☆映画の旅の途中☆

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『太陽の墓場』(1960)

2013年11月02日 | 邦画(クラシック)
『太陽の墓場』(1960)

大島渚監督、炎加世子さん(花子)、伴淳三郎さん(寄せ松)、渡辺文雄さん(寄せ平)、藤原釜足さん(バタ助)、北林谷栄(ちか)、小沢栄太郎さん(動乱屋)、小池朝雄さん(色目鏡)、羅生門綱五郎(大男)、浜村純さん(村田吾郎)出演。


【STORY】
 大島渚が助監督の石堂淑朗とオリジナル脚本を書き、前作「青春残酷物語」からわずか2ヶ月で制作した、大阪のドヤ街で生きる人間たちを描いたドラマ。大阪でのロケーションが効果を上げている。(Y!映画より)

【感想レビュー】
とにかく画面がゴチャゴチャしていて、人間関係もゴチャゴチャしていて、みんな、生きる為に生きている…そういうエネルギーがありました。

倫理とか道徳とか、そんな事を考えるようなバックグラウンドも無く、そんな余裕も無く、今を必死に生きていく、そんな感じ…

花子さんの黒い悪魔のようなアイラインが怖かった…(キュートだけど…)。

川津祐介さんが『青春残酷物語』に続いて出ていらっしゃいましたが、こちらでは真っ赤なトップスの衣装が際立っていて…そして哀し過ぎました…。

所々、工事現場や工場、繁華街と新しい建築物がこの作品にも映るのですが、何か新しい時代に向かっていくエネルギーと、戦後の爪痕からなかなか抜け出す事が出来ないドヤ街に集う人々とその生活…の対比が胸に迫ります。

ラストの展開は、予想も出来ないし、凄過ぎました‼



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