kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ワイルド・バンチ

2010年11月26日 | 年間ベスト3
日時:11月25日
映画館:バルト11

男だろ!映画だろ!「ワイルド・バンチ」だろ!!

昨年3月に劇場で観たばかりなのに、今年の午前十時の映画祭の中でも最重要作品の1つだった。
1週間の上映期間中、土日祝が3日もあったにも関わらず、全て仕事!が、そんなことで断念していては、ワイルド・バンチな男にはなれない。仕事を脇に置いてでも見に行くのだ!

平日朝イチというのに、すでに6割くらいの入り。この映画祭を続けている方が稼ぎがいいんじゃないのか?(なんて思っていたら、本当にそうなった。)

何度見ても泣ける男の映画。こんなアウトローどもが主人公の映画は今や作られないだろうし、ピショップ一味とソーントンの顔を見るにつけ、今はこういった風貌の俳優がいないよなと再確認してしまう。

結局、彼らが身を滅ぼす原因が、アウトローでありながら己の欲望以上に、時代に取り残されたことにあり、情にほだされた人間くささにあるところが哀しいんだよな。

中でも雄叫びをあげてマシンガンを連射するウォーレン・オーツと「パイク死ぬなあ!」と叫ぶアーネスト・ボーグナインの死に様に息が止まりそうになる。

「Let's go」と言われて、「Why not」で付いていけるようなヤツはいねえか。オレもああやって死にたい。

ちなみに今回はニュープリントだが、編集はディレクターズ・カットの方。もう、こっちが定番なんだな。

ところで、最近、仕事関係の知り合いが実は西部劇ファンだと知りました。

知人「レッド・デッド・レデプション知ってます?」
ワタシ「もちろんですよ!」
知人「やらないんですか?」
ワタシ「いや、これ以上いろんなことに手を広げたら、身が持たないんで・・・」

でも、本当はやりたいんですよね。






題名:ワイルド・バンチ
原題:WILD BUNCH
監督:サム・ペキンパー
出演:ウィリアム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイン、ロバート・ライアン、ウォーレン・オーツイ、ベン・ジョンソン

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