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福田首相の “辞任戦略” 民主党の影を薄める!

2008-09-02 00:01:58 | 政治
 唐突な辞任劇に、「政権投げ出し!」「無責任!」「意味不明!」との批判が強まる中で、辞任表明記者会見終了から1時間以上経過した段階で、その意図するところを推察する論評が出始めた。

 福岡ではRKB系列で(元NHKの)膳場貴子さんがキャスターを務める午後11時のニュースショーで、政治記者(後藤謙治氏)の話として、「福田総理が麻生幹事長と夕方長時間話し合った際に、後継総裁選挙を女性も含め華々しくやって欲しいと伝えたようだ。」との裏話を披露していた。
 案外、膳場貴子さんが出たりして・・・(マサカ?!)
 この「短いニュース」は、極めて重要なキーワードである。

 時、あたかも民主党の代表選挙に小沢党首が立候補表明したその時である。

すなわち、(以下は私の考えであり、政治記者の意見ではない)

① 小沢代表の立候補ニュースを後景に退ける。
② 民主党代表選出(選挙はなさそう)に自民党後継総裁選挙をぶつける。
③ 女性候補も含め(明確に示唆したと言う)4名程度立候補させ、
  マスコミを自民党総裁選で乗っ取る。
  (女性候補が小池百合子、野田聖子であることは明白)
④ 総裁選ブームで次期総裁(麻生氏が当然有力)への御祝儀相場での
  支持率が高い内に(総理選出直後に)解散総選挙を行う。
  膳場貴子さんは「短い賞味期限の内にということですかね」と皮肉をひとくさり。
⑤ 麻生ブームで選挙を圧勝し、政局の転換を図る。
⑥ 麻生なら選挙は限りなく早くなる。(ボロが出ない内に)


 これは、福田首相の手で解散したのでは実現不可能な政治情勢となる。

 このシナリオを書いたのが麻生幹事長か福田総理かは不明だが、これまでの福田首相の対応を見ている限り、上記のような“戦略”を考案できるとは思えない。
 麻生がシナリオを作り、福田に辞任を迫ったのではないだろうか?!

 そう考えれば、福田首相が自ら解散に踏み切らなかった不可解な理由も解ってくるような気がする。

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 それにしても福田辞任記者会見で、「民主党と話し合おうと努めたが話し合いに応じてもらえなかった」と批判し、これも辞任の一因であるかのように述べたが、これは安倍氏の辞任表明と殆ど同じ調子である。

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 それと、安倍政権居ぬきの閣僚と長らく言われてきて、ようやく内閣改造で少しは自前の内閣になったというのに1ヶ月で辞職とは、閣僚になった人々もやってられないであろうし、これでは益々官僚が大手を振ることに成りかねない。

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