よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

タイヤころりん

2006-05-05 11:07:32 | Weblog
引越しをしたら、インターネットも驚異的に遅くなった。友人から画像つきのメールをもらったが、ぜんぜんひらけないほど。ああ、日本の「光」のスピードが懐かしい!!!ネットの速度を速くすると、なんでもたくさん見るらしい。速いからネットを見る時間も減ると思いきや、逆に速いと次のページ、次のページとすすんでいき、ネット利用の合計時間は増えるとか。引越しにともない速度が遅くなったら、たしかにめんどくさくて、私もぜんぜんネットを見なくなった。というか、見るのが苦痛。待ち時間が長くて途中であきらめてしまう。ということでこちらの更新も久しぶりです。。。

今日は車ネタでもう一つ。私がこっちにきてすごい驚いた衝撃の場面。ある日バイクタクシーに乗って、わりと交通量が多い道を走っていたときのこと。対向車線を普通に走っていた車から突然タイヤがひとつはずれ、タイヤが道を転がっていった。あれよあれよと、転がり続け、タイヤははるか遠くまで転がった。

面白かったのはまわりの反応で、大半のバイクや車はその転がっていたタイヤをみんなが一斉によけた。タイヤは道をじぐざぐと200mくらいは進んでいったように思う。沿道の人もみんなその光景を唖然としてボーっと見ていた。その後運転手がどうしたかは知らないが、そのときのタイヤが転がっている光景は忘れられない。カンボジアでもさすがにそれはめずらしいらしく、乗っていたバイクタクシーのドライバーもあんなの初めて見た!と笑って言っていた。人ごとなので、笑えるがもし自分が乗っていた車だと思うとちょっと恐い。それにしても、走っていた車からころころタイヤがとれる場面なんて、一生のうちでそう見ないと思う。本当にギャク漫画のような世界だった。まあ、もう見たくないけど。

カンボジアに来たばかりのころは、ハイエースに30人、いや40人くらい乗っているのを見て唖然とした。タイヤがはずれたのを見たときほどの驚きはないにしても、初めて見たときはこの車だいじょうぶなの?とびっくりしたものだ。ほかにもドライバーのシート意外に隙間がないほどにココナツをつめている車をよく見かける。ほかの野菜も見るけど、なぜかココナツの実満載の車をよく見る。一度、その車からココナツを運び出しているところを見たことがあるのだが、本当にこれでもか!というくらいココナツが入っていた。ちなみに後ろは当然のごとく閉まらず、ひもでしばっていた。

ついこの間は、おんぼろハイエースの上に新品のバイクを20台くらい載せて、普通に走っていた。確実のあのハイエースより上のバイクのほうが高いであろう。乗用車に8人、ハイエースに16人くらいなら、まあいけるか?とカンボジア化してしまった昨今だが、日本ではもちろん違法行為。メーカーはそんなことを想定していないだろう光景がカンボジアでは日常だ。車メーカーの設計者たちはいったいどこらへんまでなら、想定しているのかなとふと思うことがある。