クスリ・・・。

　とうとう薬に手を出しました・・・。


　一週間前から急にその見えない敵はあたしを襲いました。


　突然に死にそうな辛さ・・・。


　目を出して洗いたい・・・。


　鼻にホース通したい・・・。



　そう、花粉症・・・。



　もうかれこれ２５年の付き合いですわ・・・。


　しかも今年はヒドイ・・・。


　・・・いや・・・毎年そう思ってる・・・？？？


　でも辛い。


　いつもは薬飲んでどうにか過ごしてたが、今年はちょうど身体の痺れもヒドイんで、何でもかんでも飲みたくないと思い、主治医に会ってから内服処方してもらおうと思ってたんだが・・・仕事にも支障をきたすイキオイ・・・。



　マスクをして仕事してたが、熱い・・・。

　鼻は一日中ビービーかまなくちゃあいけないし、かんでもすぐ詰まる、詰まってても垂れる・・・。
　目は痒いし、ぼぉぉぉぉぉぉぉっつとしてしまう・・・。

　

　イライラして眉間にシワ寄せ、熱まで出る始末・・・。


　主治医の元にはまだ東北大学からの返事もなく、受診は週明けに決まったものの、このままでは精神衛生上、あまりにも良くない、と思い、とうとう内服薬と目薬購入・・・。


　さっき飲んだけど・・・。


　薬ってすごいね・・・。


　鼻も開通し、目はいつもの通り、キラキラし始めました！



　これで来週までやり過ごすぞ。


　口の痺れはまるで、歯医者さんで麻酔された感まで強くなりました。


　恐ろしいくらいしっかり下顎の左半分だけ・・・。



　何なんだろう？


　四肢の痺れも相変わらず・・・。・・・いや・・・強くなった・・・？？？



　原因不明の痺れの上、花粉症までに翻弄されるのはイヤ。


　どうせ飲むんだったら我慢しなかったらよかった。



　早く受診日になりますように！

入院 まとめ

　入院までをまとめたいと思います。


　受診→泣く→捕まる→受診→痛い→トイレに病衣浸かる→ベッドにお茶まく→人の生死を垣間見る→お釜入
る→入院決定→風邪ひく→主治医がいなくなる→入院→熱出る→お釜入る→同じ部屋のババアに心の中でキレ
る→熱続く→爆睡→起床→腰に針刺す→仰臥位が分からない看護師に呆れる→リハビリ評価される→検査結果
何もなし→解せないまま退院


　ざっとこんなカンジかな・・・？


　早く言えば、熱がずっと出てて・・・ご飯食べて・・・ゆっくり寝て治した、みたいな・・・。


　「風邪治しに来たみたいですみません・・・。」


　って帰ったもんな。



　同じ部屋のババアは一生、部屋の中で携帯でお見合いの仲人みたいな話、株が心配で仕方ない話をベラベラギャーギャーし続ける、そのクセ、先生が来たら

　「もう、しんどくってトイレにも行けません・・・。」



　てめぇっ！！！


　その男と女の素性をしっかり知ってしまったんじゃあっ！！！

　３１歳同士でこんなババァに相手探してもらわなくちゃいけないヤツらなんて、気持ちわりいんじゃあっ！！！


　「３１歳のババァなんていやかしらねぇ？」


　って８０のクソババアが言うなぁっ！！！


　車椅子乗せて黙ってこの部屋から放り出すぞおっ？！


　ってか、それｅｂｉちゃんに聞かせたら、お前、この５階から吊るされるぞぉっ？？？！！！


　


　・・・って・・・。


　あと１日入院が伸びてたら、黙って実行してたかもしれないな・・・。



　イケメンもいないし、楽しくなかったな・・・。


　まぁ、痺れは一向に良くなる気配もなく、口元左半分はしっかりした痺れになってきた・・・。



　まだ結果出ないかなぁ・・・。


　次、もし入院する時は個室にしよう、と心に決めた入院でした・・・。


　

そして退院・・・。

　それからまたウトウトしてると職員さんが来た。

　体操の内村航平くんみたいなかわいい男の子。

　かわいいって言ってる時点であたしゃあもうババァか？？？


　「リハビリの○○です。身体機能の評価をさせていただきたくって・・・。」

　「へっ？？？！！！あたし、一人で何でもできるよ？！」

　「いや・・・。先生から指示が出てるんで・・・。」

　「へぇ・・・。」


　「・・・。・・・。・・・。」


　「・・・。下着付けるから出てってくれる？トイレも行っていい？」

　「あっ！！！すみません！！！」



　こんな事も平気で言えるあたしはもう終わりなのか？？？





　腕の可動域とか、歩行速度とか・・・お年寄りがしてるのを見たことはあるが、まさか自分がされるとは・・・。

　指示書には右上肢不全麻痺とか書いてるし・・・。


　「明日、退院の予定なんだけどな・・・。」

　「ですよね・・・。」

　「時間の無駄だと思うんだけどな・・・。」

　「ですよね・・・。」



　「今、困ってることとか無いですか？」

　「ライター着けられない事かな？」

　「はぁ・・・。そりゃあ困り・・・ますよね・・・？？？」

　「まぁ、左で着けりゃあいいんだけどねー。」



　全く協力的でもなけりゃあ特に困ってもない人間に一生懸命に話してくれる内村くん。


　「引き続きリハビリの希望はありますか？」

　「へっ？！ない！」

　「は・・・はは・・・。パッシリ切りましたね・・・はは・・・。」



　「午後から作業療法士も来ますんで・・・。」

　「ライターの着け方、教えてくれるのか？」

　「いや・・・はは・・・。」



　初めてのリハビリ体験も終わり、お昼ご飯、またウトウト・・・。


　すると先生が来た。


　「結果が出ましたのでお話ししたいんですが？」

　「はーい。」



　結果は・・・。



　ＭＲＩにも髄液にも再発の所見は無い、今の痺れは・・・分からない、と。


　古い病変の再燃でもないのでステロイドパルスの適応ではない、と。



　「何にもないのに、こんなに痺れるの？！何で？！」

　「それが分からないんですよねぇ・・・。」


　「気のせい？？？いんや。ちゃんと痺れてるぞ？？？」

　「ですよねぇ・・・。」


　「今のところ何も処置とかなくって・・・。」

　「へっ？！じゃあ帰っていいの？！」

　「はい・・・。とりあえず・・・。」

　「ふーん。じゃあ、帰るわ！」


　退院することにしました。




　アクアポリン４の検査のために東北医大に血液を送っているのでその結果を見て元の主治医と内服なりの相談をすることになりました。


　何なんだろう・・・。


　入院の間に、きちんと両足、両手、ついでに口元の左半分まで痺れだしたぞ？？？



　痛み、とか、歩きにくさ、とかはないが、ちゃんと痺れてるぞ？？？



　近々また主治医の所に行こうとは思ってますが・・・なんかヤだな・・・。


　あっ！！！あたし、最初のＭＲＩで素晴らしい、素人目に見ても分かるくらいのヘルニアが見つかったんだ！！！


　帰ってきてから思い出したが、それは気づいて、それの可能性も考えてくれた上、なんでしょうねっ？？？！！！


　もしや、その痺れ？？？


　


　はやくどうにかなりますように・・・。

入院

　入院して1日目は見たことのない新しい主治医の回診。


　「今日は脊髄の造影検査をしてもらいます。」

　「へい。」



　またまたＭＲＩ。


　もう飽きた・・・。



　夜勤明けで行ったもんだからちょっと寝てさえしまった。



　終わって・・・。・・・。・・・。



　結局、バイタルチェックに看護師さんが来るだけで1日終わった・・・。



　・・・。・・・。・・・？？？



　外来でよかったんじゃねぇっ？？？！！！




　ぐっすり寝て２日目。



　７時前にバイタルで起こされ、


　「今日は何するんですか？」


　「先生に聞いてませんか？あぁ・・・。予定はまだ何もないですねぇ・・・。」


　「！！！」


　心の中で大きく、

　「じゃあ帰るぞっ！！！」


　っと叫び、普段は食べもしない朝ごはんも食べ、ウトウトしてると



　何だかゾロゾロ来た。



　「△△先生からも指示があった腰椎穿刺をさせていただきたいんですが？」

　「へい・・・。・・・。・・・。？？？今からっ？！」

　「はい。」

　「ここでっ？！」

　「はい。」



　研修医くんがあたしの腰に針刺すことになってる・・・。


　「てめぇ・・・。下手くそだったら殺すぞ。」


　と・・・。


　言ってはなかったけど、顔には大きく出てたはず。




　局所麻酔がチクっチクっチクっ・・・。


　痛いが我慢。



　それから・・・。



　ナント、


　「大きい針、刺しますね？」

　と言われて・・・。・・・。・・・。




　いつ刺すんだ。さっさと刺せ！って思ってたら・・・。




　・・・。・・・。・・・。刺されてた・・・。



　気づかぬほど痛くなかった・・・。



　昔、やった時は、麻酔効いてるのに、針がグリグリ入ってるのが分かって気分が悪かった。



　それだとハラくくってたから、あまりにも何にもなくって驚いた。



　本当なら


　「全然痛くないっ！」


　って褒めてやってもいいくらいだが、研修医を褒めて、余計な自信を付けさせてもいけねぇ、と黙ってじっとしてた。



　ってか、針刺したら、髄液なんかチューっとでるモンかと思ってたら、すっごい時間が掛かり、この研修医のせいか？って思ってたら、ポタポタ・・・くらいしか出ないとの事。


　ふーん・・・。知らなかった。



　やっと終わり、


　「頭痛が出る方もいますので１時間仰臥位（仰向け）で安静にしてください。」


　との事で１時間ゆっくり携帯でひかりテレビで水曜どうでしょうを見てました。

入院！

　電話がかかってきました。

「○○病院の△△ですが、痺れはどうですか？」

　新しい主治医先生。まだ若い妊婦ちゃんでした。


　私が初めて病気になって入院した時、主治医に研修医として付いてたらしく、あたしの病歴とか、あたしより詳しく覚えてた。

　

　入院前日にわざわざ電話確認かぁ、ちゃんとしてるー、と思って聞いてたら　


「私、切迫早産で明日から自宅安静になってしまいましてー。。。」


えっ、えーーーっっっ！！！


　主治医いない？？？！！！


　ワケ分からん！

「もし大丈夫なら来週に変更していただいてもいいんですが、今、症状があるんだから急いだ方がいいと思います。」


　…来週にずらす、なんてまた周りに迷惑かけるし…もう入院に向けてハラくくったし。


　なんだかワカラナイままの、とうとう七年ぶりの入院突入です。



　

緊迫ＥＲ つづき

　痛いイタい点滴をガマンしながら、いつ呼ばれるか分からないＭＲＩを待ちながも周りの声や音は丸聞こえ。


　カーテン越しのお隣さんは小学校五年生の女の子でした。


　どうもお腹が痛いとかって病院に来たらしく、エコーやらＣＴやら撮ってた。


　五年生なんて、こんな所、怖くて仕方ないんだろうなぁ、って考えながら自分も検査に行ったり、帰って来てウトウトしてたら、なんと、その女の子、先生から


「麻酔で寝てる間に全部終わってるから大丈夫だよ？」　　　　


　？？？


　緊急オペになったんです！


　何があったの？○○ちゃん！大丈夫なの？！○○ちゃん！！！


　すっかり知り合いの子気味です。


　「オペ室行けます！」


　お母さんは入院手続き中。



　何ならアタシがオペ室まで着いていってやりたいよ！


　点滴引きずって迷惑か。


　何にもありませんように！



　そして私は脳への新しい病巣は見つからず、脊髄の造影剤ＭＲＩ、今後の治療法を検討するため、入院が決まりました！


　

緊迫のER！！！

　そして次の病院に着きました。


　受付で紹介状を渡し、お姉ちゃんに

　「ご案内します。」


　着いて行って通されたのは・・・


？？？！！！


　救急救命室、ＥＲ！！！


　アタシ、今から救命されるのか？？？！！！


　そんなに緊急かっ？！

　いいや。違うハズだ・・・。


　なぜかペコペコしながら通され、病衣を渡されお着替え。その下にはごっついエンジニアブーツという、つんつるてんの病人が出来上がりました。


　「血液検査とか、心電図とかしますからー。」

　なぜかライン取るために点滴までつながれる始末。


　「痛かったら言ってくださいねー。」

　「・・・痛いです・・・。」

　「？？？大丈夫。ちゃんと血も返ってきましたし、点滴もちゃんと落ちてる。」

　「・・・。・・・。・・・いたい・・・。」


　痛かったら言えって言ったから痛いって言ったのに。


　落ちてるかどうか、じゃなくって、そこが痛いんだよぅ。


その間にも救急車が次から次に来て


　「ここがどこか分かりますかぁっ！！！」


　って・・・。


　異常な緊迫感の中でヒヤヒヤしながら過ごす時間が始まりました。



　　　　　　　つづく・・・。

捕まる・・・。

　入院かぁ・・・となんだかさめざめ泣きながら紹介された病院に車を飛ばしてました。


　そう・・・。飛ばしてたんです・・・。


　そしたら・・・捕まりましたの。検問。


　「何キロ出てたか分かりますか？５０キロの所、６９キロ。」


　「はう・・・。」


　本当はもっと出てたのでは？

　だって飛び出してきた警官、敷きそうになったもん・・・。



　ちょんと座り、肩を落とし、

　「今払っていきます。」

　「いや。ここでは払えません。銀行か郵便局に・・・。」

　「はぁっ？？？！！！」


　次から次へ客（違反者）は入ってきてるぞ！

　銀行ごとここで取り締まりしろやぁっ！！！


　元気がないのでイラっともせず、手続き終わらせ帰ろうとしてたら、

　「うんこ！うんこ！！！」


　？？？！！！


　隣に座った２０代くらいの男が叫んでます。

　
　チラっとこっち見て、身体乗り出し、机バーンっと叩き、


　「急いでるんだよおっ！！！早くしろやぁっ！！！！！」



　・・・。うるさい。


　そのお前がうんこと叫んでる時間が無駄なんだ。バカ。



　普段の元気なアタシなら、多分、口に出して言ってたと思う。

　でもいかんせんブルー真っ只中。


　「死ねばいい・・・」と小さく呟き、その場を後に、あまり飛ばさずに次の病院に行きました。


　１２０００円・・・今日、払ってきました。

入院決定。

　そいで先日。

　主治医の所に行きました。

　スバラシイＭＲＩでは脳に病巣が写ってる。

　「脳に病巣があるんだったらそれが新しいものなのか、古いものなのか、造影剤入れてもう１回ＭＲＩ撮るよ。」

　「ええーっ？？？！！！またぁっ？？？！！！もうやだぁっ！！！！！この前４０分も入ってんだよぅ？いやだぁぁぁぁっ！とりあえず、外来でステロイドパルスするぅっ！」

　「それはしなくちゃいけないかもしれないけど、今ちゃんと症状が出てるんだったら、ちゃんと見とかないと。ＭＳっていっても本当に視神経脊髄型かどうか見極めなくちゃあ、治療によっては悪化させてしまうものまで今は分かってきてるから。」


　話を聞くと経口薬まで出てるとの事。
　新しい違う型とか・・・。

　あんなに辛い思いしてベタじゃあ、アボじゃあやってた事は遠い昔・・・？？？


　やっぱりまだまだ分からない病気なんだな。



　「症状が出てるんだし、何か予防のためにしないといけないよ。きちんと入院して調べんといかん。ここじゃあ無理だから、別の病院に紹介状書くから。」

　「はう・・・。」



　入院いや～ダメ～嫌～だめ・・・の応酬を何度かして


　「大変な病気なんだぞ？！手遅れになってもいいのかっ！」


っと一喝され、別の大きな病院に回されることになりました・・・。

長い一日。

　昨日を一言で表せば・・・。


　受診～捕まる～受診～痛い～入院決定！


・・・かな・・・？


　来週入院することになりました！

　用意しなくちゃ。
　
　久しぶりの入院。

　かわいいパジャマとかーコスメとかー・・・。


　元気は元気です。


　近いうち書きます。