試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3600形モハ3628[3668F-1] 現行色 VVVF制御車 中期仕様 元運転台側KATOカプラー化 ※ライトレンズ折損車

2017-04-24 21:08:31 | 京成線:3600形
折損。

マイクロエース製京成3600形3668FVVVF制御編成中期仕様(3668F-1)の中間車化改造車はKATOカプラー化を進めている。
ここまでモハ3621,サハ3608,サハ3601と順調に推移してきた。
しかし最終入場車のモハ3628は他車と事情が少々異なる。


京成3600形モハ3628 現行色 VVVF制御車 中期仕様(3668F-1)。

クハ3658現行色中期仕様(3658F)の種別幕交換入場時にライトレンズを破損させてしまった。
そこでモハ3628とライトレンズを振替え竣工させた。
モハ3628はライトレンズ部周囲へゴム系接着剤を塗布し車体支持に変更した。
この際に亀裂で留まっていたライトレンズは中央部で2分割され完全な折損に至っている。
2分割のままでは心許なく凹部中間に流し込み接着剤を投入し破断し接合を図った。
復旧時は再び分解される機会は無いと考え一安心していた。


入工中のモハ3628。

3668Fの中間車化改造車はKATOカプラー化と並行しアルミテープによる前照灯の反射再現も施工対象に加えた。
折損したライトレンズを持つモハ3628は他車より慎重に取り扱う必要がある。
更にモハ3628はライトレンズ交換時に余計な細工を施し裏目に出た。
簡易的な復旧で留めたため原形復帰を要する。
そのため折損したライトレンズを撤去する羽目になった。
今考えるとゴム系接着剤での固定補助は余計だったかもしれない。


ライトレンズが折損しているモハ3628。

モハ3628はライトレンズ装着時に油性ペイントマーカーで前照灯の銀色化を試行した。
これは完全なる失敗に終わった。
単に塗装しただけになる初歩的な答を予想できなかったらしい。
中間組込を逆手に取り雑な塗料除去で済ませたがアルミテープ貼付の効果を削ぐと予想し出来るだけ剥離する。
ライトレンズを撤去しようとしたところ破断箇所があっさり分離してしまった。
やはり流し込み接着剤では強度を維持できなかった。
結果的に2分割されたライトレンズ各々でペイントマーカーのインク除去を行っている。


塗料が残る前照灯レンズ。

油性ペイントマーカーは所有車両の各所で使用している。
よってある程度の耐性を把握できていた。
ところが球面のライトレンズでは思うように除去が進まない。
側面には蒸着処理が施されておりこれも作業の行く手を阻んでいる。
あれこれ試したが最終的に爪で剥がす強引な手法で落ち着いた。
完全にインクは除去出来ずライトケースとの境には微量の塗料が残ってしまった。
それでも着手前より見映えは向上している。
ライトレンズは一体化せず2分割のまま車体に付着したゴム系接着剤で再固定した。
2分割で残した上に接着力の弱ったゴム系接着剤ならば今後の分解に手こずらなくて済むと思う。
破断箇所は折損当時の断面を残しており左右の段差を生じさせずに済んでいる。
最後に座席部品元運転台側へアルミテープを貼付し組み立てた。




モハ3621 [■■■ ■ ■]:前照灯レンズ修正,前照灯リフレクター簡易再現施工,KATOカプラー化。

前照灯レンズに一部塗料が残ったため仕上がりに不安があった。
しかし一定の効果はあったようで二重瞼の様な前照灯レンズから決別できた。
アルミテープ貼付への影響も殆ど無くサハ3608,サハ3601に近い状態まで戻せている。
モハ3621は今後も破損部品を抱えたままとなる。
ゴム系接着剤で支持したライトレンズは万全な対策とは言い難い。
そのため分解時に注意を要する点は変わらない。


サハ3601,モハ3668 (KATOカプラー化,中期仕様化)。

3668F-1は当初計画とは異なる全車入場を経て再出場となる。
モハ3668,モハ3661中期仕様化竣工まで中間車化改造車のKATOカプラー化は全く構想に無かった。
6両編成で固定化されなければTNカプラーSPのまま存置していたと思われる。




モハ3621+サハ3608 (KATOカプラー化)。




サハ3601+モハ3628 (KATOカプラー化)。


モハ3668+モハ3621。

KATOカプラー化により中間車化改造車の元運転台側連結部はその間隔が広くなった。
これは予め折り込み済でむしろ編成内での連結面間隔が揃うと考えていた。
貫通幌基準では確かに均等化が図れた。
一つ失念していたのは3600形の前面デザインが三平面折妻だったことである。
そのため後退角を有する分だけ切妻連結部との間隔が広がった様に見えてしまう。
少々計算違いが生じたが目立つジャンパホースがKATOカプラー化の恩恵と言えよう。

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