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大停電事故で首になった「李世光」の給料は二倍になった

2017年10月06日 | 台湾情報 日訳
因大停電下台 李世光薪水2倍跳
大停電事故で首になった「李世光」の給料は二倍になった


時力批:該負責的「都是贏家」 只有人民是輸家
  責任を負うべき当事者が「勝ち組」となり、国民が負け組となった

前經濟部長李世光在815大停電第一時間請辭獲准,李世光今天上任接掌工研院、資策會董事長,時代力量立委徐永明今天批評,李世光薪資待遇40萬元兩倍跳,且原來的次長變成部長、董事長,該為停電負責的「大家都是贏家」,只有人民是輸家。
  ≪日訳≫前の経済大臣李世光さんは815大停電の際に直ぐに辞職を申し出て許可された、今日李世光さんは工研院・資策會董事長(社長)に就任した。これについて時代力量の立委である徐永明が批判した。李世光さんの給料は40万元で二倍になった、それに加えて本来は次長だった者が部長や董事長となった。停電の責任を負うべき当事者が「勝ち組」となり、国民が負け組となった

  *地代力量;台湾の政党の一つ。近年結成された。台湾民族系。
  *立委=立法委員;日本の国会議員に相当

8月15日下午因中油天然氣供應中斷,大潭電廠6部機組解聯,造成電流頻率驟降,低頻保護電驛作動,共154萬戶無預警停電;大潭電廠重新點火需要時間,當晚實施四輪分區限電,再610萬戶受到影響。
  ≪日訳≫8月15日の午後、ガス供給が遮断されたことで大潭発電所の発電が止まり、電圧が低下して、保護装置が作動し、154万世帯が停電となった;大潭発電所が
機能を回復するのに手間取り、その夜は四分区の電力を制限したので610万世帯が影響を受けた。

李世光第一時間向行政院請辭獲准,8月18日去職,經濟部日前證實,由李世光接掌工研院、資策會兩大法人董事長。經濟部指出,李世光具有經濟首長、研發法人行政經驗,並具產業技術專業背景,為接任此一工作最佳人選,雖擔任兩個董事長職務,但僅支領一份薪酬。
  ≪日訳≫李世光さんは直ぐに辞職を申し出て許可されて八月一八日に辞職した、経済部によれば、李世光さんは工研院の管轄権を掌握したことにより、資策會の二つの大法人の董事長となった。経済部の詩的によれば、李世光さんは経済部のトップだったことがあり、研發法人の行政経験に加え産業技術が専門との背景もあり、この仕事の適任者に選ばれた、まぁ、二つの職務の董事長とはいっても給料は一つの董事長の分だけである。
   *経済部;--部、部は日本の省に相当。あえて日訳すれば「経済省」

李世光今天上任,距離815大停電不到兩個月。徐永明表示,部長職月薪19萬元,工研院董事長月薪40萬元,資策會董事長月薪35萬元,雖然只領一份薪水,仍是原先薪資兩倍跳。
  ≪日訳≫李世光さんは本日就任したが、八一五大停電からまだ二月も経っていないのである。徐永明さんによれば、部長職の月収は19万元、工研院董事長の月収は40万元、資策會董事長の月収は35万元、一月分の給料が元の給料の二倍に跳ね上がった。

徐永明表示,815大停電後,李世光下台薪水反變高,經濟部原政務次長沈榮津變成部長、常務次長楊偉甫兼代理中油董事長、台電董事長朱文成將順利退休,「大家都是贏家,只有老百姓是輸家,停電、受困電梯活該倒楣。」
  ≪日訳≫徐永明さんによれば、八一五大停電後、李世光さんは職を辞した後の給料は反対に高くなった。経済部の元の政務次長沈榮津さんは部長なった、常務次長の楊偉甫兼代理は中油(中国石油?)の董事長となり、台湾電力の董事長朱文成さんは目出度く退職した。全員「勝ち組」となり、国民が負け組となったのだ。停電でエレベーターに乗っていた人は泣きっ面に蜂だ。


行政院9月公布停電事故行政調查專案小組總結報告,建議台電檢討民營電廠、汽電共生在緊急狀況時提高供電可行性,電廠附近居民不應列入輪流停電,並將備用容量率提升至15%,研究建置快速升載的電力設施。
  ≪日訳≫行政院は九月に停電事故行政調查專案小組總結報告を発表、台湾電力を民営化することを提案、列車への緊急時の電力供給の実効性を提言した。発電所付近の住民を発電停止リストに入れるべきではないし、予備電力を15%あげることを提案し、電力設備の迅速な改善を研究することを決めた。


沈榮津表示,調查報告檢討項目,國營會已經列管,包括橫向聯繫不足等,都是必須檢討的地方。
  沈榮津さんによれば、調査報告検討のリスト内容は、國營會がすでに把握してる、省庁間の連携不足などを含み、どれも検討しなければならない。