快活サラリーマンのブログ

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仮想通貨の価値を考える

2017-06-24 22:54:03 | 日記
以下、乱暴だが金をみかん、ビットコインをオレンジに例えてその価値について考えてみる。

例えば世界にみかんとオレンジが一個ずつしかなかったとする。
で、みかんが中の10個の”房”からできてたとして、その一個の”房”が10円だとする。オレンジは5個の房からできていて、一個の房が同じく10円だとする。

この場合、みかんの総体的な価値(時価総額)は100円でオレンジが50円なので、みかんの価値の方がまだ高いのは歴然である。
ちなみにみかんやオレンジの房の中にはさらに細かい”粒”がありその一粒の価値までをほぼ無限に捉える(btcで言うとこの小数点以下での取引)ことができる。

また、別の話で、世の中の買い物をこのオレンジで払うことができるようになってきたとする。
一房の価値は今は10円しかないのでうまい棒一本しか買えない。また、オレンジ丸ごとでも50円のガリガリ君しか買えない。(あれ、60円だったかな。。)

オレンジの味が最高に美味しいと思う人がめっちゃ増えて一房の価値が10万円とかになったとする。すると、オレンジ丸ごとで50万円の高級ワインまでが買えるようになる。

だんだん、人々がオレンジの味なんてどうでもいいけどオレンジそれ自体をモノを得る際の交換手段として扱うようになってくるとする。
もしくは、モノを売る人がオレンジによって対価の支払いを許容するようになってくるとする。

これが高級ワインだけでなく、人々が価値があると見なす車や家、その他世の中のモノ全般に及ぶとなると、オレンジ一房には途方も無い価値がつかざるを得なくなる可能性がある。これに伴いオレンジ丸ごとの総体価値も果てしなく大きくなる。

この状況におけるポイントはオレンジの味自体に本質的にはなんら価値など無いと人々が思っていても、交換手段としてはその存在価値を互いに認めてしまっているという点である。(これは現在の法定通貨も同様、ただ法定通貨はその信用を国が保証してる形)
そして、世の中のより多くのモノの交換手段としてオレンジが”機能するため”に、オレンジ自体の価値が勝手に引きあげられるという点である。

ただし、今は品種改良されたオレンジ(アルトコイン)なども生まれてきているし、10年後くらいにオレンジの粒を誰にもばれないように砂とかで置き換えれることが判明した場合(ブロックチェーンの改竄)、オレンジの価値は暴落し、そもそも交換手段足りえなくなる可能性もある。


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