kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ジェシー・ジェームズの暗殺(二回目)

2008年03月09日 | 年間ベスト3
日時:3月7日
映画館:広島ルーブル

もう一度、「ジェシー・ジェームズの暗殺」。

仕事がテンパっているにも関わらず、「仕事なんか人生じゃない!」とばかりに劇場へ突撃。上司や周囲にすれば、いい迷惑でしょうな。

さて、つい1週間ばかり前に観たばかりなのですが、その後、マカロニ大会への往復で原作を読み、はやりこれは再度、劇場でないと・・・ということで足を運びました。やはり今、自宅で2時間40分、集中してみることは不可能に近いので、ワタシにとってベストの環境で観ることができるのは、人生でこれが最後かも知れないと思うと、多少の無理はします。(詭弁に近い・・・。)

一度観て、原作も読むと、かなり理解が深まります。特に主人公のジェシーとボブ以外の、チャーリーじゃない方のボブの兄貴、ディックとウッドを巡るくだりなど、多少、予備知識がないと面白さ半減です。って、文字にしたら、何のことかさっぱりでしょうね。

そうなんです。ありふれた名前が多い上、セリフで説明される部分も多いので、お客を選んでしまう映画なんですよ。(さらに字幕の出来が今ひとつ良くない。)

しかし、ワタシはダメ男、自滅していく男たちの愚かしさを描いた映画は大好きなんです。特にボブの皮肉な成長は、ケイシー・アフレックの演技とも相成って、哀しさがこみ上げてきます。そういえば、この映画、ナレーションによる背景説明や主人公2人の関係など、「グッド・フェローズ」に似たところがあるな。

で、観終わった後、やはりテンションはどん冷え。何でか分からないけど、涙がぼろぼろこぼれてしまった。

 題名:ジェシー・ジェームズの暗殺
原題:The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford
監督:アンドリュー・ドミニク
出演:ブラット・ピット、ケイシー・アフレック、サム・シェパード、サム・ロックウェル、マイケル・パークス、テッド・レヴィン

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