埋没。
TOMYTEC製京成3500形3556F朱帯色モハ3553の第二次整備は車体整備に移行した。
モハ3556(3556F)では助士側前面窓セルに亀裂を走らせる大失策をしてしまった。
何とか誤魔化せる状態に持ち込めたが同じ失敗を繰り返さないよう心掛ける。
京成3500形モハ3553 3次車 朱帯色(3556F)。
薄め液に頼る印刷除去方式は変更しない。
他に妙案が浮かばず事実上の一択となった。
消極的選択だが手段が無い以上どうしようもない。
TOMYTEC製京成200形206Fや新たな3500形のバリエーションリリースに備え良い方法を探る。
モハ3556の失敗は切り替えたつもりだった。
しかし何処かに引っ掛かりがあったらしく外観から伺えない箇所は雑な仕上がりになっている。
引き続き入工中のモハ3553。
モハ3556と同じく屋根板整備から着手した。
クーラーキセの着脱を行った後に屋根上機器を溶着している。
第一次整備で傾きが見られた誘導無線アンテナはこの時修正した。
屋根板周りで雑になった箇所は誘導無線アンテナの溶着である。
微量しか用いて来なかったが切りが甘かった模様で多目に投入してしまった。
更に塗り方も酷く取付孔ボス周囲には筆の痕が残る。
雑な仕上がりになった屋根板裏面誘導無線アンテナ取付孔周囲。
クーラーキセは取付孔と脚の位置関係が逆転するため誘導無線アンテナほど酷くはない。
再分解の確率は限り無く低い。
但しモハ3556,モハ3555,モハ3554よりも投入量が多く注意を要する。
屋根板とは対照的に側面窓セル撤去は慎重になった。
ところが予想に反しモハ3553の全窓セル撤去は速攻で終了した。
前面窓セルのストッパーを避けるため側面窓セルを下方向へ向けたところ勝手に脱落した。
これは海側,山側に関係無く起きた現象だった。
自動脱落した側面窓セル。
嵌合には個体差があるためモハ3553だけで現れたのかもしれない。
3592F現行色後期仕様(3592F-1),3592F現行色晩年仕様(3592F-2),モハ3556では苦戦を強いられた。
少々真正面から挑み過ぎたのかもしれない。
確かに側面窓セルを下方向へ動かした記憶は無い。
今後のTOMYTEC製3500形導入時に試行しようと思う。
M1車へ応用出来れば整備性は大幅に向上するだろう。
バリの目立つ貫通扉下部断面。
前面窓セルは尾灯レンズが繊細のため車体表側から押し込み撤去している。
モハ3553は貫通扉が渡り板に引っ掛かる傾向が見られた。
恐らく貫通扉下部のバリが原因だと思われる。
種別板は[■]に変更する工程があり同時にバリ取りを施す。
全窓セルが撤去されたモハ3553。
予想より早く側面窓セルの撤去が行えた。
そのため全窓セル撤去までの時間はモハ3556より短くなっている。
生まれた時間は運行番号表示器印刷痕の隠蔽へ廻せる。
印刷消去痕は残るものと考え完全剥離は最初から放棄していた。
仕上げで如何に誤魔化すかが鍵となる。
↓
誤魔化きれなかった運行番号表示器印刷消去痕。
薄め液で運行番号表示器部の消去に取り掛かった。
モハ3556と同じく白印刷と黒印刷はあっさり溶けてくれた。
しかし運行番号表示器枠の銀印刷だけは一向に剥がれない。
ここで薄め液から消しゴムでの印刷消去に切り替えた。
ところがこれも大失敗に終わっている。
マイクロエース製3200形3298Fリバイバル開運号(二代目)の復活赤電色化(3298F-3)で失敗した例を生かせなかった。
弱まった印刷部を消しゴムで擦ると逆効果になり被膜が強化されてしまう。
モハ3296(3298F-3)で[指定特急]ステッカー印刷剥離に早くから消しゴムを持ち出し大苦戦した。
この教訓を活かせないまま銀印刷消去に取り掛かってしまい余計に作業が進まなくなった。
最終的に何とか銀印刷は落とせたがモハ3556より酷い曇りを生じさせている。
隠蔽出来るか微妙な運行番号表示器。
銀印刷を剥離した下端は直線状に曇りが出てしまった。
しかも横方向のため追設する運行番号表示器に合わせるのが難しい。
今考えると無理に銀印刷は剥離せず運行番号表示器枠として活用した方が得策だったと思う。
これ以上の曇り除去は諦め全Hゴムをマッキーで塗り直し尾灯レンズに色を挿した。
尾灯レンズの色挿しはモハ3556で効果が見られたため同一方式により継続採用した。
運行番号表示器は下部を出来るだけ消去痕に近付け設置している。
前面窓セル単体では曇りを隠し切れていない。
後は屋根板装着後の遮光に頼る事になる。
グリーンマックス製[■]種別板化した貫通扉。
モハ3556に引き続きグリーンマックス製京成3150形用ステッカーから[■]種別板を切り出した。
予め[=通勤特急=]表示板を消去したがここでも失敗している。
ステンレス地を出すだけのはずが銀塗装まで剥がれてしまった。
試しに赤マッキーで塗り潰すと成形色部分はモハ3556の[=]より斑が酷くなった。
このままでは[■]表示板ステッカーに透過してしまうため大半を成形色化した。
もう一度赤マッキーを塗り直し[■]表示板化している。
同時に貫通扉下部断面のバリ除去も施した。
しかしバリは貫通扉前面下部に重なるように張り出していたため余計に見附が悪化した。
清掃を終えた車体と側面窓セル。
逆に見附が向上したのは窓枠である。
モハ3553は塗料滓の付着が多かった。
3592F-1から工程に採り入れたがこの判断は当たりだったと思う。
側面窓セルは拭き上げだけとした。
一部の窓サッシ印刷が浮いており貫通扉下部断面のバリと併せてやや外れを引いたらしい。
なお浮いた窓サッシ印刷はクロスで包んだ爪楊枝で除去している。
側面行先表示器の基準幕化を済ませ組み立て工程に入った。
偏位の激しい[乗務員室]印刷。
第一次整備で気付いていた[乗務員室]印刷のずれは特に手を加えなかった。
代替手段がステッカーに限られたため目を瞑っている。
もちろん運行番号表示器印刷消去失敗も根底にあった。
これ以上外観を悪くする訳には行かない。
3592F現行色から進化した箇所ではあったものの精度が伴わなかったのが惜しまれる。
この程度での返品交換は要求できず仕方が無い。
無事全車へ優先席マークを転写出来た3556F。
組立を終えジオマトリックス製優先席マークインレタを転写した。
モハ3553も一度で転写を終えられている。
手元に残った優先席マークインレタは2両分で4両編成には対応できなくなった。
200形206Fの導入は引き運次第である。
理論上206Fまでは対応出来る。
しかしモハ206,モハ207は運行番号表示器が助士側窓内に設置された頃には4編成化されていた。
そして1976年11月に京成線から姿を消している。
よって優先席マークインレタは206Fへ使用出来ず補充待ちとなる。
↓
消去痕が運行番号表示器に埋没してくれたモハ3553。
ほぼ同じ外観となったモハ3556。
かなり粗雑な作業が目立ったがモハ3553の第二次整備が終了した。
外観確認は再び運行番号表示器部から入った。
屋根板の遮光に加え横方向に走る銀印刷消去痕が運行番号表示器の下端に重なってくれた。
セルの厚みにより光線都合では目立つ機会も有り得ると思う。
ただ曇りを含めモハ3556に近い状態に持ち込めたのは奇跡的である。
なお貫通扉下部断面のリブ切除は余計だったらしい。
傾きには繋がらなかったものの嵌合が緩く貫通路と当たる音がするようになっている。
↓
モハ3553朱帯色後期仕様(金属車輪装着,側面行先表示器基準幕化)。
苦しめられながらもモハ3553が竣工した。
3592F-1,3592F-2とは勝手が異なり予想以上に手こずった作業だった。
ここは先入観が邪魔をしたのかもしれない。
竣工時は達成感より安堵の方が強かった。
モハ3554+モハ3553 (3556F:非動力車+非動力車)。
モハ3556+モハ3555 (3556F:非動力車+動力車)。
モハ3590+モハ3589 (3592F-1:非動力車+非動力車)。
モハ3590+モハ3589 (3592F-2:動力車+非動力車)。
車体不等沈下対策の結果はモハ3556と変わらなかった。
妻面の傾斜は3592F-1,3592F-2を含めほぼ同じになった。
自重が軽く記録用のダミーレールでは余計に強調されてしまう。
走行用レール上はもう少し緩和されるため納得している。
第二次整備が大幅に遅れた3556F朱帯色後期仕様はようやく出場を迎えられる。
残念ながら3592F現行色とはプロトタイプ時期が違い過ぎ離合には齟齬を抱える。
現時点ではTOMYTEC製3500形全編成の設定が異なる状態になった。
これを逆手に取り各編成毎の特徴を活かしたい。
TOMYTEC製京成3500形3556F朱帯色モハ3553の第二次整備は車体整備に移行した。
モハ3556(3556F)では助士側前面窓セルに亀裂を走らせる大失策をしてしまった。
何とか誤魔化せる状態に持ち込めたが同じ失敗を繰り返さないよう心掛ける。
京成3500形モハ3553 3次車 朱帯色(3556F)。
薄め液に頼る印刷除去方式は変更しない。
他に妙案が浮かばず事実上の一択となった。
消極的選択だが手段が無い以上どうしようもない。
TOMYTEC製京成200形206Fや新たな3500形のバリエーションリリースに備え良い方法を探る。
モハ3556の失敗は切り替えたつもりだった。
しかし何処かに引っ掛かりがあったらしく外観から伺えない箇所は雑な仕上がりになっている。
引き続き入工中のモハ3553。
モハ3556と同じく屋根板整備から着手した。
クーラーキセの着脱を行った後に屋根上機器を溶着している。
第一次整備で傾きが見られた誘導無線アンテナはこの時修正した。
屋根板周りで雑になった箇所は誘導無線アンテナの溶着である。
微量しか用いて来なかったが切りが甘かった模様で多目に投入してしまった。
更に塗り方も酷く取付孔ボス周囲には筆の痕が残る。
雑な仕上がりになった屋根板裏面誘導無線アンテナ取付孔周囲。
クーラーキセは取付孔と脚の位置関係が逆転するため誘導無線アンテナほど酷くはない。
再分解の確率は限り無く低い。
但しモハ3556,モハ3555,モハ3554よりも投入量が多く注意を要する。
屋根板とは対照的に側面窓セル撤去は慎重になった。
ところが予想に反しモハ3553の全窓セル撤去は速攻で終了した。
前面窓セルのストッパーを避けるため側面窓セルを下方向へ向けたところ勝手に脱落した。
これは海側,山側に関係無く起きた現象だった。
自動脱落した側面窓セル。
嵌合には個体差があるためモハ3553だけで現れたのかもしれない。
3592F現行色後期仕様(3592F-1),3592F現行色晩年仕様(3592F-2),モハ3556では苦戦を強いられた。
少々真正面から挑み過ぎたのかもしれない。
確かに側面窓セルを下方向へ動かした記憶は無い。
今後のTOMYTEC製3500形導入時に試行しようと思う。
M1車へ応用出来れば整備性は大幅に向上するだろう。
バリの目立つ貫通扉下部断面。
前面窓セルは尾灯レンズが繊細のため車体表側から押し込み撤去している。
モハ3553は貫通扉が渡り板に引っ掛かる傾向が見られた。
恐らく貫通扉下部のバリが原因だと思われる。
種別板は[■]に変更する工程があり同時にバリ取りを施す。
全窓セルが撤去されたモハ3553。
予想より早く側面窓セルの撤去が行えた。
そのため全窓セル撤去までの時間はモハ3556より短くなっている。
生まれた時間は運行番号表示器印刷痕の隠蔽へ廻せる。
印刷消去痕は残るものと考え完全剥離は最初から放棄していた。
仕上げで如何に誤魔化すかが鍵となる。
↓
誤魔化きれなかった運行番号表示器印刷消去痕。
薄め液で運行番号表示器部の消去に取り掛かった。
モハ3556と同じく白印刷と黒印刷はあっさり溶けてくれた。
しかし運行番号表示器枠の銀印刷だけは一向に剥がれない。
ここで薄め液から消しゴムでの印刷消去に切り替えた。
ところがこれも大失敗に終わっている。
マイクロエース製3200形3298Fリバイバル開運号(二代目)の復活赤電色化(3298F-3)で失敗した例を生かせなかった。
弱まった印刷部を消しゴムで擦ると逆効果になり被膜が強化されてしまう。
モハ3296(3298F-3)で[指定特急]ステッカー印刷剥離に早くから消しゴムを持ち出し大苦戦した。
この教訓を活かせないまま銀印刷消去に取り掛かってしまい余計に作業が進まなくなった。
最終的に何とか銀印刷は落とせたがモハ3556より酷い曇りを生じさせている。
隠蔽出来るか微妙な運行番号表示器。
銀印刷を剥離した下端は直線状に曇りが出てしまった。
しかも横方向のため追設する運行番号表示器に合わせるのが難しい。
今考えると無理に銀印刷は剥離せず運行番号表示器枠として活用した方が得策だったと思う。
これ以上の曇り除去は諦め全Hゴムをマッキーで塗り直し尾灯レンズに色を挿した。
尾灯レンズの色挿しはモハ3556で効果が見られたため同一方式により継続採用した。
運行番号表示器は下部を出来るだけ消去痕に近付け設置している。
前面窓セル単体では曇りを隠し切れていない。
後は屋根板装着後の遮光に頼る事になる。
グリーンマックス製[■]種別板化した貫通扉。
モハ3556に引き続きグリーンマックス製京成3150形用ステッカーから[■]種別板を切り出した。
予め[=通勤特急=]表示板を消去したがここでも失敗している。
ステンレス地を出すだけのはずが銀塗装まで剥がれてしまった。
試しに赤マッキーで塗り潰すと成形色部分はモハ3556の[=]より斑が酷くなった。
このままでは[■]表示板ステッカーに透過してしまうため大半を成形色化した。
もう一度赤マッキーを塗り直し[■]表示板化している。
同時に貫通扉下部断面のバリ除去も施した。
しかしバリは貫通扉前面下部に重なるように張り出していたため余計に見附が悪化した。
清掃を終えた車体と側面窓セル。
逆に見附が向上したのは窓枠である。
モハ3553は塗料滓の付着が多かった。
3592F-1から工程に採り入れたがこの判断は当たりだったと思う。
側面窓セルは拭き上げだけとした。
一部の窓サッシ印刷が浮いており貫通扉下部断面のバリと併せてやや外れを引いたらしい。
なお浮いた窓サッシ印刷はクロスで包んだ爪楊枝で除去している。
側面行先表示器の基準幕化を済ませ組み立て工程に入った。
偏位の激しい[乗務員室]印刷。
第一次整備で気付いていた[乗務員室]印刷のずれは特に手を加えなかった。
代替手段がステッカーに限られたため目を瞑っている。
もちろん運行番号表示器印刷消去失敗も根底にあった。
これ以上外観を悪くする訳には行かない。
3592F現行色から進化した箇所ではあったものの精度が伴わなかったのが惜しまれる。
この程度での返品交換は要求できず仕方が無い。
無事全車へ優先席マークを転写出来た3556F。
組立を終えジオマトリックス製優先席マークインレタを転写した。
モハ3553も一度で転写を終えられている。
手元に残った優先席マークインレタは2両分で4両編成には対応できなくなった。
200形206Fの導入は引き運次第である。
理論上206Fまでは対応出来る。
しかしモハ206,モハ207は運行番号表示器が助士側窓内に設置された頃には4編成化されていた。
そして1976年11月に京成線から姿を消している。
よって優先席マークインレタは206Fへ使用出来ず補充待ちとなる。
↓
消去痕が運行番号表示器に埋没してくれたモハ3553。
ほぼ同じ外観となったモハ3556。
かなり粗雑な作業が目立ったがモハ3553の第二次整備が終了した。
外観確認は再び運行番号表示器部から入った。
屋根板の遮光に加え横方向に走る銀印刷消去痕が運行番号表示器の下端に重なってくれた。
セルの厚みにより光線都合では目立つ機会も有り得ると思う。
ただ曇りを含めモハ3556に近い状態に持ち込めたのは奇跡的である。
なお貫通扉下部断面のリブ切除は余計だったらしい。
傾きには繋がらなかったものの嵌合が緩く貫通路と当たる音がするようになっている。
↓
モハ3553朱帯色後期仕様(金属車輪装着,側面行先表示器基準幕化)。
苦しめられながらもモハ3553が竣工した。
3592F-1,3592F-2とは勝手が異なり予想以上に手こずった作業だった。
ここは先入観が邪魔をしたのかもしれない。
竣工時は達成感より安堵の方が強かった。
モハ3554+モハ3553 (3556F:非動力車+非動力車)。
モハ3556+モハ3555 (3556F:非動力車+動力車)。
モハ3590+モハ3589 (3592F-1:非動力車+非動力車)。
モハ3590+モハ3589 (3592F-2:動力車+非動力車)。
車体不等沈下対策の結果はモハ3556と変わらなかった。
妻面の傾斜は3592F-1,3592F-2を含めほぼ同じになった。
自重が軽く記録用のダミーレールでは余計に強調されてしまう。
走行用レール上はもう少し緩和されるため納得している。
第二次整備が大幅に遅れた3556F朱帯色後期仕様はようやく出場を迎えられる。
残念ながら3592F現行色とはプロトタイプ時期が違い過ぎ離合には齟齬を抱える。
現時点ではTOMYTEC製3500形全編成の設定が異なる状態になった。
これを逆手に取り各編成毎の特徴を活かしたい。