俺の困惑をまったく無視して、他のやつらが大井を囲む。
「奇跡だぜ、き、せ、き」
「は、は、は・・。明日は雨かもな」
「まだ、信じられないぜ、全くさ」
「そうだ、そうだ。津田はきっと博愛主義者だ」
「なんとでも言え」
大井はおれの肩をガシッとつかむと
「伊東、外野がなんて言おうが、無視だ、無視!
俺たち、いっしょに青春だもんな」
と、潤んだ目で俺の顔を覗き込む。
「おおーー!!
強気の発言じゃないか」
「お前、舞い上がりすぎだぞ」
「そうだぞ、メル友だろ。
メル友。とりあえず」
「バッキャローー!!
いいか!?健全な高校生はだな、メル友から始めるもん
なんだ。 なあ?伊東?」
今まで、俺をほとんど無視して勝手に盛り上がって、最後は
俺に振るのか?
そうは思ったが、少ししか話が見えていない俺は、
「まあ、そうかな?」
と、言葉をにごしておいた。
「だよな?
お前が、相良とペアになったって聞いてさ、俺ひとり取り
残されたらどうしようかと、あせったのなんの・・・・」
「そのおかげで、思い切って津田に告ったんだから、よかった
じゃないか」
「しっかしさ、うまくいく確率は50%だったよな」
「俺なんか、30切ると予想してたけどな」
「いやぁ、十人十色とは良く言ったもんだな」
「ほんと、感動モン!!」
「うるさいんだよ。
俺と伊東も、今日からはお前達と同レベルだからな。
なあ、伊東?」
「ひぇーー!?
お前、いきなり、俺たちといっしょかよ?」
再び盛り上がりを見せた時、またもやドアが。
「奇跡だぜ、き、せ、き」
「は、は、は・・。明日は雨かもな」
「まだ、信じられないぜ、全くさ」
「そうだ、そうだ。津田はきっと博愛主義者だ」
「なんとでも言え」
大井はおれの肩をガシッとつかむと
「伊東、外野がなんて言おうが、無視だ、無視!
俺たち、いっしょに青春だもんな」
と、潤んだ目で俺の顔を覗き込む。
「おおーー!!
強気の発言じゃないか」
「お前、舞い上がりすぎだぞ」
「そうだぞ、メル友だろ。
メル友。とりあえず」
「バッキャローー!!
いいか!?健全な高校生はだな、メル友から始めるもん
なんだ。 なあ?伊東?」
今まで、俺をほとんど無視して勝手に盛り上がって、最後は
俺に振るのか?
そうは思ったが、少ししか話が見えていない俺は、
「まあ、そうかな?」
と、言葉をにごしておいた。
「だよな?
お前が、相良とペアになったって聞いてさ、俺ひとり取り
残されたらどうしようかと、あせったのなんの・・・・」
「そのおかげで、思い切って津田に告ったんだから、よかった
じゃないか」
「しっかしさ、うまくいく確率は50%だったよな」
「俺なんか、30切ると予想してたけどな」
「いやぁ、十人十色とは良く言ったもんだな」
「ほんと、感動モン!!」
「うるさいんだよ。
俺と伊東も、今日からはお前達と同レベルだからな。
なあ、伊東?」
「ひぇーー!?
お前、いきなり、俺たちといっしょかよ?」
再び盛り上がりを見せた時、またもやドアが。