ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

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ジョーン・オズボーン、カバーアルバムをリリースの巻

2002年12月22日 | カフェララル・私のお願い(音楽編)
はい、やってまいりました。
ここで再び登場(・・・生放送出演は、お休み中のため。)の私、サイトーマコトでございます。
Mr.AOR!! ・・・言っとかないとね。
もう、ここんとこずっとロックンローラーになっていますからねっ!!(注・ちょうどこの時期は、桑田佳祐さんのソロツアーにギタリストとして参加している最中でした。)

私の小さな小さな胸を鷲掴みにして離さなかった、映画や音楽の数々を皆様にご紹介させていただいております。
カフェララル、オーナーズルーム、オーナーおすすめの一品、「私のお願い」。

今日は、白人女性アーティストのお話でございます。

~(中略)~

60年代から70年代にかけての、ソウルミュージックとかロックをカバーしたニューアルバム「How Sweet It Is」をリリースしたばかりのジョーン・オズボーンのご紹介です。

あのね、今年はね、国内でも去年に引き続き、いわゆるカバーアルバムリリースが非常に華やかでございましたけれどもね。
僕自身も、先輩・原由子さんの「東京タムレ」をプロデュースさせていただいたりとか・・・
秋には、所属事務所のアロハプロダクションズのアーティスト勢揃いの邦楽カバーアルバム、ビリーバンバンの「さよならをするために」を唄わせてもらいました。
とっても幸せな1年でございましたけれどもね・・・、

でも、考えてみればね、このカバーって作業。
古き佳き唄でしょ、佳き音楽・・・これの見直し、あるいは発掘といったまあそういった意義みたいなものも確かにあるけれども、
実はね、それ自体ね、かなりね、大それたチャレンジなわけでね。

「元がそんないい曲ならば・・・そいつをいじくるからには・・・相当覚悟ってものが、オマエ、あるんだろうなっ!!」

てことになると思うんですよ。
単なる原曲へのリスペクトじゃダメだと思うんですね。
聴いた人が「なるほど!!コイツが、こういうやり方もいいねえ」って思うものを作らなきゃダメでしょ?

でですね、今回のジョーン・オズボーンのアルバム「How Sweet It Is」!!
これがね、今言った「こりゃあ、こういうものもいいやー!」てやつなんですよ。
それどころかね、単なるカバーアルバムという役割を超えてですね、ジョーン・オズボーンのね、代表アルバムになるんじゃないかなと、言い切ってしまいたいくらいの勢い。

何が素晴らしいってね、「唄」なんですよ。
あのね、この人は95年のシングル「One of us」。
これ・・・大ヒットしすぎてね、、日本人でも当時そっくりな曲が幾つか出て来ましたけども(内緒)。
まあね、そのくらいヒットして勢いがあったんだけど、その後がどうも静かになっちゃった。静かーにね。
この番組でもね、一昨年前に出たアルバムの中から、1曲かけさせていただきましたけどもね、確かにちょっと地味なんですよ。

で、その後に今回出たこのリリース!
なんと今回は、純粋な歌手のアルバムでした。
ええ、私ね、目から鱗がボロボロ・・・と。
自分はね、この人の声、ノド・・・唄が大好きだったんだって気がついたんですよ、アタシ。
これだ!これを待ってたんだってね、なんて魅力的なノドなんだ!!

つまりですね、言わしていただきます。
猫も杓子も、シンガーソングライターでなくてもいいだろうと・・・私は思うんですよ。

5年ぐらい前からね、特に女性ソロアーティストって言うと、自分の心の中身とかね、痛み、苦しみ、悲しみ・・・こういったものを全部吐露するようなスタイルが主流になってきたでしょ。
当然自分で歌詞も全部書いてね。
多分そのバックにはアラニス・モリセットとか色んなアーティストの成功があったからだと思うんですけども。
それは私も大好きですよ、よく聴きます。歌詞とか見ながら聴きます。
でも、そういうのばっかりじゃなくて、単純にね、素敵な歌声、ノド・・・そういうものがあっていいじゃないかって思うわけです。

昔で言えば、フリートウッドマックのクリスティーン・マクビー・・キーボード弾きながら唄ってるオバサン、、、とかね、ボニー・レイットとかね、
ああいう声自体に圧倒的に魅力のある人・・・そういう人がね、もっとどんどん出て欲しいって思ってたんです。
そしたらこれが出てきた!

しかしそれにしてもね、この人のね、歌い手としての器の大きさ!!これを思い知りましたよ、今回。
ただのロックおねえちゃんじゃないです。
唄の持つね、郷愁感ていうのかなあ、哀愁があるんですよ、淡々としていて、ちょっと枯れていて。
何よりね、圧倒的にあったかいんですね。
やっぱりこの寒いシーズンにですね、よくぞリリースししたくれたって思うんですけども。
皆さんも是非この「歌手 ジョーン・オズボーン」の世界に浸ってみてください。
とにかくね、先入観なしに、カバーアルバムだっていう意識さえなく聴けると思います。
部屋を暖かくしてですね、是非彼女の気持ちいい唄声を聴いてみて下さい。

私のお願い!!

というわけで、今日は先月11月21日にリリースされた、ジョーン・オズボーンのニューアルバム「How Sweet It Is」をご紹介しました。

それでは、このアルバムから・・・
もう原曲のマーヴィン・ゲイも、有名なジェームズ・テイラーのバージョンも忘れちゃうほど素敵です。
あなたに贈るオーナーおすすめのナイスソング、ジョーン・オズボーンの「How Sweet It Is」!!!


~管理人の追記~
オンエアのお話を聴いた少し後に、私もアルバムをさっそくgetして来ました。
1度目よりは、2度目、、2度目よりは3度目、、じわじわじわじわココロに染み入るかのような唄だと思いました。
噛めば噛むほど、、っていう言い方ありますけど、まさにそんな感じ。

買った当時は、そんなにヘビーローテーションというほどでもなかったのですが、
2004年に観た映画「永遠のモータウン」でも、インタビューシーンやライブシーンに出演されていたこともあり、
また改めて何度も何度も聴き直しをしています。
はっきりいいましょう、、、私もこれすごく好きです、ホントに!!

他でもお話をされていたような記憶がありましたが、ここでも誠さんの「カバー」に対する考え方というものが語られていますよね。

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