ブログを書いていて(追記)

私がブログを書き始めたのは、妻が旅立って日も浅いころ
身の置き場もなく、すがるものを必死で探し求めて始めた
誰かに読んで欲しいとか何もなくて、ただ自分の思いを力一杯叩きつける場だった
読み返すこともしない、一日に何本も投稿したことがあった

ランキングに登録したことがあった、何年間もずっと一位だった　自慢になりゃしないけどね
目に止まる機会が増えたからか、コメントを入れてくれる人が出てきた

うれしかったなぁ　短いコメントでも何か相互の繋がりができたようで

北海道のハンドルネームしか知らないけれど、私が投稿すると
待っていたように返信を上げてくれた人がいた
それに対して私の返信、どんどん繰り返して一つの記事の中で100件を超えるような
コメントの往来になったこともあった
私の立ち直りを力強く後押ししてくれた　同じような境遇の彼女にも励みになっていたと思う

このブログで知り合って、広島から名古屋の遺族会の会場まで会いに来てくださった人がいた
私がプロフィールだけで好き勝手に書いていて、覆面レスラーがリングでマスクを
いきなり剥ぎ取られたみたいで、嬉し恥ずかし慌てたこともあった　ウソは書いてないけどね
この人はあれから何度か名古屋まで訪ねてくれたっけ

このブログで遺族会のことを知って、遺族会に参加された方々も数名いらっしゃるようだ

コメントを通じて知り合った北海道、広島、西尾在住の人を引き合せて
しばらく交流されて盛り上がっていたようだ　個人情報は遺族会経由で交換してね

直接会った人たちもいる

当時は「読み逃げでごめんなさいね」とか時々コメントを入れてくれる人もいた
あるエチケットのようなものがあったと思う

コメントを期待して記事を書くわけではない　私としてはあくまで記録のつもり
ここのブログは295万件あるそうだ、大半は数件のアップだけの冷やかしだろうけどね
上にアクセス解析を上げたけど、私のブログは今のところ　1400番/295万件ということになる
こんなに読んでくれている人がいる

けれども、書いた内容に何の反応もないのは正直不安さえも覚える
個人的にメールやLINEや電話を入れてくれる人はポツポツいるけどね

大きなホールのステージには私一人、真っ暗な観客席には多くの人の気配
クラシックの演奏会みたいに咳払いひとつなく無表情に私を注視している雰囲気　
不気味さを覚えます
私の書いた記事が無限の宇宙空間ブラックホールに吸い込まれていく

たまに覗いて、ああ新規投稿はないな、面白そうな記事をつまみ食いして、はい次ということか
自分一人くらいいいだろうという気持ちが積もり積もってこのような展開になって来ると思う

ブログというのは筆者読者の双方向の交流を通じて成長していく素晴らしいツールであるハズだ

こんなんだったら、もう非公開にして自分の記録としてメモ帳とかに書き綴っていこうかとも考えています