色彩学～色相対比～

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今日からシリーズでプチ色彩学をご紹介します。

色って、１色だけ見ているときと
２色配色された場合で色の見え方が違う現象が起きるんです。

普段はあまり意識していないのですが、
実際比較してみると不思議や不思議。。。

その対比の中から今日は
色相の対比現象をご説明します。



中央の□は左右ともに同じオレンジです。

でもバックの色が赤だと
オレンジがちょっと黄色っぽく、
バックが黄色だとちょっと赤みがかって見えませんか？

このいたずらをしているのが『補色』。

補色とは、
この色を輪にした色相環で
ちょうど反対側に位置する２色。

赤と緑、黄色と紫、などなど。
それぞれが補色の関係です。

で、この補色同士は強い影響力があります。

赤の補色は緑。バックが赤のオレンジは
補色の緑に影響され、ちょっと緑寄りに色相がずれて見えるのです。

反対に黄色の補色は紫。バックが黄色のオレンジは
補色の紫に影響され、ちょっと紫寄りに色相がずれて見えるのです。

重ねる色によっては本来の色の見え方が違ってくる。
色の不思議です。

では次回は『明度対比』をご紹介します。