goo blog サービス終了のお知らせ 

都立上水高校 第1期社会科部OB・OG会公式ブログ

第1期社会科部は平成21年3月12日消滅。本ブログは現在活動中の新生「社会科部」様や都立上水高校とは一切関係ありません。

鉄道大回り乗車の旅(八高線編)その3

2006年01月30日 23時31分43秒 | 【連載】鉄道旅行記
八高線は行く(1)
 八高線は拝島を発車した。メンバーは4人。一人は連絡がつかない。この時点で欠席したという判断をし、高麗川へ向かう。線路沿いには住宅街が広がり、まだこれといった変化はない。東福生に到着。このあたりは米軍横田基地に近いため、騒音公害も多いという。駅としてはとても小さく、降りる人もほとんどいない。ものの十数秒で東福生を出発。この先は横田基地に沿って進んでいく。視界がだいぶ開けてきた。フェンスの向こうは横田基地。私たちは、「このフェンスの先はアメリカですね。」とか「俺たちは国境線を走っているんだ」という冗談とも取れるような取れないようなことを言いながら列車に揺られていた。しばらくすると、フェンスは無くなり国道16号線が見えてきた。「ここまで私は来たことがあります。」と言うと、「じゃあ新青梅(街道)沿いを走ってきたの?」と言われたので、「ちょっと違います」と答えた。実際はだいぶ違うのだが・・・。このあたりはカーブがあり列車は惰性で走ってゆく。外から見た写真が上のものだ。列車はその後スピードを落としトンネルへと突入する。トンネルと言えども実際のところ切通しにしかなっていない。実は昔は実際に八高線内唯一のトンネルだったのだが、電化の際に電柱を立てるときに邪魔なので屋根を取っ払ったようだ。そして今のような中途半端な形になった。このカーブを過ぎれば箱根ヶ崎。ここまでは自転車で来たことがある。
 箱根ヶ崎。ここで交換列車との待ち合わせをする。八高線は北藤岡-倉賀野間を除いて全線単線のためこの様にして駅ですれ違う。こうしないと、もちろんどうなるかは少し考えればわかるだろう。2分ほどすると八王子行き電車が来た。ここの入線(列車が駅構内に入ってくること)アラームが、非常に独特な音が鳴り、その音が医薬品のCMの最後に流れる音だとか、某バラエティ番組のチャイムだとか、リフトの乗車サインだとかと言う話になった。この話の意味はこの駅で電車の到着チャイムを聞けば一発で分かると思う。ちなみにこの駅の発車ベルは南武線と同じらしい。
 そんな事で、箱根ヶ崎を発車。住宅街だった景色は一面の茶畑に変わった。ここで進行方向を変え、右に「ザ・モールみずほ16」を眺めつつ国道16号をくぐるともうすぐ埼玉県。旅はまだ始まったばかりである。
                               (つづく…)
                            著者:総合統括副代表


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。