KADOMIUMTANK ソフビブログ

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「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
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デザインフェスタ32

2010年11月06日 | イベントルポ




















芸術はっ、爆発だ~!!

つーわけでこの季節ならではの恒例シャウトをさせてもらったけど
そう、秋のデザフェスがただいま東京ビッグサイトで開催中!

あいかわらずインディーズソフビ関係もこの文化祭永久機関ともいえるイベントで
大いに気を吐いております。
おなじみのキャラクターがおしゃれの秋らしく模様替えしたり、
この季節ならでは、秋深くカスタムアーチスト各氏のペイントスキルを
発揮した特別カラー、
そして気になる2011年ニューカマーというべき新製品の初披露も見られ
ました。ソフビ関係はお客さんもメーカーも
情報交換や意見交換がじっくりできるほど
ニッチマスに熟成しているので、現場ではリラックスした雰囲気の中、今後出る
アイテムの話とか、今後のプロジェクトの話なども出たり
インイベント感覚で話に花が咲いている感じ。いい雰囲気に包まれてました。
パフォーマンスもキュートなのがいっぱい見られました。

明日7日もデザフェスは開催しています(7日の出展者さんは初日と
変更の可能性があります)。






















マーク・ナガタと怪獣仲間たちのブース。ヤモマークさん、
ドリームロケットさん、PICOPICOさんなどおなじみの
メーカーさんも参集し、お客さんの応対とメーカーさんや
訪問してきた怪獣ソフビ関係の人たちの交流で終日にぎわっておりました。
なかでもMAXTOYの塗装版ミニ怪獣ソフビが好評で、よく売れていました。
この一角は隣に新進メーカーのKIKKAKEさん、はす向かいには
サンガッツ本舗さんをはじめとする「妖怪横丁」メンバーが軒を連ね、
怪獣とお化けが集まる集会のようなノリで来場者をなごませておりました。



ニューカマー、LAKE MONSTERさんの怪獣ソフビ。





今回の販売品じゃないけど紹介しちゃうぜシリーズ

ビリケン商会さんのソフビ塗装で活躍するマウント工房の努さんも
遊びにきており、今、京都で開催中「怪獣全員集合」で販売されている
限定品キングゴゼラのサンプルを見せてくれました。
京都らしく金閣寺風カナ?ゴールドを基調にした絢爛豪華なカラー。





会場でオリジナル怪獣の絵をライブペイント中の努さん。
ギャラリーが集まって軽快な筆の走りっぷりを覗きこんでました。
最近は、こないだのマット・ウォーカーさんの
イベントといい、メーカーさんのペイント風景を間近で見ることができ
刺激されることも多いです。
先日このブログで紹介したパチサミ2010夏の梶原キングコングの
トークの補完ともいえる話やら、なんでだか70年代のマンガのくにで
放映してた「スーパーマン」のアニメに登場する敵怪獣やロボットなどの
話で盛り上がりました。あれって劇中に出てこないOPだけ?の
キャラもいたりしそうなんですよね。お互いの記憶をつなぎ合わせて
脳内怪獣データバンクの補完したり。
(ってすげえニッチだな)。努さんアリガトウです。
やはりパチサミ的にも貴重な人材であります。














KAIJINさんのブース。カスタムファルクライムと
ついに塗装版登場の「DHM-Scary night」
ドリームハウスモンスター・スキャリーナイト の先行販売が行われ
開場と同時に盛況となりました。
手に取ると本当に手間のかかった職人さん泣かせ?な塗装なのがわかり、
このファンタジックなルックスのキャラクターを絵本の中から
飛び出してきたかのようにひときわ際立たせています。

One-upさんでの抽選販売ももうすぐですね。





マイペースでといいつつもハイテンションでニューリリースを続ける、
毎回何かサプライズを見せてくれるKIKKAKEさんのブース、
今回がデザフェス初登場。KIKKAKEさんのオリジナルルアーは
めちゃくちゃ魚が釣れるみたいです。
ブログには感謝の声がいっぱい寄せられてて
びっくりした。好きこそ物の上手なれの好例か。
着々と夢を実現に移しているみたいですネ。

そしてソフビプロダクツのほうでは
9月のスーフェスにてテストショットが披露された
ニューキャラクター「こだま」が初売りされました。
オプションパーツに開花した花のつぼみ状のパーツが付き、
動物(ヤモマークさんのおなじみ謎動物ソフビを使用)が死を迎えたときに
自然に帰っていく死と転生、その後、魂が別次元の存在に
変容をきたし散華するさまをソフビで表現、
プレイバリューをもたせたユニークなコンセプトで新風を吹き込み
注視を浴びていました。怪獣を超えて神・ですから。
カンチャクが同じヤモマーク謎動物は皆このこだまの
パーツがとりつけられるので、自分だけの
こだま現象を、手にした人が自由に再現できそう。

そして今回はKIKKAKEソフビの塗装を手がける
TM PAINT氏のイラストも展示販売。これが画像を見ても
わかると思うけどバリテクで外人さんが描いたの?と思うほど。
もちろんプロとしてさまざまなアーチストのアルバムCDの
お仕事を手がけているのです。

90年代頃のいろんなコミックアーチストの名前を挙げて
リスペクトの源泉を明かしてくれたのですが、もっともインパクトを
受けたのは幼少の頃のファーストライダー視聴体験である
ブラック(とブラックRX)なのだそう。今の目でみても
ブラックは必要不可欠な線で構成されて
洗練されている、との評価。いかにも絵描きさん目線のイイ見方。
年季の入ってるオラなんかもっとさかのぼってアマゾンだな~・
当時モノ心ついて見てたといえば。
仮面ライダー勢ぞろいのディケイドでシャドームーンて出てくるんですか?
どんな扱いになってるんですか?とか
聞かれて、映画でヤツは大ショッカー城にたたきつけられて壁にめりこんだり
してます、とかオタなおいらは答えてしまうのだった。

今後はアメリカンコミックテイストだけでなくネイティブカントリーの
日本テイストが入った絵柄も描いていきたいとか。
KIKKAKEさんのソフビづくりともコラボ的な意味合いで
2人3脚的な活躍を果たしていくことになるのでは。
ソフビ化のデザインワーク等もそのうちやってみたいと
夢を話してくれました。











そしてサンガッツさん。
「妖怪横丁」のエントランスに位置した
ブースで先日のデザフェスギャラリー
イベント、スイコレにて販売したSUIKOカー、また
腕可動SUIKOちゃんの特注シャツを
着けたver.を初売り。
このほか夏にカイジュウブルーさんで販売した
蓄光ver.が評判になったちょうちんおばけの
キーチェーンが再発売され、今回は
クリアタイプが登場。

これが顔を見るとしっかり壱宮イラストレイテッド
キャラになってるのでふむふむと感心するのだな。
ツイッターでゲットした人たちが盛り上がってる
のを見て、いいなーと思ってたけどようやっと入手できました。
カラカサは昭和の頃にプラモになったり
食玩になったりソフビもあるけど、
(妖怪百物語や白獅子仮面に出てきた映像作品のカラカサまでソフビになってる)
ちょうちんお化けの立体化って
意外にないんだよね。昭和の駄玩具であったかな。
とにかくこの壱宮リファインver.チョウチンお化け、とてもカワイイです。
SUIKOちゃんのプロモーション動画が
かかっているモニター映像にイチゲンさんの家族連れが
足を止めておもしろそうにじっくり見ていたのがとても印象的でした。
















今回の販売品じゃないけど紹介しちゃうぜシリーズ
その2・REAL×HEADさんのミュータントゾーン4.
ネクストマンのファーストカラー・・・が
評判だったので、意向に答えて急造されたらしい、
オレンジ成形色に塗装で再現した新カラー。
ミュータント超進化の階段をオレが登り詰めるぜ!!
ビッグサイトの天井にシャウト!(・・・なのはいいけど、空間の広大さを
より出そうと例の事故があったあの急坂エスカレーターの上で
背伸びして撮ってたらじつはプチ高所恐怖症なので足もとがグラグラすると
怖かったっす~ もうしません)








FIG-LAB RULES!!
ドン氏主宰のハードコアトイショップ、
FIG-LABはZOMBIE、ALIEN、MONSTER、ROBOT、CYBORG、VICTIM(笑)までと
どれもマニア心をくすぐるプロダクツ揃い。
今回はVELOCITRONさんのアイテム、GHOULも
こちらで販売。さらにアートデンカさん、
ゴッコドウさんなどのアイテムも参集。
午後まで各メーカーさんが設営していたんですが
国内外からお客がつめかけて買うほうも
商うほうも楽しそうにデザフェス空間を満喫して
いました。



REAL×HEADさんのフォーチュンキャットベイビーも
デザフェス限定カラーを販売。アメリカ現地では
日本の普段普通にお話いただいてるような
インディーズトイメーカーさんとそのプロダクツも
トレーディングカードになったりしてるんですね。
アメリカのジャパンカルチャーに向けた好奇心とリスペクトぶりに
タコも驚いた。




おなじみ白黒ツートンで密度の濃いブースでは
MONSTER WORSHIPさんのニュープロダクツ
グリースバット(GREASBAT)も上陸。ウワサの全身ウロコで
覆われたBUG-EYED MONSTER。
テストショットを4月のスーフェス会場で外人さん
のソフビフリークたちが手にしていたのを
見て以来、気になっていた一体。
今回はいかにもアメリカンモンスター
らしい、成形色グリーンのアイテムを販売。
ノイズ&スカム・ジャンク方面につきぬけた
KUSOGONとは造形的趣の異なるカートゥーン風
ルックスの有翼怪獣。MONSTER WORTHIPさん
の多様なソフビ嗜好のうかがえる一体であります。







THE OUTER OUTERSPACE MANの
可動フィギュア!以前ウチのブログでも
ウラヌスキングを紹介したのですが、70年代初頭に
ブルマァクが版権を取得して日本でもソフビ化した
アメリカ60年代の有名なコズミックキャラクター
フィギュアを最新の成形テクノロジー、
可動スキルを使用して復刻したリファインアイテム。
可動部のユニットにはFIG-LABでもおなじみの
クリオスと同様の部品を使用して末永く遊べる
仕様に。しかもディティールは当時と変わらない
ファンには納得のリファインアイテムとなって
おります。

ルックスを殺さない程度に現在ならではの
ギミックも当時品にない付加価値で持たせている
とかで、ヘルメットの上部を回すとヘルメットの
中のスペースノイドの顔が変わったり、今風に
なったな~と感心する。好き者が2000年代に
問うロストユニバースな伝説のエイリアンコマンドフィギュアが
奇跡の復活、というところでしょうか。
デザフェス2日前にドン氏の手元に
荷が届いたという話で、さっそく
セット(会場価格4体で4800円)で買っていくお客さんも多く
日本のレトロアメトイファンの好反応に驚いているとの話。
中国の高品質の工場で生産し
リーズナブルプライスで提供できる、ぜひオモチャ好きには
手元に持っていてほしいアイテムであると
ドン氏も熱く語ってくれました。

THE OUTER~は当時第2シリーズまで
10数体が発売されたのですが、第2シリーズは
今もあまり当時品が出てこないことでも有名。
今回第2シリーズのキャラクターまですべて
リリースするのが目標とのことでした。













事前に出展を知らなかったのだけど
現場でなかよしさんが教えてくれて見落とさずに
済んだメーカーさん。なかよしさんありがとです!
モンストックさんから第1弾カラーがさきに
リリースされた「伝説巨蛙フロッゲン」の
現物も、アトリエPOOのブースで見ることが
できました。タコは写真でしかこのソフビを
見てなかったのですが、かなりのボリュームで
手ごたえがあります。新カラーはオレンジに
メタリックグリーンのブラシワークで、レトロ
ソフビのような懐かしさをかもし出しています。

フロッゲンのデザインワークを
担当した杉山実氏もブースにいらしたので
お聞きしてみると、以前モンストックさんから
発売した伝説巨鳥パボラスのライバルキャラ的
な立ち位置で生み出したそうで、
人造物のような手はかつて石像だったときの
面影を残しているのだそう。
よく見ると腕は4本。

フロントはカエル、背中は古生代に生息していた
三葉虫やアノマロカリスのような甲殻類をイメージ
して、前後でビジュアルの見せる意外さを
狙ったのだとか。

ボリューム感と表情のもたらすコミカルさで
これまでのソフビにもなく、また
モンストックさんのソフビに
常にどこかあるコミカルなイメージを引き継いだ
キャラになっていそう。ここに載せたイラストは
フロッゲンの元になったカエルのキャラクターで、
これを膨らませてソフビ用にイメージを再創造した
のだそう。背中についている突起は耳で4本あり、
抜きの問題からパーツが別になっています。

全身のディティールを見ても見所の多いソフビで、
かつソフビにほしいなごみ感も加味されている
点に注目したいトコロ。2011年のニューカマーが
早くも登場というところでしょうか。


この会場ではおなじみ、会場を上から目線で見下ろし
盛大に垂らしている巨大ハナミズさん。


このグッズやさんが何かアウトサイダーアートっぽくて
よかったYO。

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2 コメント

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Unknown (もぐら)
2010-11-10 00:30:53
GOOD GOOD HAHAHA
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Unknown (タコペッティ)
2010-11-10 00:59:03
>もぐらさん

こんばんわ。
なんかスカルブレーンにたむろしてる
人たちみたいな
どーとでもとれるようなリアクションで
なんともナイスですね!

ちなみにHAHAHAは
行間一字アキHA HA HA!のほうが
それっぽいかも。
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