ベンチャー・ローバーへの手紙

VS年代、RS年代に知っておいてほしいこと、
伝えたいこと、気づいてほしいこと、そんなことをすこしづつ・・・・

ボランティア報告会

2011-05-26 08:52:00 | スカウティング
以前「石巻からの手紙」のエントリーで紹介した我が団の育成会長Kさんが先週の団会議に顔を出した。
震災支援のボランティアに石巻に連休前から足掛け10日間行ってきた。出発の前に餞別を渡した時に会って以来だったが、ちょっとやつれた感じがした。会議では写真を数枚みせてもらった。

これはこの貴重な経験を聴かない手はない!と思った俺は、日曜日の定例VS会議にゲストとしてミニミニ講演をお願いすることにした。

日曜日、開会式を終わり進捗状況確認を終わったあたりでスカウトハウスにKさんがやってきた。
Kさんは私のボーイ世代の隊長....あんまり話がうまいわけではない(笑)でも低音でボソボソと諭すように話をすすめた.......
気になったことを2つ、3つ........

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60歳定年から始めた日本列島海岸線マイカーひとり旅の時に訪れた美しい三陸の海岸線の思い出が今回のボランティアへの大きな発意になった。

石巻では日連石巻ベースに滞在し、たくさんの仲間とボランティア生活を行なった。日連がセンターで行政とのパイプ役をやってくれたので、他のフリーのボランティアの人たちより効率的に奉仕できた。彼の年齢にはかなりの重労働だったらしい。だけど頑張れたのはボーイスカウトの仲間と一緒に活動できたから....まるで以前からの知り合いみたいに仲良く明るく活動だった。一緒にいたローバースカウト2名が本当に良く動いてくれた。いろんな意味でボーイスカウトという組織のすばらしさを感じた。

テレビで伝えている被災地の映像と実際の現場とは、まったく違う。ガレキの山、なんとも言えない臭い、押しつぶされそうな空気......とにかく説明できない雰囲気だった。

Kさんの言葉「我々は、あくまでも奉仕させていただく」というのが基本スタンス。
「お役に立ちたい...」と思う心が先に立つとは思うが、現場ではあくまでも「奉仕させていただく」のである。
情けは人の為ならず、巡り巡っておのが(自分の)ためなり......まさに人の為に働くことで自分の幸せにつながることだ。
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約30分の講演会だったけど、ベンチャーの彼らには本物のボランティア活動を考えられるきっかけになったのではないだろうか?....