2017年11月15日（水）絵本わくわくコース・スズキコージさんの授業内容

スズキコージさんの授業は年に２回です。
わくわくコースでは、初回の授業でした。

本日のテーマは「LIFE IS A MIRCLE」君のいままでの人生で起こった喜怒哀楽事件？を 描こう！です。
前もってテーマはお知らせしていますので、皆さん作りたいものを考えて準備してきています。

スズキコージさんが用意した音楽をかけてノリノリで制作しましよう！
本日のBGMは「浅草オペラ」テレビの無い時代に庶民が楽しむ「庶民オペラ」だそうです。
スズキコージさんも一緒に歌いながら楽しそうです。



制作しながら、音楽や映画・旅の話を聞かせてくださいます。
メキシコにはよく旅行されていて、街は壁画だらけで美術館のよう。
日本は広告だらけで寂しいと、おっしゃっていました。



楽しい音楽とお話を聞いていると、時間もあっという間に二時間半が経ちました。



そろそろ発表の時間です。
皆さんの「LIFE IS A MIRCLE」を見せていただきましょう。



・スペインに旅行した時の話
・妖しいホテルに泊まってのお月見パーティ
・海外旅行で困ったこと
・パンが突然消えた……
・子どものころの想い出　など

　

　

　

最後にスズキコージさんからのお知らせです。


11月末に『コーベッコー』は出版されます。
12月6日（水）〜24日（日）まで、ギャラリーvieで展覧会も予定しています。
12月9日（土）17時からは、出版記念パーティもありますので、ぜひ観にいらしてくださいね。

2017年11月12日（日）絵本ゆっくりコース・荒井良二さんの授業内容

荒井良二さんの第２回目の授業です。
いつもお話から始まります。

群馬県のアーツ前橋にて、荒井さんが今年9/30・10/1に行われたイベントのお話をしてくださいました。
小学3〜6年生の子ども達に二日間に渡りワークショップをされたそうです。

「オノマトペ」を目に見える形で、と美術館の方から依頼された荒井さん。
オノマトペとは、擬音語・擬声語・擬態語のことです。
例えば「とことこ、ぴちゃぴちゃ、どんどん」など日本語は感覚の言葉が多いそうです。
まず荒井さんは子ども達にカセットテープで一人ずつ、名前とオノマトペを録音していってもらいました。　
さらに面白いものを出してもらおうと、宿題で「午後3〜4時の間の音」を探してきてもらい二日目にも再度録音。
すると、その時間帯に学校にいた子は「チョークの音」だったり、家にいた子は「お母さんの料理の音」など
どんどん出てきたそうです。
それを、会場の４つのスピーカーからオノマトペのみ編集してもらい流すことに！
会場に展示する絵は、子ども達に自由に絵の具で、筆を使わないで描いてもらいました。
高い壁に描きたい子は、毛糸玉に絵の具を浸してそれを投げつけました！その感じがとても良かったんだ、と荒井さん。
その毛糸を壁に貼っていく子もいたそうです。
（この展示は2018年1/16までアーツ前橋と前橋文学館にて見られます、年末年始等の休館にご注意ください）

後半はいつものようにコピー紙を束ねた冊子を使いワークショップをしました。



初めてのテーマで「料理のレシピ」を描いていただきました。

初めに「きょうは◎◎◎をつくります」から始まって、
最後に「できあがり」や「いただきます」、「さぁめしあがれ」などで終わります。

面白味やオチなどなくて良く、絵本や物語のことも考えなくて良いです。




ここでは「料理」なので、自分で食べるか人に食べてもらうかも重要です。
なんにも物語が起こらない料理絵本があっても良いのでは？
料理には大事なものが入っているのでは？

料理も絵本を作ることと同じ。
全てイコールではないが、課程とプロセス、結果は似ているのでは？
淡々と作っていく。
骨組みを自分で把握しておく。後で何をトッピングしてもオッケー。
まず、平坦なレシピを作っておく。
出来上がりがわかっていれば迷わない。

人の日常の中に絵本的要素が潜んでいる！
トイレ掃除だって買い物だってそう！
絵本はとても身近なもの。

絵本もレシピと同じように、報告し、説明していく。
なるほど、こんなに普段の生活の中に絵本的なことが隠れていたとは。
明日から毎日を見る目が変わり、面白くなりそうで、楽しみな気持ちになりました。