アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

CSI: Miami 4-7 & CSI: NY 2-7

2005年11月12日 | TV: CSIシリーズ
今回は『CSI: Miami』(11/7放送)と『CSI: NY』(11/9放送)にまたがる前後編。前後編ともにマドンナの新曲が頭に流れる。


《前編『Felony Flight』(マイアミ編)》

マイアミの田舎道をドライブしていた若者たちが小型飛行機の墜落を目撃し、救助に駆けつける。その際、飛行機の横腹に「…CE」と書いてあるのが画面に映った。予告編を見ている視聴者にはそれは「POLICE」(つまり、飛行機は警察の護送機)だろうと想像できるけど、当の若者たちは気付かなかったようだ。飛行機の中から出てきた男(『24』第3シーズンでチェイス役を演じたJames Badge Dale)が若者たちを射殺して車を奪って逃走する。そして、ホレイショたちが現場捜査をしてる場面になり、飛行機の横腹の「POLICE」がちゃんと見えるようになる。このあたりは上手いカメラワークだと思った。

男はニューヨークからマイアミに護送中の連続殺人犯ヘンリー・ダリアスだった。

ダリアスはマイアミで1年前に起きた主婦殺人事件の犯人とされており、今回はその死体を埋めた場所に案内させるための護送だったが、それはマイアミ・デイド警察署長がホレイショ・ケイン警部補の反対を押し切って行ったものだった。

ダリアス脱走のニュースを聞き、彼をニューヨークで逮捕したマック・テイラー刑事が応援に駆けつける。

カリー・デュケイン捜査官はダリアスの自白ビデオを見て、「目が死んでる。一番怖いタイプの殺人犯だわ」とつぶやく。

マイアミで次々と殺人を行うダリアスだが、彼の目的はアレクサ・エンデコット(『Withou a Trace』で失踪した若い娼婦を演じたばかりのLeyton List)という大学生を探し出してニューヨークに連れ帰ることだった。

ホレイショとマックらが手掛かりを追って乗馬クラブに駆けつけると、アレクサはすでに拉致された後だった。この時、主なしで戻ってきたアレクサの馬にマックが「Whoa! Whoa!」と言う。これは馬に「止まれ」と命令する時に使う決まり文句だ。マックは乗馬も得意なのかな?そういえば、『CSI: NY』でも馬が出てくる話があったっけ…。

なお、再捜査により、1年前に主婦…リディア・ジョンソンを殺した犯人はダリアスではなかったらしいことがわかる。ホレイショはリディアの息子のアダムに「真犯人を捕まえたら、君に真っ先に電話するよ」と約束する。ホレイショは子どもの味方だもんね。

今回はデイヴィッド・アンダース(『エイリアス』のサーク役)が容疑者役でゲスト出演。彼は本家『CSI』の第5シーズンにもラボの職員としてゲスト出演したことがある。

【今日の一言】
Lt. Horatio Caine: Mac's a good man.
Det. Frank Tripp: I figured you'd say that.


《後編『Manhattan Manhunt』(ニューヨーク編)》

ティーンのドラッグ・パーティーのシーンから始まるところが『CSI: Miami』っぽいが、ここはマンハッタンの高層住宅ビル内にあるエンデコット宅だ。そこにアレクサとダリアスがやって来る。ティーンたちはアレクサの妹サラのクラスメートだが、サラ自身はいないようだ。ここは日本でいうところのマンションのような所だけど、中が広く、階段もある。

ダリアスはアレクサを2階の金庫に連れて行き、スキャン装置に手を当てて開けさせる。しかし、中を見て怒ったダリアスはアレクサを射殺し、階下にいたティーンたちも殺してしまう(この場面では金庫の中身がどうなってたかは画面には映らない)。ダリアスはわざと手掛かりを残し、混雑する地下鉄内にマックをおびき寄せる。ダリアスは人を殺す際、一瞬も躊躇しない冷血漢だが、本人いわく、「止められない」のだという。

マックとともにニューヨークにやってきたホレイショ・ケイン警部補は法廷への召喚令状を受け取る。一緒にいたステラ・ボナセラ刑事に「ニューヨークには苦い思い出があってね」ともらすホレイショ…。彼はニューヨークで起こった古い殺人事件の重要参考人らしい。

ヘンリー・ダリアスは実はアレクサとサラの腹違いの兄だった。23年前、父のトム・エンデコットに認知してもらえず、当時はDNAテストも無かったために血縁関係が証明できなかったのだ。

ダリアスはエンデコット家の金庫を開けるためにアレクサを拉致してニューヨークに連れ帰ったのだが、中身が空っぽだったため、アレクサが嘘をついたのだと思ったのだ。しかし、実はその金は数時間前にサラが持ち出していたのだった。

アレクサとサラの姉妹たちは「21歳まで酒もドラッグもやらないでいてくれたら300万ドルの遺産を分けてあげよう」と親から約束されていたが、高校生のサラはすでにドラッグに浸かっていたのでその望みはもうなかった。そこで、アレクサのために用意されていた金を金庫から盗み出していた。

逮捕後、「もし23年前に認知してもらってたら、俺も人殺しにはならなかったかもしれない」と言うヘンリーに、マックは「お前よりもっと不幸な境遇の人を沢山見たことがあるが、彼らはまっとうに生きてるよ」と指摘する。

リディア・ジョンソンを殺した真犯人は数ヶ月前、別の事件で逮捕されていたが、その時に拘置所で出会ったダリアスに「俺も人を殺したことがあるぜ」と自慢話をしていたのだ。それを聞いたダリアスがいかにも自分がやったかのように「自白」したというわけ。

ホレイショは携帯電話を出し、「君のお母さんを殺した男を捕まえたよ」とアダムに伝える。

【今日の一言】
Det. Mac Taylor: Mr. Endecott, DNA does not lie.

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2 コメント

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クロスオーバー (josetangel)
2005-11-15 06:55:03
ジョウさん、エピガイアップご苦労様です。

後半のNYエピも、どちらかというとマイアミのペースだっただでしょうか。特に、Horatioの召喚状なんかは、NYしか見ていない人にとっては、??だったでしょうね。

とにかく、クロスオーバーのおかげでNYが最高の視聴率を出したみたいですね。NY側としたら、マイアミ様々かな、なんて。

それでもCarusoとSiniseの雰囲気も良く、なんとなく今後もこの2つのシリーズについてはクロスオーバーがありそうな気がします。
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ホレイショ&マック (ジョウ)
2005-11-15 07:25:48
マックは前編でなかなか出て来なくて、やっと出てきたと思ったらほとんどホレイショに着いて回るだけだったので、ちょっと物足りなかったですね。まあ、ダリアスとの交信とかいう見せ場もあったんですけど、あのシーンでは代わりにジャック・バウアーのフリして、「Chase, you're making a big mistake!」とか言ってくれたらウケたと思います(おいおい)。



ホレイショとマックは本当に息がピッタリですよね。今後もまた一緒に出してほしいです。
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