《カクちゃんのブログ》  週末はゴルフ、ときどき名城100選巡り。 平日は、街中マーケティングと飲み屋さん巡り。

いつになっても上手くならない。同じ失敗の繰り返し。
だから忘れないように記録しましょう。

もうすぐ定年で考えること

2018-04-10 10:28:09 | 日記
4月30日をもって38年間勤めた会社を定年退職となる。
何度も辞めようと思った事もあったが、生活の事や
次の仕事の事などもあって思い止まり、いつの間にか
60才を迎える年齢になっていた。

50代前半までは、定年になったらとっとと辞めて
第二の人生を楽しもうと思っていたけど、定年が現実
味を帯びてきた58才頃から、定年後の張り合いや生活の
不安もあって再雇用を申請する考えに変わっていた。

会社のルールでは57才になった時点で役職を解かれ
60才で定年退職、希望すれば65才までは契約社員と
して再雇用されることになっている。

自分は、直近の昨年12月まで部門の責任者として仕事を
させてもらっていたが、組織間の根回しや取引先との関係
の煩わしさに嫌気を感じ、責任を持って仕事をすることに
ほんの少しめんどくささを感じ始めていた。

そんなこともあって、希望した部署は上下関係や取引先
との関係が薄い裏方の部門、心穏やかに過ごせる仕事を
お願いした。

会社の配慮もあって役職を解かれた1月から、希望した
部署で現在の仕事をしている。

想像した通り、煩わしいことやめんどくさいことは一切
無いが、何か面白くない。自分自身が望んだ穏やかな
生活を送れる仕事をしている筈なのにだ。

多分、急に仕事の内容が変わったことで、責任感ロスや
緊張感ロスの状態にあると自己分析している。

この状態を受け入れるのには少し時間がかかりそうだ
けど、少しづつ仕事の楽しみを見つけること、仕事以外の
時間をもっと有意義にすることを考えようと思っている。

前立腺がん手術 術後50日 合併症

2018-03-21 00:25:36 | 前立腺がん
前立腺がんの全摘除術「ロボット支援下腹腔鏡手術」を
1月24日に受けて50日が経過した。

この手術は全身麻酔をした上で開腹し、前立腺と精嚢を
切除し膀胱と尿道を繋ぎ合わせる手術だ。
他の多くのがんと違って部分切除という選択肢はなく
基本的に全摘となる。

その理由は、臓器内に多発する性質があり微少ながん
細胞を取り残す可能性が高いからだ。
私の場合も摘出後の検査で、4箇所にがん細胞が見つ
かった。
また、小さな臓器であるため部分切除が困難であることや
全摘が生命に関わらないことも理由としてあげられている。

手術の際には、尿の排出を調整する筋肉と神経が傷付く
ことで尿道の締まりが悪くなり、尿失禁、勃起不全などの
合併症を伴うがロボットの利用でその低減が期待されている。

私の場合の尿失禁は、
・術後6日目に尿の管を抜き自然排尿が始まったが立って
 いるだけでポタポタと漏れてくる。
 尿漏れは外尿道括約筋を鍛える「骨盤底筋体操」(肛門を
 締める動き)によって改善が進むそうだが尿漏れパッドが
 離せない生活となった。
・術後20日目頃には200cc吸水の尿漏れパッドの使用は、
 日中で3~4枚となった。
 鼻をかむ、咳をする、歩く動きでも尿は漏れてしまうが
 座っている限り殆ど漏れることはない。
・術後30日目のゴルフは、ラウンド中で4枚使用。
・術後40日目、日中の使用は1~2枚となった。
・術後45日目のゴルフで、ラウンド中2枚使用。
・術後50日目、日中はほぼ1枚の使用で間に合うようになって
 きた。ゆっくりと歩けば漏れることはないが激しい動きを
 すると漏れてしまう。
  
担当医曰く、約半年で70%、1年で90%の人たちが改善している
そうだ。毎日の骨盤底筋体操の効果が出ているように感じる。

尿漏れパッドはいろいろ試してみたが、ライフリーの男性用
「さわやか うす型パッド」を装着感と消臭でオススメする。

勃起不全は、残念ながら50日目の現在も続いている。

前立腺がん手術 術後1週間

2018-01-31 11:43:08 | 前立腺がん
前立腺がんの治療のため、東京医科大学病院でロボット支援下
前立腺全摘除術を受けて1週間が経過した。

■術後1日目
 手術直後の経過観察のためにナースステション横の特別室で
 朝を迎え、一般病室への移動の準備が始まった。

 酸素マスクや肺血症予防のフットポンプが外され、全身を
 温かいタオルで拭いてくれた。
 腕には感染予防の点滴と腹には術後の廃液用の管、陰茎には
 排尿の管が付いた状態だ。
 傷口は腹帯が巻かれているために見えないが、腹を6箇所
 切られているため腹筋を使う動作をするとすこぶる痛い。
 起き上がる、笑う、咳き込む、鼻をかむことができない。

 看護婦さん二人に付き添われ、歩いて一般病室への道のり
 30mを移動した。話には聞いていたが術後直ぐに歩かされる
 と言う話は本当だった。

 ベットに横たわり、術後初めての水を口にする。美味い。
 術後1日目の目標はベットから立ち上がり歩くことが
 出来ることだ。痛みをこらえ病室がある12階のフロアーを
 ゆっくりと2周し、この日の目標を達成した。

 夜、傷口の痛みが増したため、痛み止の点滴を処方して
 もらい就寝した。
■術後2日目
 この日から点滴が外され食事が開始された。朝食はこれ以上
 米粒は細かくならないでしょうというくらいのお粥とスープ
 の流動食。味も何にも無い、間違っても美味しいとは言えない。
 痛みもだいぶ和らいできた。動かない限り痛みはほぼ無くなった。
■術後3日目
 傷口を押さえていたテープが剥がされた。初めて傷口を見た。
 ヘソ上縦に5cmの傷痕と左右2箇所に横1cm程の傷痕があった。
 摘除した前立腺は、直径5cmはあったので最小の傷口で
 済んだようだ。ロボット手術で有名な本病院でお世話に
 なって良かったと改めて思った。
 
 術後初めて排便も出来た。が、息張ることは腹筋を使うので
 息張りきれず、残便感が残った。
■術後4日目
 通常食となった。そして廃液用の管が腹から外された。
 外す時に痛みは無かったが、外した瞬間、腹に空気がシュッと
 入ってきた気がした。これでやっとお風呂が解禁になった。
 利用は予約制で時間は30分。身体には排尿の管がまだ付いて
 いるが、大分身軽になった。
■術後5日目
 傷口の痛みも和らぎ、早足で歩けるようになった。
■術後6日目
 陰茎よりやっと排尿の管が外された。抜くときにほんの少し
 痛みを伴ったが大したことはない。
 合わせて膀胱の機能確認の画像撮影も行われた。
 今日からは尿もれパッドを使い、排尿量と失禁量を2時間
 おきに排尿日誌につけていかなければならない。
■術後7日目
 全ての管が身体から外された朝は目覚めも良い。
 失禁量は昨日の最大330ccから今朝は10ccになった。
 前立腺全摘によっておしっこを我慢している時に使っている
 外尿道括約筋の機能が低下している。
 それによる初期の尿もれは仕方ない。が、骨盤底筋体操で
 筋肉を鍛えることで失禁はかなり改善されるようだ。

入院期間は2週間と言われているので、やっと折り返すことが
できた。残り1週間治療に専念し、空いた時間有意義に過ごしたい。

前立腺がん 入院2日目 手術

2018-01-26 12:30:04 | 前立腺がん
6時前には目が覚めた。
顔を洗い歯を磨きベッドに腰掛け看護婦さんを待った。
6:10に浣腸を行う。2~3分待ってとのことだったが
我慢できず直ぐトイレに駆け込んだ。
前日からの下剤でほぼ出しきっていた。

8:00に手術着に着替え、ふくらはぎサポーターを履く。
介護師から声が掛かり5階の手術フロアへ歩いて移動した。
前室には既に手術待ちの患者が7~8人いた。
手術用のキャップかぶり一番奥の手術室に入った。

手術室はテレビで見る手術室と全く同じ風景だった。
介護師、看護婦さん、ドクター、全部で10人はいた。
手術台に横になり様々な機器が身体につけられた。

2~3分で寝てしまいますよと言われ目が覚めた時には、
既に手術が終わり病室へ移動している途中だった。

先生曰く、前立腺に癒着があって摘出するのに手間取った
とのこと。たぶん、生検の時に熱が出て癒着したにでは
とのことだった。結果は5時間に及んだロボット支援下
前立腺全摘除術は、成功したようだ。
関係者の方々と妻に深く感謝する。

術後はナースステション横の病室に運ばれて2時間おきに
体温と血圧のチェック、不定期に点滴の交換。
担当看護婦さんの献身的な看護には本当に頭が下がる。
看護婦さんのまた来ますねの言葉にどれだけ安心させ
られたか。思わず息子の嫁にと思ってしまった。

痛み止の点滴も時々処方してもらい、術後からの長い
一日が終わり、翌日の朝を迎えた。

前立腺がん手術 入院 初日

2018-01-23 17:59:14 | 前立腺がん
東京も4年ぶりの大雪に見舞われた1月22日の翌日、
東京医科大学病院に前立腺がんの手術のために入院した。
自分自身、人生で初めての入院そして手術となる。

9:40に入院受付で必要書類の手続きを済ませ、東病棟12Fの
ナースステーションで担当の看護婦さんから本日並びに翌日
以降の診療計画の説明を受ける。

病室は差額負担が無い6人部屋、休憩所やトイレ、お風呂の
使い方、食事等、入院中の過ごし方等々。
その後、身長と体重測定、病室で採血と血圧を測定。
何故かしら上の血圧は90未満? 念のために左腕でも測定。
しかし変わらず88。異常も無いので、そのままスルーする。

今日の昼食まではきちんと食べられるが、昼以降は明後日
まで絶食となる。14時に2リットルの少し塩っ辛い下剤を
2時間かけて飲み干す。寝る前にも錠剤の下剤を服用しな
ければならない。これは感染症予防の処置だ。

その後は、薬剤師の方、介護師の方、主治医以外の先生方
から手術や治療に関する説明を受ける。
その度に同意書へのサインが求められ、今更ながら今どき
だなぁと思ってしまう。

17時に脱水症予防のための点滴と明日の手術のマーカーを
ヘソの下5cmに印を付けて入院初日のイベントは終了した。

まだ時間は18時前。タブレット、単行本も持ってきたし、
ベッド横にテレビはあるけれど、夜、ちゃんと眠れるか
どうかが、まずは心配な入院初日だ。