住まい・あ・ら・か・る・と ☆住宅設計編☆

生活の器として住まいを考えてきたプレゼンテーションやセミナーなど活動の記録を載せています

プレゼンテーションの実際6

2015-08-08 16:04:25 | 建築
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今回は、新築だけど、古い洋館の田舎屋風というイメージの雑貨屋兼住まいをお考えのお施主様でした。

初めてお伺いした時、ご自身で栽培して焙煎したマメ茶を出していただきました。グラスに水滴がつくほど冷やされたそのマメ茶は、私が幼いころよく口にしたお茶の味でした。

私の実家は田舎で母が農業を営んでいたので、祖母からしこまれた母は夏になると大量のマメ茶を沸かして冷蔵庫に冷やしていました。私はそのマメの栽培方法も焙煎の仕方も受けつかず大人になっていました。

そういう女性だったので、イメージがすごく大事だと思って、最初のプレゼンテーションは平面プランに厚紙の模型、そしてイメージの共有を図るために、フランス絵画の印象派の農家を描いたものを添付しました。台紙も敢えてセピア色のケント紙を選びました。



一回目で、だいたいこんなイメージかな、というのがわかりましたので、次からはプランニングにとりかかりました





平面、立面(外観)プランはだいたい固まったのですが、着工後も、お施主様じきじきに現場で作業されるなど、こだわりはとどまるところを知らず(失礼)施行者の徳本工務店の職人さんと一緒に造り上げたというような、ハーフビルド的な要素が詰まった店舗併用住宅になりました。

周南市の山崎八幡宮の麓にこのプレゼンによく似た建物があります。