背番号31 ~松本哲也応援ブログ~

読売巨人軍・松本哲也君を心底応援するブログです

2016年のジャインツを振り返る

2016-10-19 | 雑文
オオタニショーヘイが165km/hを投げた、と話題になってましたが(そしてTVで見てましたが)
個人的にはその前に投げた151km/hのフォークの方が凄くね?と思った次第です。
ご無沙汰しております。

我等の31番は一昨日から秋季練習に参加してます。心底ホッ、首になったわけじゃなかったんだ
てことでボチボチ2016年のペナントを振り返ってまいりましょう。

さて、まずは論より数字。
今シーズンのよしのぶジャイアンツのデータをドーン!!
※前の()は前年度比、後ろの()は今年度のセリーグ内での順位
 ちなみに↑↓は「良くなった」が「↑」「悪くなった」が「↓」でっせ。

順 位 2位(-2位)
勝 敗 71勝-69敗-3分(↓75勝-67敗-1分)
勝 率 .507(↓.528)(-)

得 点  519(↑ 489)(4位)
失 点  543(↓ 443)(2位)
本塁打  128(↑ 98)(3位)
盗 塁  62(↓ 99)(4位)
失 策  85(↓ 72)(2位)
打 率 .251(↑.243)(3位)
防御率 3.45(↓2.78)(3位)

ドーン、で、ガーン(笑)

リーグ全体で言えば順位こそ同じ2位ですが、昨年は1位ヤクルトに1.5差、今年は広島に何と17.5差。
ちなみに広島は上記の7要素のうち、失策数以外は全部1位(出木杉君か)なので、まぁフツーに言えば「今年のセリーグは広島1強だった」と言えるでしょうね。

チーム単体で見てみるとむしろ去年さんざん言われていた「スーパー貧打☆」が多少マシになっているのです。

・・・
・・・・・。
え、そうだったっけ・・・? ←143試合見てきた人の率直な感想


どうもそうは思えないのはそれ以外に理由があります。以下、まとめ。

・打率と得点とHRは割と上がってる
・だけどそれ以上に防御率と失点がひどくなってる
・盗塁めっちゃ減ってる
・失策も増えてる

ってことで要は「点を取った以上に取られてる」し「機動力と守備力が落ちたので競り負ける」という事です。
なんと身もふたもない言い方…でもおそらくここに訪れてくださっている方はみんな

(無言で)こっくり

…と、同意してくれるはずだと思います。

まず、得点力が上がったのは、アレですね。
首位打者様をはじめとする主力が結構頑張ったのが効いていると思います。
逆に言うと主力だけが頑張った、っつーことやね。CSと一緒です。

村田さんなんてキャンプ当初は、会長を1年でクビ長野さんに譲り、「ユー、ついでに3塁も岡本に譲っちゃいなよ☆」位の勢いのひどい扱いを受けていたのに気が付いたら年間通してサードを守り、打率.302、久々のGG賞も辞さないってなくらいの活躍ですよ。
失策と併殺が多いのは見ないふりしますので村田さん、来年も頑張れ。

次に、失点が上がった&防御率上がったのは、ソレですよ。
今年のジャイアンツの特徴は「先発が粘って投げて勝ちパターンにつなげれば勝ち(但し、菅野を除く)」です。
もっと言うと「先発が粘れなくて同点または微妙な点差で継投だと大体負ける」
さらに言うと「先発が早々に炎上すると一緒になって中継ぎも燃える(仲イイね!)」です。

沢村君は秋になって脂が乗ったせいかやたらに燃えやすくなったので印象的に「セーブ王泥棒」的になってますが、実際、7月までは完璧な抑えだったわけで、シーズン通してみれば、最優秀中継ぎ賞を受賞したマシソンと一緒に素晴らしいスコット村っぷりだった思ってます。
とっとこハム太郎も大絶賛だと思うぜ。今や全然名前似てないけど。
つまり、彼ら以外の中継ぎ投手の働きが今いちあがってこなかったのが主な理由です。
まぁこれはCSのところでたくさん書いたので割愛。
あーあ、高木ky・・・げふんげふん…

先発は菅野・田口は良く働いてくれましたし(田口君、初代表選出オメ!おばちゃん、飴あげようねぇ)
途中からというのはアレですがマイコラスと内海もそこそこ頑張ってくれたと思います。
ほぼ空気だった大竹も最後の投球は素晴らしかったです。
ハヤトゥーは…もうちょっと頑張れ。
そしてすぎうちとしやはどこ行った??

蛇足ですが、会社で野球スキーで知られる私ですが、みんなして「ところでゆうちゃんって今どこで何してんの?」って聞くの、できれば止めてください。
あー、きっと鎌ヶ谷とかにいるんじゃないですかねぇ~?(適当)

閑話休題。

そして個人的にとても気になったのが「盗塁」「失策」の2つです。

先週、神の足・鈴木が引退を発表しましたが、それを見て、私は、私の渾身の「尚広は毎年手袋とスパイクをちょっとずつ大きくしているのであと数年でアンツーカー+1歩で手が届く」というネタを使えなくなり大変悲しい…ではなく、「ああ、やっぱりなぁ」と思ったのでした。

先般の会社の人たちに「あと、なんでスズキって引退記者会見やるくらい有名なの?」とも聞かれたのですが、尚広さんはもちろんすごいです。すごいんですが、やっぱり何が凄いというかというと、その足を通年ベンチに1枠使って置いて運用できるわかだいしょうの采配が凄かったんだと思いますよ。いい意味でも悪い意味でも普通の監督には使いこなせないです。やっぱりわかだいしょうあっての尚広さんなので、この1年の使い方見てたら致し方がないかな…と。

今年のよしのぶジャイアンツのスローガンは「一新」ですが、ぶっちゃけシーズン終わってみたら活躍したほとんどが「ベテラン」もしくは「実績のある中心選手」で、むしろ「一新」っていうか「現状維持」です。
それはもちろん「育成優先で長期戦」をはっきり打ち出して1年やってきた金本阪神とは違い「勝ちながら育てる」を義務付けられたジャイアンツでは難しい、ってこともありますし、秋季キャンプの強化指定選手になっている中大橋立のヤングジャイアンツ(古)は、もっと頑張れよ!! (藤はもっと頑張れよ)ってこともあるんですけど、以前も書きましたが、それ以外になんというかすごく「重さ」を感じたんですよね。。

競り勝つという点での弱さみたいのをすごく感じたんです。勝負の球際が弱いっていうか。勝利への執念と言ってもいいかもしれない。
実プレーで言うと、先の塁に進もうとする走塁とか、先の塁に進めさせない守備とか。
戦略の問題もありますし、個々のプレーの問題もありますが、私はこういう所に野球の面白さを見出すタイプのファンですのでそこの面では今期のよしのぶジャイアンツには、大変不満でした。

あとやっぱり、切り札的な人がまた減ってしまったこともショックですねぇ。
「代打・高橋」がコールされた時の、「代走・鈴木」がコールされた時のあの何とも言えない球場の高揚感。
今のジャイアンツってほんと、そういう人がいないんだよなぁ…

あ、ところで、上記2つには及びませんが「XXに変わりまして、センター・松本」ってコールされた時の31番への歓声も結構すごいですよね。
…と、触れずにはいられない。だってこのブログの意義はそこにあるので(笑)
そんな31番の2016年も涙ながらに振り返っていきますよー。