HOT TIN ROOF

デジカメからクラカメまで、いろんな写真機で撮ったいろんな写真を載せて行こうっていうブログ。基本方針『無節操』。

新旧リコーカメラ

2007-10-31 22:38:20 | RICOHFLEX VII

「GR DIGITAL II」が発表されましたね。

http://www.ricoh.co.jp/release/by_field/digital_camera/2007/1030.html

前から10月ごろとの噂があり、この間旧GR DIGITALの生産打ち切りの
ニュースもあったのでそろそろだろうと思っていたのですが、やはり来ました。

フォルムはほとんど旧GR DIGITALと同じ、レンズも同じですが、
RAW記録の高速化、低ノイズ化と着実な基本性能の向上をはかり、
電子水準器を搭載、スクエアフォーマット対応と、
さらにマニアックな方向へ突っ走ったようです。

案外だったのは手ぶれ補正で、今回も非搭載。
「このカメラ買うような人にはいらんでしょ」ってな
開発者の声が聞こえてきそうです。

「レンズは同じ」とのことなので個人的には買い替え予定はないのですが、
同時発売のテレコンバージョンレンズ「GT-1」には惹かれています。
これ、ファームウェア書き換えると旧GR DIGITALにも付くらしいので。
装着すると40mm相当の画角に。発売済の21mmワイコンと合わせて、
21mm、28mm、40mmと3種類の画角がGR DIGITALで使えることになります。
ついに標準画角対応ですよ。これは買っちゃうんだろうなあ、きっと。

さて、新リコーカメラの話はここまでで、ここから先は旧リコーカメラの話です。



↑こういうの買っちゃいました。
「リコーフレックスVII」型。昭和29年発売の2眼レフです。
リコーフレックスは戦後まもなくの時期に大ヒットしたカメラで、
シリーズ全部で100万台以上を売り上げたそうです。

今日のリコーの礎をつくり、日本のカメラ時代の幕明け役を担った
カメラだ、ということ。大ヒットの理由は「安くてよく写った」
ことで、構造を簡略化して価格を下げたことが
大ヒットにつながったようです。簡略化されたつくりは
壊れにくさにも直結し、発売後50年以上経った今日でも
こうして使用可能なものが手に入るというわけ。

ちなみにカメラのキタムラで約3000円でした。
ネタとして十分な安さです(笑)。

こないだの休みに試写し、現像が上がってきたのでアップします。



露出計代わりにGR DIGITAL使ったので露出大丈夫かなあと
思っていたのですが、案外平気でした。



周辺光量落ちは時代なりですが、けっこう綺麗に写ります。

露光の参考用にGR DIGITALで撮った絵だと



こんな感じです。



逆光は・・・まあこんなもんでしょう。



やはり暗いところは苦手なようです。
現代のネガフィルムの性能のおかげでなんとか写ってはいますが、
どうしても薄灰色の画像になってしまいます。
あと、ファインダー暗いのでフレーミング確認が大変。

ウエストレベルの(上から覗き込む)ファインダーが面白かった。
すりガラスに映った絵が幻灯機を見ているようです。
フィルム送りも、フィルムを一定量送る機能すらないんですね。
カメラの後ろの窓を開けて、フィルム裏面の表示を見て手動で
フィルムを送ります。アナログだ!

それと今回、スキャンしたネガフィルムから絵を起こしていて、
「ネガフィルムはラチチュードが広い」っていうカメラ雑誌の記事の
意味を実感しました。なるほどなあ。融通きくわけだ。
フィルムカメラちゃんといじったの初めてに近いので新鮮。

次は紅葉を待ってリバーサルフィルムに挑戦予定。
・・・無謀な気がするなあ、ヒシヒシと。

リコーフレックスの使い方については
↓ここを参考にさせていただきました。
http://oozusi.hp.infoseek.co.jp/

2眼レフ全般に関しては
↓ここが詳しいです。
http://www.k5.dion.ne.jp/~tlr/

今回のうんちくのネタ元です(笑)。


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佐原の大祭

2007-10-16 21:52:59 | GR DIGITAL & D40



この間の土曜日に、千葉県佐原市の「佐原の大祭」に行って来ました。
巨大な山車が町中を練り歩く盛大なお祭りで、
「国重要無形民俗文化財」とのこと。

山車は全部で14台、それぞれの山車の上には
歴史上の有名人や神様をかたどった人形が飾られています。
上の写真の人形は「源頼義」。
平安時代の武将で、八幡太郎義家のお父さん。



これは「日本武尊」。
ヤマトタケルノミコトです。日本神話のヒーローらしい、りりしい顔。
山車はどれもかなりの年代モノで、これは明治8年制作とのこと。
なかには江戸時代のものもあるようです。



「大楠公」こと南北朝のスーパースター楠木正成。
息子の「小楠公」正行の人形もありました。



静かな田舎町が、今日ばかりはこの人出。



街灯の飾りにも、この通り「山車」が。



街中を流れる「小野川」に浮かぶ舟から、
「佐原囃子」が流れてきます。



巨大な山車はこうやって曲げます。
曲がりきれないときは・・・



こうやってみんなで一斉に体重をかけて「曲げる」。



山車の表面はどれも精細な彫り物で飾られています。
これは「青竜」。



これは鍛冶屋でしょうか。



象さんです。奥の人物の表情も見事。



家の軒先に下がる「御祭禮」の提灯。
佐原はその昔「小江戸」と呼ばれた街で、
あちこちに古い家なみが残されていました。



日が沈んでライトアップされた山車。
華やかな眺めです。



鎮西八郎為朝。



夜店の屋台も大繁盛のようです。



おっちゃんの表情がなんとも良い。



まとめて写真を見るにはこちらをどうぞ。↓

http://picasaweb.google.co.jp/junetaj/200708?authkey=83m0NeynmPU

千葉県佐原市のホームページです。↓
http://www.sawara.com/

コメント (2)
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仲見世・浅草寺

2007-10-10 00:31:33 | RICOH GR DIGITAL



骨折した肩はまだ完治してはおりませんが、
ようやくカメラ持てるまでに回復しました。

復活後第一弾は昨日行った浅草寺の写真です。
あいにくの曇り空だったのですが、この曇天に仲見世の明かりが
浮かび上がって、カメラ的にはいいライティングでした。



なんだか、「千と千尋の神隠し」を連想しました。



浅草寺といえば提灯。
入り口のアレばかりでなく、本堂にも巨大な提灯が。



ライトアップされた五重塔。
この日はじつに綺麗でした。



もう一枚。近づいて下から見上げて撮影。



レトロな店構えをレトロっぽくモノクロで撮影。
ISO感度を上げてあえてノイズをのせ、フィルムの粒状感を
狙ってみました。

コメント (2)
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