呼吸の必要」や「天国の本屋」など、”ソフト路線”を監督したが、今年は“エロ路線”で行くそうだ。なんでも以前にAVを3本とったことがあり、「日活ロマンポルノがあればぜひやりたい」とおしゃっていました。

<欲望について>
 今年秋公開!(まだ、具体的に場所はきまってはいない)
R-18指定(かなり エロチックらしい?)
 監督がなおちゃんに「今回は前張りなしでいってもらう」といったそうで、なおちゃんも「いいですよ」と答えたそうである。板谷さんもそれがかなり大変だったみたいだ! 出来上がったものの板谷さんとの絡みはすごいものらしい??? 二人とも他人とは思えず「遠い親戚」という間柄になったそうである!

<映画を志す人へのエッセージ>
板谷さん:人との出会いを大切にしてほしい。自分が選んだんだから結果が悪くても自分のもの。
なおちゃん:板谷さんと同じで、俳優を目指していたわけではなく、出会いで俳優になったようなもの。。。先輩に酒に誘われたら、借金しても行くように、縁が見つかるかもしれない。

<kanonの感想>
 進行役の豊原監督が上手にまとめていたが、篠原監督はめちゃうれしいのか、一生懸命映画のことや「カットの出し方」を細かく説明されていた。

 完全にミーハー(自分ではミーハーではないと思っているのだが。。。?)な疑問!
監督さんへ 『前張りありとなしとではどう違うの?』」ないほうが恥ずかしいのでは???
逆に真剣になれるのかしら? 公開日には疑問が解けるかしら???

 なおちゃんは、ほとんど聞き役の雰囲気!必要最低限しか話さないし、いつも話しての話を聞いてしっかり受け止め、考えている様子だった!
「天然のカオス」の時は、恥ずかしそうだが、楽屋話のようにいつもにこにこしながら話していたのとずいぶん対照的なイメージを受けた。
友人によると「『天然のカオス』は気の置けない人たちと一緒だったんで、うれしくて話していたのでは? 何度か見たけど「いつもあまり話さない」逆に『天然のカオス』がしゃべりすぎているほどだ」と(?)
 たのしくおしゃべりするなおちゃんもいいけど、寡黙ななおちゃんもまたよい!
要するに「どんななちゃんでもいいの」

「Perfect Blue 夢なら醒めて・・・」

2005-03-24 | Movei
監督:サトウトシキ
出演:前田綾花/大森南朋
   戸田昌宏/渡辺真起子
原作:竹内義和
製作:2002年
鑑賞:2004年7月(DVDで)、
   2005年3月CS(日本映画専門チャンネル)

<Story>
  新人アイドル:アイ(前田綾花)をデビュー前から応援しているコンビニの店員:堀部利彦(大森南朋)はアイのポスターを毎日見ながら、誠実に働いていた。
 アイのマネージャー(戸田昌宏)は「アイの魅力は純粋!」と仕事を選びながらプロモーションしている。自殺したアイの親友がアイのために作ったという『夢なら醒めて。。。』のレコーデングをはじめた。アイの新曲『夢なら醒めて・・・』にはある物語が隠されていたが。。。

 利彦の働くコンビニの近くに、アイが越してくる。ある日、アイはコンビニにやって来た。ビックリした利彦であるが、自分がアイのファンであることを話す。アイは初めて出会った「利彦:自分のファン」に親近感を抱きはじめる。
 利彦は憧れのアイに「<究極の愛>はその人の人生を生きる事」と話す。利彦はアイが幼い時に出会い、その時から「アイの人生を生きる」と決めた。アイのストーカーでもない(?)のに、アイと同じ部屋を再現し、同じ感じを意味わうことが出来ていた???
一方、その頃から利彦は体毛が抜け、体に異変を感じ始めていた・・・。「アイへの変身?」が現れる。あたかもカフカの『変身』のように。。。

kanonの評価:♪♪♪(♪:1点)

サイコ・サスペンス・アニメ「PERFECT BLUE」の原作「夢なら醒めて・・・・・・」を、スタイリッシュな映像で異彩を放つ “ピンク四天王”の一人、サトウトシキ監督が実写で映画化。“愛する人の身体を人生を奪うこと”という<究極の愛>を描き、全国縦断レイトショー公開されて 人気を博した。

<Comment>
はっきり言って『暗い!』
現実には考えられないが、“愛する人の身体を人生を奪うこと”とは「心の中での憧れ」としては考えられなくでないが、ここまでいくと<究極>すぎでやっぱり受け入れにくい!
 また、大森さんも言っていたが『夢なら醒めて・・・』ってアイドルが歌うには暗すぎる(><)
サイコとしては「変身」がどうも理解できないが、サスペンスとして結構面白かった!

 ただ、役柄か?それとも新人だからかも知れないが、前田綾花さんもう少し演技どうにかならないかと。。。どうも、台詞が棒読みで気になった(**)
 アイのマネージャーの戸田昌宏さん、「ヴァイブレータ」のホテトルのSM客をなさっていたんだけどあの時はめちゃ変体でした(笑)今回は結構まじめな役(?)で、上手いから映画もしまっていました。
 大森さん目当てでみたんですけど、あまりにもまじめな好青年のストーカー(?)なんでよけいに怖いです(笑)
シャワーシーンがしっかり。。。(←これには最後に意味が分かる)
お尻からグーとカメラアングルが。。。(ご馳走様でした!)

「DEMONLOVER」 (仏映画)

2005-03-24 | Movei
監督:オリヴィエ・アサイヤス
出演:コニー・ニルセン、、ジーナ・ガージョン、
   シャルウ・ベルリンク、大森南朋、山崎直子
製作:2002年
公開:2005年3月12日
鑑賞:2005年3月12日

<Story>
 フランスの世界的な大企業「ヴォルフ・グループ」は3Dポルノグラフイックの革命と呼ばれる日本企業「東京アニメ社」の買収計画を進めていた。その「ヴォルフ・グループ」ではリーダーのカレン、サブリーダーのディアーヌ(コニー・ニルセン)、補佐のエリース(クロエ・セヴィーニ)らが買収の担当をしていた。
 「東京アニメ社」との交渉後、フランスに帰る飛行機の中でディアーヌはカレンに睡眠薬入りの水を飲ませる。空港に到着した直後、カレンは二人の男に拉致されてしまう。ディアーヌは「ヴォルフ・グループ」の社長のお気に入りであったため、「東京アニメ社」との交渉のリーダーになる。
 「ヴォルフ・グループ」は「東京アニメ社」と交渉を進める一方で、「ヴォルフ・グループ」の新しいWebサイトの独占権を「マガトニック社」とが「デーモンラヴァー社」水面下で争っていた。
「マガトニック社」は「デーモンラヴァー社」の権利獲得を阻止するために、産業スパイとしてディアーヌを雇い、「ヴォルフ・グループ」に潜入させていた。実は「ヴォルフ・グループ」と「デーモンラヴァー社」には強いパイプがあった。しかし、「デーモンラヴァー社」は裏で違法ポルノサイトなど数々の裏事業を手がけており、それが公になると「ヴォルフ・グループ」との関係を失ってしまうのである。そのことを恐れる「デーモンラヴァー社」もまた「ヴォルフ・グループ」にスパイを送り込んでいた。。。

kanonの評価:♪(♪:1点)

フランス映画ではあるが、俗に言う「フランス映画」ぽい雰囲気はない。また、Webサイトに流れるポルノアニメーションが、いろんな画面でじゃんじゃん出てくる。
 ちなみに大森南朋は「東京アニメ社」の社長役、日本に交渉に来る時に「東京アニメ社」でアニメの紹介と接待(クラブ?)だけ出てくる。
 アニメーションやポルノサイトに興味ある方なら楽しいかもしれない。

<Comment>
 子供の頃からフランス映画は見慣れていたし、最近よくフランス映画を見ることもあるので、フランス映画自体は慣れているつもりであった。 しかし、この映画は俗に言う「フランス映画は一線を画しているため、単に「言葉がフランス語である映画」と言える。
 また、ストーリに直接関係ない(ラストには関係が。。。)アニメーションやポルノグラフティがちょくちょく出てきて、画面がチカチカしているのが、気になる。
 アニメーション(ポルノ)とサスペンスのコラボレーションを描いているつもりであろうが、あまりににもバラバラ過ぎる。耳慣れないフランス語やストーリーを追うのに夢中で、頻繁に画面が変化するアニメーションは目がチカチカして疲れてしまう。

 大森さんが出ているというから見たのだが、ほんの少し(><)
大きい会社の社長さんで、耳にイヤリング(社長らしくはないけど。。。)や、お洒落なスーツがかっこよかった(^^)
 日本でのレンタカーがリンカーンなんて(?)フランスのセレブの生活はめちゃ凄いことが分かった!

「新・痴漢日記 2」

2005-03-23 | Movei
監督:安藤尋
出演:秋桜子、松島亮太、大森南朋、魔赤兒
製作:1999年9月(東映ビデオ)
鑑賞:2004年7月(ビデオで)

<Story>
「新・痴漢日記1」の続編。都内の下宿屋が舞台。今回の大家は大森さんのパパ(魔赤兒)!
あとの出演者は同じ。。。

下宿人の痴漢:アップル(松島亮太)は痴漢の腕が上がるように「イメクラ」で痴漢のトレーニング。子持ちのイメクラ嬢(秋桜子)にほのかな恋心を抱いてる。イメクラ嬢は保育園に赤ちゃんを預けて元旦那の借金を返すために、働いていた。保育園にイメクラで働いていることがバレで、赤ちゃんを預けるところが無くなった。それを知ったアップルは下宿で預かることにした。
 大人ばかりの下宿に赤ちゃんが来て、住人たちは大騒ぎ! そこに元旦那が現れ。。。

kanonの評価:♪♪(♪:1点)

「新・痴漢日記1」と同じように、不器用で純情な青年の純愛物語である。主演の秋桜子はアラキーの秘蔵っ子! 「1」と違って「サービスカット」が多いのは秋桜子が出てるからであろう。
また、「1」では大家が蛍雪太郎であったが、今回は魔赤兒で、大森南朋の親子共演が見れる。
ちなみにブログの写真は魔赤兒である。(パッケージに大森南朋の写真は無かった)

<Comment>
「1」と違って「2」は大森さんはただの下宿人で、出演も少ないが、魔赤兒さんとの親子共演が楽しめた。流石に魔赤兒は存在感があって、居るだけで凄みがある。魔赤兒さんが赤ちゃんのために「オムツやミルク&おしゃぶり」など買い込んで来る姿がめちゃ可愛い! あの凄みの顔と両手一杯のミルクやオムツ、ただ持っているだけなのに大笑い。
あと、本当の親子共演は「お風呂での覗き?」なおちゃんが秋桜子さんや女性人がお風呂に入っているところを覗こうと風呂場に入ってくる。そこで魔赤兒さんと鉢合わせ! 魔赤兒さんにとがめられた大森さんが恥ずかしそうに出て行くところが可愛い

ただ、「1」に比べ「2」はサービスカットが多すぎて、、、
相変わらず、心優しい痴漢たちが織り成す、人情話はほろりとさせてくれる

「新・痴漢日記1」

2005-03-22 | Movei
監督:富岡忠文
出演:栗林知美、大森南朋、蛍雪太郎、田口トモロヲ
製作:1999年5月(東映ビデオ)ビデオ発売のみ!
上映:2005年3月17日「天然のカオス」~大森南朋~(初めての劇場上映)
鑑賞:2004年7月(ビデオで)
   2005年3月17日「天然のカオス」~大森南朋~

<Story>
都内の下宿屋が舞台。そこの下宿人は大家(蛍雪太郎)も含め全員痴漢(痴女一人)である。
彼らたちが活躍するのはいつも電車の中、痴漢をしている下宿人のアップル(浪人生)が財布を掏られた。
 ゴン(大森南朋)は下宿人たちと犯人を捕まえるために、電車で痴漢をすることにした。ゴンはスリ常習者の沙耶(栗林知美)を捕まえることに成功する。沙耶に一目ぼれしたゴンは沙耶が勤めている学校まで着いていき、沙耶の仕事が終わるまで待ち伏せる。ストーカーまがいのゴンに沙耶が怒ると「け・け・結婚してください」と。。。沙耶がお酒を誘ったら「いい店知ってる」と沙耶を連れて行くが、そこは自分がバイトしているスナックであり、バーテンダーと客でデート(?)になる(笑)そんなゴンをバカにして「今度会ってくれる」というゴンに「二度会わないわ」と沙耶は店を出る。

 ある日、バイトをしているゴンに電話が掛かり、スリをした沙耶を迎えに警察に出向く。沙耶に誘われるまま沙耶のアパートに行く。一人暮らしの沙耶のアパートには小さなキーボードが置いてある。音大を出てジャズ演奏で生活したかったが、不倫で仕事も夢も亡くなったと10個ぐらいあるケーキをもさぼる沙耶。沙耶は「食べ吐き」だった。
 ゴンの夢は「マッケンリーなど世界の山を制覇」すること、あるビルの屋上に「山登りに行こう」沙耶を誘う。夢も仕事もなくした沙耶に「夢は一つづつ、取り戻せばいいじゃないか?」と。。。
ゴンの優しさに心打たれ、二人は。。。

たまたまゴンのバイト先のスナックで、ジャズピアニストを探して入ることを知り、沙耶が面接に行く。そこで、沙耶はマスター(田口トモロヲ)と再会する。そのマスターが沙耶の不倫相手と知ったゴンは。。。

kanonの評価:♪♪♪♪♪(♪:1点)

この映画はビデオ専門で販売され、今回「天然のカオス」~大森南朋~で初めて劇場公開されました。
痴漢がメインでAV扱いのため、そこを強調してしまいがちだが、切ない恋愛映画である。
大森さんは一途に女性を思う不器用で頼りない純情な青年を好感度一杯に演じている。

<Comment>
 AVのパッケージは流石に凄くって、裏に大森さんが写ってる写真がこれ一つ(@@)、これをブログで入れたら、“カ・ノ・ン”はAVブログに思われたりして(汗・汗。。。)
 大森さんの頼りない純情な青年はジャケットの着方で直ぐにわかります。だってわざと上着をだぼっと着たり、袖をつまんできてみたり。。。と! 思わず「可愛い!」って雰囲気が伝わってくきます。
また、「山登り」と称し、都会のビルの屋上で星を見ながら「夢はまた、一つづつ取り戻せばいいじゃないか」って、思わずうるうる
 沙耶の「食べ吐き」も思わず、「ヴァイブレータ」を思い出し。。。

 心優しい痴漢の下宿人たちが芸達者でこれまたいい。痴漢は趣味(生活)だが、相手を幸せにする痴漢(「そんなのいるわけない」と突っ込みいれたいけど。。。)が、人情話のようにこころ優しくしてくれる。
 大森南朋ふぁんは必見!の一本である(^@^)

★痴漢日記
「新・痴漢日記」を借りようとビデオ屋に行った。(あのブースには入りにくい**)探しても見つからず、勇気を出して店員に探してもらったら。。。
間違えて「痴漢日記」を持ってきたみたいだった(><)店員が「確認にてください」って言うんだけど、(主役の名前本当は確認したかったが。。。)恥ずかしくて「これです」とレンタルしたのは良かったんだが。。。
いくら見ても大森さんは出てこない。。。当たり前!「新」がつくのとないとでは大違い

「天然のカオス」~大森南朋~⑥

2005-03-19 | Weblog
「ヴィブレータ」2005.3.18
★なおちゃん 現る!!!

 今日は「天然のカオス」の最終日にふさわしい映画「ヴァイブレータ」です。
なんと!「なおちゃんが 最後の挨拶に来てくださったんです(@^@)
なおちゃん:黒いハンチング帽(16日と一緒?)、赤茶色の別珍のジャケット(「ヴァイブレータ」DVDの得点映像に入ってるジャケット?)、黒のハイネックのセーター、黒のスラックス(膝に20cmぐらいのベルトが付いてスラックスが繋がってる?)←なおちゃん動きにくそう(^:^)
16日はあまりにもカジュアル過ぎて。。。それにメガネ掛けていて、お顔がよく見えなかったけど、今日はメガネないから、じっくりお顔が拝見できました(^^+)
今日はめちゃくちゃカッコイイ

なおちゃん:「今日は最後なんで来いって言われたから来た。(一同、笑)
      「『ヴァイブレータ』ですか?(少し間があって・・・」
      「楽しんでいってください」

これだけなんだけど。。。めちゃくちゃ得した気分(^^)
お客さんの入りは8割ぐらいかなぁ!もったいない(**)
映画は皆さんご存知なんで・・・このブログの「Movie」の一番最初に感想書いてます(^^;)
映画は3回映画館で見て、DVDが出るまで単行本がぐちゃぐちゃになるくらいまで読んで、DVDも数えられないくらいくらい読んだけど。。。
やっぱり、劇場で見る「バイヴレータ」は最高でした

「天然のカオス」~大森南朋~⑤

2005-03-18 | Weblog
「新・痴漢日記」 2005-03-17
 今日はAVの「新痴漢日記」の日です!
この映画はビデオ販売だけで劇場公開されていない映画です! 大森さんの映画では人気はあるものの、レンタルがななく、販売もほとんどないみたいです。 だから この映画が劇場公開される機会はこれからもほとんどないと思います!
そのためでしょうか?立見もでる盛況ぶりでした(^O^)
私もなおちゃんの数有る映画の中では、二番目(「ヴァイブレータ」の次)に好きな映画です!

AVとは仮の姿と言えるほど「可愛い恋物語」です。
やっぱりなおちゃんが めちゃくちゃ可愛いですね(^O^)/
よくまあ?あんなに純情可憐(?)な青年を演じられること。。。(笑)

昨日、33歳の大森南朋さんに会いましたが「六年前はこんなに純情だったのに、あんなになっちゃって!」なんて 思わず口からこぼれそうでした(笑)

明日は「天然のカオス」の最終日!最終日に相応しく、「ヴァイブレータ」が上映されます。
週末で最終日で「ヴァイブレータ」と来たら 立見も増えるでしょうね(^O^)/
仕事は適当で明日に備えなきゃ!
ちなみに今日は寝坊して遅刻寸前でした(>_<)

★富岡監督来る!

昨日の「新・痴漢日記」に富岡監督が来られていました。
座布団もって床での鑑賞。つつましやか。。。
映画が終了後、大きな拍手が・・・監督、「にやっ!」
劇場公開は初めてなので、監督も映画館で見たかったのかな?
富岡監督はジーンの上下にお帽子、中年ぐらいかいら? 白髪交じりのお髭が素敵!
やぱり、業界人って感じだけど、お優しそうでした