先週の何曜日だったか昼間の仕事から帰ると救急車が停まっていた。
真っ先に思ったのは1階に住む老人の事。
私が呼んだ過去2回とは違う場所に停車している。
人の気配は全くない。
1階の老人宅も全く物音がしない。
救急車は斜め向かいのアパートの前に停まっているから
別の家の住人か?
何の動きもないのでとっとと自分の部屋に帰る。
そのあと救急車がサイレンを鳴らしながら去って行った。
やはり今までとは違う。
それ以来1階が静かになった。
引っ越した様子ではないが
毎朝ケアの人が何度も鳴らすチャイムの音もしなければ
ケアの人も来ない。
部屋の電気も消えている。
もちろん老人も部屋から出てこない。
やはりあの時、1階の老人が運ばれていったのだろうか?
5月とは打って変わって静かな6月になった。