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ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

デンマーク: 野生のジャッカルを発見

2016-08-09 22:30:41 | 日記
2016年8月9日(Tue.) 地元の愛知県は、今日も灼熱の暑さに襲われています。 北欧デンマークの涼しさ(?)が懐かしくなりました。 (ニュースソース: CPH POST ONLINE 8月9日発 )

<原文の一部>
Live wild jackal spotted in northern Jutland
“Biological sensation” says museum curator
北部ユトランド(半島)で野生のジャッカルを発見:  「生物学的なセンセーション」と学術研究員は言います。


It is rare to see a jackal so far north (photo: Вых Пыхманн)


August 9th, 2016 12:00 pm| by Ray W
A live wild jackal has been seen and photographed found in northern Jutland.

Thomas Secher Jensen, a biologist and curator at the Natural History Museum in Aarhus, called the find “a biological sensation” after viewing the photos of a golden jackal spotted in Lille Vildmose in Himmerland.

“This is the first time that a live golden jackal has been photographed in Denmark,” Jensen told Nordjyske Stiftstidende.

The only other jackal ever seen in Denmark was found dead near Karup in Jutland last year.

(抜粋)生きた野性のジャッカルがユトランド半島の北部で目撃され、且つ、写真に収められました。 オーフスにある自然歴史博物館の生物学者でもある学術研究員は「生物学的なセンセーションだ」と言います。 Lille Vildmose in Himmerland と言う場所でゴールデン・ジャッカルが発見されたのです。 これは、デンマークにおいて初の事例なのです。 他の唯一の事例としては、昨年、ユトランド半島の Karup と言う場所で死んだジャッカルが発見されたことだけです。

Lucky shot
Nature photographer Carsten Clausen unexpectedly captured the images of the rare-to-these-parts animal when he was out on the moor photographing birds and animals.

“It was pretty fast,” he said. “At first I thought it was a large fox, but I realised quickly that it wasn’t.”

Clausen has posted his photos in a Facebook group that supports the moor called ‘Vild med Lille Vildmose’.

The golden jackal resembles a small wolf with a bushy tail. They normally weigh about 7-15 kg, a bit more than a fox, but significantly less than a wolf, which usually weighs 25-60 kilos

(抜粋)撮影に成功した時の様子は、それ(ジャッカル)は動きがとても速く、最初は、大きめのキツネだと思いました。しかし、すぐに違うと感じました。 ゴールデン・ジャッカルは、ふさふさの尾を持った小さめの狼のようで、体重は7~15kgぐらいとされています。キツネよりはやや重くて、25~60kgある狼よりはかなり小さめなのです。


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場所は、下の地図で確認できます。(出典: Google Earth )



生きたジャッカルが目撃されたわけで、命をつないできているからには複数の存在であることは間違いないことでしょう。 ちなみに、デンマークの森林率は14%ぐらいで、大げさに言うと、パンケーキのようなと言われる国土のほとんどに手が加えられてしまった状態だと思われます。そして、残されている森林も大半は「人工林」であると聞かされたことがあります。(cf. 日本の森林率は68%ぐらい)

しかし、2012年にシェラン島のネストヴェズと言う地方に3ヶ月間滞在しましたが、その農場(21ha=約21町歩)の横は森でしたし、その森には野生の鹿( deer )が生息していて、牧場内にも時折出現していました。

広い牧場のフィールド(畑)には、野生のウサギや雉もいましたし、彼ら野生動物は、なんとか生息域を確保・移動しながら命をつないできているのでしょう。



ジャッカル発見のニュースが流されること自体、彼らデンマーク人の自然への憧憬の念などが高いと言うことなのかも知れません。また、弱者へ手を積極的に差し伸べようとする高い精神性も含めて、デンマーク人の今の姿は、歴史に学んだからではないかと思えています。

それは、北欧4カ国(または5カ国)に、共通的な傾向なのかも知れません。


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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