★★★★★★(S)
2004年 最高の1本。
公開当時、映画館で3回、DVD購入後には、ゆうに20回以上の鑑賞。
部屋で寛いだり片付けをしたりする時にも、DVDを流しっぱなしにする。
作品の中にどっぷりと漬かり込んだのはもちろん、
溢れ出した分が自分の生活の中にも流れ込んできた。
日常的な、普通の情景の中に、ドラマを見出している。
その視点が、あまりにもロマンチックだ。
けして特殊な設定というわけでもない。
おおむね良識的なアメリカ人が、おおむね良識的な恋愛をする。
優雅でうらやましい話ではあるのだが。
ヒロインに扮するスカーレット・ヨハンソンの、クールな表現が素晴らしい。
ひそやかに蓄積された感情が、ラストのラストで涙となってほとばしり出る。
新宿西口界隈って、こんなに絵になるロケーションだったっけ?と思ってしまう。
音楽も秀逸だ。オリジナル曲の作曲も、既存の楽曲のセレクションも。
サントラを1日中流しっぱなしにしていても飽きない。というか、苦にならない。
端麗なアイリッシュ・ロックとUKロックが抑制の効いた激情を奏で、
ヒロインが出会ったある日の東京の憂鬱を、映画の舞台に昇華させる。
ラストシーンでは、80年代のUKを代表する不滅のポップチューン
‘Just Like Honey’のひび割れたギターの残響が、
穏やかな感動を湛えた胸にじんわりとしみこむ。
何がそんなにいいのかと言えば、フンイキ、としか応えようがないかもしれない。
けれど間違いなく、04年のみならず、
これまでに出会ったすべての映画の中で、至高・至福の1本である。
(シネマライズ渋谷)
2004年 最高の1本。
公開当時、映画館で3回、DVD購入後には、ゆうに20回以上の鑑賞。
部屋で寛いだり片付けをしたりする時にも、DVDを流しっぱなしにする。
作品の中にどっぷりと漬かり込んだのはもちろん、
溢れ出した分が自分の生活の中にも流れ込んできた。
日常的な、普通の情景の中に、ドラマを見出している。
その視点が、あまりにもロマンチックだ。
けして特殊な設定というわけでもない。
おおむね良識的なアメリカ人が、おおむね良識的な恋愛をする。
優雅でうらやましい話ではあるのだが。
ヒロインに扮するスカーレット・ヨハンソンの、クールな表現が素晴らしい。
ひそやかに蓄積された感情が、ラストのラストで涙となってほとばしり出る。
新宿西口界隈って、こんなに絵になるロケーションだったっけ?と思ってしまう。
音楽も秀逸だ。オリジナル曲の作曲も、既存の楽曲のセレクションも。
サントラを1日中流しっぱなしにしていても飽きない。というか、苦にならない。
端麗なアイリッシュ・ロックとUKロックが抑制の効いた激情を奏で、
ヒロインが出会ったある日の東京の憂鬱を、映画の舞台に昇華させる。
ラストシーンでは、80年代のUKを代表する不滅のポップチューン
‘Just Like Honey’のひび割れたギターの残響が、
穏やかな感動を湛えた胸にじんわりとしみこむ。
何がそんなにいいのかと言えば、フンイキ、としか応えようがないかもしれない。
けれど間違いなく、04年のみならず、
これまでに出会ったすべての映画の中で、至高・至福の1本である。
(シネマライズ渋谷)
私もスカーレット・ヨハンソンの演技力にすごい惹かれました。
ラストの抱き合うところで、不覚にも涙が…。
繊細な気持ちが、表情一つでここまで伝わってくるんだなーって思いました。
あと、やっぱ音楽がいいですよね♪
『ヴァージンスーサイズ』も音楽のセンスがすごく良くて、サントラ買っちゃったんですけど、それ以上に今作は良かったです。
ソフィア・コッポラのセンスに脱帽してしまいました。
この映画、真剣に見るんじゃなくて、何気ないときに流しっぱなしにしていてもよさげですね。
音楽DVDとかと同じ感覚で見れそうで、私も買ってしまいそうですw
これからもどんどんレビュー書いてくださいね。
また覗きに来ます!
よかったらオススメ映画とかも教えてもらえると嬉しいです☆
遊びに来てくださり、どうもありがとうございます!
「ヴァージン・スーサイズ」は僕もレンタルで見ました。
自分自身も10代の男の子に戻ったような気分で、
どうしても覗いてみたい、振り向いてもらいたい、
でも絶対に踏み入ることのできないとはっきり分かっている
「世界のもう半分(=女の子の世界)」への
後ろめたい憧憬みたいな感覚を、
甘苦く(笑)思い出しながら。
女の子は、いつまでもミステリアスなのです。
そうあってもらいたいという、男の妄想まじりの願望もこめて(笑)。。。
ソフィア・コッポラは、現在、監督第3作を製作中みたいです。
その名も、「マリー・アントワネット」。
主演はキルスティン・ダンスト(「ヴァージン・・・」や、
いま公開中の「エリザベス・タウン」にも出演してます)で、
噂によると、UKロックの次代を担うバンド「カサビアン」のボーカリストも
俳優として共演するとか。
次回作も、サントラはUK色が強くなるんでしょうかね☆
それにしても、こんどは歴史ドラマ。
来年公開だそうですが、今から楽しみです。。
ぜひぜひ、またいらしてくださいね。
僕もおじゃまいたします!