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英下院、トランプ氏の国賓招待めぐり激論

2017-02-21 17:39:27 | ヨーロッパ・EU諸国

英下院、トランプ氏の国賓招待めぐり激論

2017.02.21 Tue posted at 17:07 JST    CNN

ロンドン(CNN) 英下院で20日、トランプ米大統領を国賓として招待する計画の是非が議題として取り上げられ、与野党が激しい応酬を繰り広げた。


トランプ氏の訪英をめぐっては、国賓よりグレードの低い公式訪問への格下げを求める請願に180万件以上と、議会での審議に必要な10万件をはるかに超える署名が集まっていた。


英政府はすでに請願には応じない立場を表明しているため、審議は形式的な意味合いが強かったが、それでも野党・労働党の議員らは激しい口調で計画を批判した。


労働党のフリン議員は、トランプ氏の知性を「原生動物」並みと切り捨て、同氏は「不機嫌な子ども」のように振る舞っていると語った。国賓として招待すれば、英国がこうした行動や発言を是認しているとのメッセージを発信することになると主張した。


同党のラミー議員は、就任直後のトランプ氏を国賓として招待したことは「受け入れられない」と発言。米国との通商協定を望むあまり、自国の信条を捨て去るようなものだと非難した。


これに対し、与党・保守党のバーンズ議員は「米国は最大の同盟国だ」と強調し、対米関係の重要さを指摘。トランプ氏を国民がどう思っていようと訪英は実現させるべきだと述べ、私的な人物評価のために国益を見失ってはいけないと力説した。


同党のブラント議員は、招待を撤回すれば女王に恥をかかせる恐れがあるとの見方を示し、清教徒が渡米して400周年となる2020年まで訪英を延期するよう提案した。

 

英紙ガーディアンによると、トランプ氏を迎える時期としては、議会の休会中でエリザベス女王もスコットランドの離宮で過ごす8月にすることを含め複数の選択肢が検討されている。