韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

ソレ漁港とシファ湖周辺のエコツアー~その1

2016-01-13 11:47:10 | 日韓環境情報センターの活動
2016年も二週間近く過ぎましたが、今年もよろしくお願いします。
韓国と日本の環境問題のイッシューを紹介し、エコツアーや市民交流の企画や課題を提案します。また、コーディネートや通訳等も担当しますので、お気軽に相談してください。

さて、今年最初の仕事でインチョンにあるソレ漁港とアンサンのシファ湖を'水辺に遊ぶ会'のメンバーと行ってきました。



インチョン空港からソレ漁港へ移動する途中、クロツラヘラサギの繁殖で有名なナンドン工業団地の調整池に立ち寄りました。この調整池の真ん中にある通称''クロツラ島''で数年前からクロツラヘラサギの繁殖が行われていることは、何度か紹介しました。今年も3月下旬ごろから繁殖が始まりますので、ぜひ見に来てください。

さて、ソレ漁港から紹介しましょう。ここはインチョンとシフンの間にある漁港に市場や飲食店等が立ち並び、インチョンだけだなくソウルからも新鮮な魚介類を求める人たちでいつも賑わっています。取り扱っている海産物は、魚、エビ、貝などの魚介類からコブや煮干し等の乾物、塩辛等の加工製品など幅広く、他の市場と同じように、市場の中で買った魚を下ろしてもらって刺身にして食べることもできます。









この漁港の近くにあるのがソレ湿地生態公園です。もともとこの場所には植民地時代に日本が干潟を利用して近代的な塩田を作ったのですが、90年代以降使われなくなった場所を活用して公園にした施設です。立派な展示館には干潟の解説コーナーや映像ホール、コーヒーショップ等があり、外では塩田の体験や干潟の体験等ができるようになっています。僕もここは初めてで、このように立派な施設があるのに驚きました。韓国の干潟は埋め立てられたり、堤防で潮の干満がなくなった所もたくさんありますが、一方でソレ湿地生態公園のように環境教育や体験、保護や調査の拠点になる施設を持っている干潟も10以上あります。この点の素晴らしさをキチンと評価し、関連のある環境団体との交流を進めて行ければと考えています。











その2へ続きます