今月下旬、横井庄一記念館がオープンするそうです。横井さんは終戦から約28年間、グアム島のジャングルや自ら作った地下壕などで生活し、1972年にジャングルを彷徨っている最中現地の猟師に発見され日本に帰国しました。「横井庄一、恥ずかしながら帰って参りました。」の声明が有名になりましたが、横井さんのグアムでの生活で心の支えになった言葉がありました。
「天勾践を空しゅうする莫れ 時范蠡無きにしも非ず」
天は勾践を見放すようなことはしない。必ず范蠡のような忠臣が現れて助けてくれる、ということ。「勾践」は中国春秋時代の越の王、「范蠡」は呉との戦に敗れた勾践を助け、再び呉を滅ぼした忠臣の名前。「太平記」で児島高徳がひそかに桜の幹に書き記して、隠岐へ流される途中の後醍醐天皇に奉った詩の句です。
ひとつの言葉が28年もの過酷な生活の心の支えになり得るのかと思うと、感慨深いものがあると同時に、ふつふつと怒りがわいてきた。言葉のチカラ云々言っている自称ジャーナリスト宣言の新聞社に。
今日は以上
「天勾践を空しゅうする莫れ 時范蠡無きにしも非ず」
天は勾践を見放すようなことはしない。必ず范蠡のような忠臣が現れて助けてくれる、ということ。「勾践」は中国春秋時代の越の王、「范蠡」は呉との戦に敗れた勾践を助け、再び呉を滅ぼした忠臣の名前。「太平記」で児島高徳がひそかに桜の幹に書き記して、隠岐へ流される途中の後醍醐天皇に奉った詩の句です。
ひとつの言葉が28年もの過酷な生活の心の支えになり得るのかと思うと、感慨深いものがあると同時に、ふつふつと怒りがわいてきた。言葉のチカラ云々言っている自称ジャーナリスト宣言の新聞社に。
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