日歯1億円献金の真相 元内閣官房長官 村岡兼造

日歯から平成研究会に1億円献金された真相、検察誤認の経緯、不当な判決について

検察の事情聴取     No4

2007年07月08日 14時56分44秒 | Weblog
第一回の事情聴取
検察から、H16年9月15日皇居前のホテルにきて頂きたいとの連絡があり平成研の内容、事情でも聞くのかと思い、指定したホテルの9階に降りるとエレベーターの前に記者らしい人がおりましたが、気にも留めず部屋に行きました。
事情聴取は数時間に及びましたが、ダラダラした枝葉末節な質問が多く、主要な質問は僅かの時間で後は周辺事情や私の役割等などでありました。

質問は(橋本会長が幹部会病気欠席の時に)村岡会長代理である貴方が幹部会(H14・3・13)で領収証不発行について暗黙の了解を与えたのでないか、また幹部の方々の了承を取ったのでないかと尋ねたので、私は会長代理ですが、この役職は会の規約に載っておりません、議員経験も永いので便宜的に付けた呼び名であります。私は経理関係の処理に関して決定する役目ではありません。
幹部会で領収証不発行の話しは出たこともありません。新聞で1億円の献金を平成研が受けたことを始めて知りましたので、私が発言することも断じてありませんと答えた。

平成研の執行、運営、経理関係の責任者は橋本会長、野中事務総長、瀧川事務局長ラインであり、私は幹部でありますが執行部でありません、その証拠に平成研の経理関係書類等見たこともないし、金銭出納の指示したこともない、従って私は領収証の件は全く一切関与しておりませんと答えた。

検事は貴方が幹部会で決めた事を、すっかりど忘れしているのではないかと言いましたので、私は憤然として、年はとってもまだボケテおりませんと言い返しました。
検察官が領収証の不発行を決めたのは、村岡会長代理であると瀧川が答えていると言いましたので、それでは他の幹部で誰が言っているのかと尋ねますと、貴方は検事に質問することは出来ないと強く言いました。

事情聴取が終わりホテルを出ると、2名の記者が待ち受けており追いかけて来て、このホテル9階の何号室で事情聴取を受けていたでしょうとの質問を受けました。
検事から、何回ももしマスコミから問い合わせがあっても、一切何も答えないで検察の捜査に協力して下さい、さらに貴方は検察に事情聴取を受けたということは世間に対して体裁が悪いことでしょうとの指摘もあり、こんな事に慣れていない私はそれもそうだと思い記者の質問に対して頑強に地元の方と会っていたと答えたが、記者はビデオカメラで私を取りながら、少しも納得していない様子でした。

帰る前に携帯電話で家に連絡しますと、自宅の前に3-4人の記者が来ていると聞きましたので、裏口から入り、家内から先ほどテレビで村岡が日歯事件で事情聴取を受けたことを報道していると聞いて、私以外の主要な関係者はなにも報道しないで何も関与していない村岡だけを報道するのは異常な事態であると感じました。

自宅の前にいる記者からインターホンで事情を聞かせてくれと何回もブザーを鳴らしておりましたが、まだ主人は帰宅していないと家内が何回も遅くまで断り続けました。
翌朝から自宅の前は一変大騒動でした、道路を通行する人やドライバーは私の家に大事故でもあってマスコミがいるのかと不審そうに通行しておりました。
テレビが5-6台、記者等が20名ほど自宅の前におり、時折インターホンを押して村岡から事情を聞きたいと呼びかけします、勿論家内が主人はおりませんと断り続けていますが、この状況をテレビで流しております。一方自宅の中では電話が鳴りっぱなしで、お断りするのは家内だけであり、全てを応対している家内に気の毒でかわいそうですがどうにもならない状況でした。突然起こった予想もしない出来事に対処するすべも判らず、何がどうなってこうなるのか、家内も私も混乱した異常な状況でありました。

第二回の事情聴取
このような状態が4日ほど続いてから検察官から電話がありH16・9・20に渋谷のホテルにマスコミを巻いて判らないように来てくれと云ったので、私が検察官に自宅の前は朝から夜遅くまでマスコミが大勢張り付いていて、不可能なことであると言いますと、そうか、それでは何か考えてみようと言っていたが、当日の20日になって吃驚いたしました、自宅の前に記者は誰一人おりません。検察がマスコミにリークしながら自由に動かしていることを目の当たりに知りました。
しかし一方私は善意に解釈した私は検察の疑念も晴れたのでマスコミを引き上げさせたのかと、思っておりましたが、後でトンでもない大間違いであったと思い知りした。

20日に検察の指定したホテルに行き、しばらくの間は前と同様でしたが」、検事が筋書を話して書記官がパソコンを打って私の供述書を作りましたが、これに時間が思いの外かかりました。
検察官がストーリーを(問い答え)自分の思うように言って、書記官がそれで供述書を作成して、私に見せこれにサインしろと言いますが、私にとって納得できない事が多々ありますので、この訂正に非常に時間が掛かり数時間も経過いたしました。
私の供述書は2部6ページで簡単なものですが、1部は2ページだけであります。内容は平成研の幹部メンバー、平成研に所属していることや、会長代理の仕事等であります、検察官の述べた供述書の内容に私が執拗に要求して次の文章を付け加えさせました。
その原文は次の通りです。

(私が会長代理として会長に次ぐポストであると書かれていますが、政治資金収支報告書や金銭出納の関係については、私は関与していないことを付け加えて下さい)

以上が私の供述書に追加しております、
もう一つの供述書は平成研の繰越金のこととか、選挙の資金の使い道とか4ページほどでありますが経理事務等であり、事件に関係ない事項の供述書であります。

肝心要の検察が尋ねた領収書不発行の件で私が否定したことが、私の供述書のどこにも載っておりません。
後で判ったが、検察は尋ねたことを否認すると、検察にとって不利な供述は載せないようです。このため私は全く迂闊でありましたが、領収証の件は載っておらないので、これで私の疑いが晴れたと思って、9月22日仙台に行き、集まった皆さんに心配をかけたが事件のことは大丈夫であると話しました。 しかも自宅前の大勢の記者等は一人も来ておりません、また問い合わせの電話等も掛かって来ませんので疑いは全く晴れたと確信しており、勿論弁護士など用意は考えておりません。
次のNO5は家宅捜査と在宅起訴についてであります。





4 コメント

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憤りを感じます (Aqua)
2007-07-10 17:38:02
ブログを読み、強く憤りを感じました。
事実に基づく供述書を作成するのではなく、検察がつくったストーリーに従った供述書作りを行うための事情聴取が行われたのですね。事情聴取とは真実を明らかにするために行うものではないでしょうか!!
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メディアの存在意義 (C二郎)
2007-07-10 19:30:16
ブログを拝見し、改めて検察のずさんな捜査、いいかげんな態度にうんざりしました。ただ、それよりも不快なのは一部のマスコミの低レベルな行動です。

大物政治家の金銭スキャンダルといえば話題性が高いので、視聴率、読者数UPのためには何が何でも事件に仕立て上げようという浅ましさが見え、とても不愉快に思います。

すべてのマスコミがこのような姿勢だとは思いませんが、こうした常識を逸脱した行動をとる心無いメディアは、いったい誰のために取材活動をしているのでしょうか。

検察が非公式に記者クラブ内外においてリークするあいまいな情報を、裏づけなしでそのまま垂れ流すことにより、世論を操作している一部特権メディアがいるという現状に非常に憤りと恐怖を感じます。彼らは独自で取材をするというあたりまえの行動がなぜとれないのでしょう。真相、真実は簡単に他から与えてもらえるものなのでしょうか。それとも検察からのリークがなければ存続していけないのでしょうか

村岡先生には捜査に協力するためにも何も話すな、ともっともらしいことを言って、逆にメディアには自分たちの都合のいいことだけを垂れ流す検察、そのことについて何の疑問も抱かずに電波や紙面に載せてしまう一部マスコミ、確たる証拠もなく一審の無罪を平気でひっくり返す裁判官、これが「美しい国」のあり方なのでしょうか。

最近「日本の裁判が危ない」などという特集を組んでいる週刊誌や月刊誌をよく目にします。このようなメディアには村岡先生の冤罪事件をケーススタディとして取材していただきたいものです。
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頑張ってください (Unknown)
2007-07-11 11:38:40
検察がマスコミを操作していることを初めて知りました。想像以上の闇の深さに恐怖すら感じました。
村岡先生のこと応援しております、頑張ってください。
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みんなが応援しています (神無月)
2007-07-12 12:12:16
 この事件は、見るにつけ聞くにつけ、おかしなことばかりで、いかに不当に権力を濫用しているか、検察の実態の恐ろしさを強く感じます。
 この頃報道されている冤罪事件も、まさに検察ストーリーによりでっち上げられた場合が多く、国民は極めて不安をつのらせています。
 裁判官による判決においても、判決理由が正反対という、我々凡人にはどう理解すれば良いのか全く分かりません。
 このような司法環境に立ち向かうことは、物心両面からも大変なエネルギーを費やし、ご家族にとっても深い心労の連続を想えば言葉もありませんが、村岡先生には健康に充分ご留意されて、無罪判決を勝ち取るまで頑張ってください。
 みんなが応援しています。
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