浄土宗宮城事務所のブログ

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西光寺 東日本大震災 三回忌法要(3月11日)

2013-03-20 03:16:10 | インポート

石巻、西光寺様において震災三回忌法要が行われました。

当日は、風が強く、肌寒く感じる気候ではありましたが、青空が広がる晴天の中、300名以上の壇信徒の方々がお参りになられました。

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西光寺様本堂前にて

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受付のご様子

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法要のご様子 約30名ほどの諸上人と共に壇信徒の皆様とのお念仏の輪が広がりました。

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法要後には全国各地からの浄土宗青年会員の皆さまを初めテラネットさん、西光寺青年会、西光寺蓮の会、山形エコー石材さん等の協力の元、おにぎり800個、白玉ぜんざい300食、芋煮300食が準備され、お参りいただいた皆様に炊き出しが行われました。

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また、炊き出しの間には兵庫県で、創作太鼓の演奏をされている「和奏風草」 山中 節 氏の力強い、心に響く演奏で皆様を勇気づけるような演奏をいただきました。

来年の年忌におきましても西光寺さまでは、継続した供養を続けていきます。

三回忌の法要は復興の終わりではなく、スタートに立つことができた。

そのような現状であることを、心に留めておかなければなりません。


浄土寺・東日本大震災 三回忌法要(3月11日)

2013-03-14 15:42:43 | インポート

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 昨年と同じく白寿殿 多賀城会館にて、浄土寺様の震災三回忌法要が行われました。
 宮城教区の他、兵庫教区、大阪教区からもご上人方に随喜いただき、約200名の檀信徒の方々が参列されました。 

 

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 受付では宮城教区教化団のタオルと手ぬぐい、滋賀教区様より近江米一升米、ライオンズクラブ様よりドライフラワーが配られた他、仙台市若林区の仮設住宅で作成している復興紙ふうせんが配られました。

 

 

 

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 午後からは荒浜の慰霊塔前にて、14時46分の黙祷に続き慰霊法要が行われました。東北各教区のみならず全国から50名以上のご上人がお集まりくださり、突風の中でもお念仏の声を大きく響かせることができました。
 荒浜に新しく建立された観音像は高さが約9mです。これは、震災で仙台平野を襲った津波の高さが9~10mと推測されているため、その高さを再現したものです。周囲の松林を全て飲み込まんばかりの大きさだということが分かります。

 

 平日ということで仕事のご都合などで来れない方、前もって個別に三回忌のご法事をされた方もおり、日曜日だった昨年の一周忌に比べて3割~4割減ほどの参列者数となりました。
 しかし例え慰霊碑まで足を運ぶことができなくても、大勢の方が思い思いの場所で手を合わせていただいたことと思います。

 

 仙台市では来年度から復興公営住宅の造成、建設が開始されます。しかし全戸の入居にはさらに2年以上の時間が掛かると想定されています。
 移転用地の整備においても一般の住居建設が優先されるため、多額の金銭的負担以外にも、浄土寺様の移転・再建にはまだまだ時間が必要です。

 2年間の多くのご支援に感謝すると共に、これからも宮城の復興の様子を見ていただくこと、よろしくお願いいたします。


専光寺 東日本大震災物故者 三回忌法要

2013-03-12 19:34:00 | インポート

平成25年3月11日

岩沼市の専光寺様にて「東日本大震災物故者三回忌法要」が行われました。

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専光寺様ではご住職が震災犠牲者14名の御回向をいたしました。

参列いただいた檀信徒の皆様には、滋賀教区浄土宗青年会様からいただきました「近江米一升運動」のお米をお渡しさせていただきました。

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ご住職からのお話しでは、

「今こうして震災から三回忌の今日を迎えられたことは、たくさんのご支援があって、皆様のお力があってのことです」

と感謝のお言葉でした。しかしながら「今後の不安がある中での三回忌であった」と述べられ、

「この地に住み檀信徒のご先祖をお守りしたい」とのご住職の意思とは裏腹に、

専光寺様におかれましては災害危険区域に指定され、居住用の建物を建てることができません。

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岩沼市はいち早く集団移転計画を進めている地域です。

こうして岩沼市玉浦西地区では着々と集団移転の基礎工事が行われています。

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専光寺様には、全国浄土宗青年会より3名、東京教区浄土宗青年会より3名、静岡教区浄土宗青年会より6名、宮城教区浄土宗青年会からは2名のご随喜をいただき、三回忌法要をお勤めしました。

当日は晴天ではありましたが、風が強く、最高気温も5℃でした。

遠路宮城までご足労いただき心より感謝申し上げます。

今後とも皆様の支え、ご支援のほどお願い申し上げます。


3月11日、震災から2年

2013-03-11 20:31:29 | インポート

東日本大震災から2年が過ぎました。
津波被災した各ご寺院さまはじめ、県内各所で三回忌の法要が営まれました。
全国浄土宗青年会の皆さまはじめ、全国から当教区にお運びいただきありがとうございました。
また、津波被災の各寺院におきましては事務所にお寄せいただきましたお米と教化団作成の手ぬぐい&タオルをお配りいたしました。
まだまだ復旧復興とはいえません。今後とも被災地域・被災された方々に心を寄せていただきますようお願い申し上げます。

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修復が叶った山元町・浄正寺さま。主に栃木教区の皆様にご支援いただきました。本日も栃木浄青会の方々にご随喜いただきました。 しかしながら、災害危険区域に指定されたこの地域には住民はいません。災害公営住宅がいち早く整備されましたが、わずか26戸(第一期)です。

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回向なされる住職。これまでの2年間を振り返りながら、ご挨拶されておりました。

山元町では、今日も復旧作業が続いていました。

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解体作業中の中浜小学校。そのわきの道を入っていくと海岸では集中捜索を行っていました。

Img_2420その傍にはいまだに瓦礫が積まれています。

この状況をお知りおきください<(_ _)>




浄土寺・震災慰霊碑 開眼法要(3月10日)

2013-03-10 23:56:39 | インポート

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震災から2年となる明日11日を前に、仙台・浄土寺様の境内にて震災慰霊碑の開眼法要が営まれました。

 

 

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荒浜で亡くなられた方のお名前が1人1人彫られています。

 

 

被災された方の中には「震災のことはもう思い出したくない」「震災の光景を思い出してしまうようなものは撤去してほしい」と思っている方もいらっしゃいます。

しかし今回の震災で大勢の方が亡くなられたことは、決して風化させてはいけないことです。

浄土寺様の周辺は災害危険区域に指定され、もう住むことは出来ず、今後は復興祈念公園などとして活用される予定です。

しかし震災前はこの場所に集落があり人々の生活があったということを、この慰霊碑と共に後世に残していかなければなりません。