あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

スタート地点

2017-01-11 23:36:44 | サイト関連
昨日、ひょんな事からTwitterで相方とお互いの文章の方向性が全く違うという話になりました。
うちのサイトはお互いテキストを交換して校正したり、諸々のポイントをチェックしたりするんですが、初稿と相方から返ってきた校正稿を比較すると自分の文章の特徴がよくわかります。
例えば私の場合はどちらかというとセリフよりは情景描写が多い傾向にあります。これは私の好みの問題で、文章で直接的な感情表現をあまりしたく無いというのがあるからだと思います。もともとハードボイルドや古典なんかの暗喩や比喩表現が好きなの、読むと空気感がわかる文体が理想なのが理由なのでしょう。
で、そんな話をしている中でわかったのが、お互いのテキストを書く時のスタート地点の違いでした。相方はだいたい最初に会話が浮かぶそうで、そこから話が膨らんでいくタイプらしく、一方で私はあるシーンが一枚絵みたいなイメージで頭に浮かぶタイプです。

例えばこれも昨日のtwitterネタなんですが
覚蓮常の新刊は『 生まれて初めて永遠を願った。 』から始まります。
shindanmaker.com/685954

というネタがあったんですよ。この『』の内容を読んだ時に、新一に口付けられて幸せなんだけどそれを感じるのがとても辛そうな志保さんのシーンがが浮かびました。ちなみに場所は阿笠邸のリビングです。
で、書いてみたのが以下です。
ゆっくりと唇を離すと、無意識に握りしめていた新一のシャツを押しやった。表情を隠すために向けた背が震えていないことに安堵しながら、押し殺した声を絞り出す。
twitterの字数制限でだいぶ削ってますが、書く段階では最初からセリフを入れる事は考えてませんでした。

たまたま同日にそんな話題が重なったので、期せずして自分の創作のスタート地点を確認したのですが、他の方はどんな感じなのかなあと気になったり。
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