Dairy Gorin

レッスンスタジオGorinの日常を紹介します。

今日のレッスン・・・・30代パンク青年編

2006-04-23 01:27:42 | 神保
昨日は一宮市にある楽器屋でレッスンがありました。

お店に到着するとレッスンを控えた30歳代前半のパンク青年が結構早い時間から今日のレッスンに備え個人練習をしていました。

昨日は仕事が早く終わり時間が出来たので早めに着て練習しているとの事でした。

ちょっと彼に用事があったので彼の練習の一息ついた様子の時にスタジオに押しかけました。

スタジオの扉を開けると・・・・

そこは南極、、、(北極でもいいんですけど・・・)

とにかくスタジオの中がむちゃくちゃ寒い。

なんとクーラーの設定温度が17度になっているではありませんか・・・

いくら彼が汗かきと言えど、おかしすぎる!!!!

本人に聞くと「ちょうどいい」。

確かにドラムは体を使うので温まりやすいとは思いますが・・・

でも暖かくなったとはいえまだ4月。

夜になるとまだ肌寒い季節。

おかしい!!!

彼との打合せを終え私はドラムのレッスン室へ。

当然、暖房です。

暖房と言っても”暖かく”ではなく”寒くない”程度です。

温度設定も風量も低めです。

春と言っても夕方から夜にかけてはまだ肌寒く感じます。

ましてやスタジオの中はひんやりという感じです。

彼のレッスンの時間になり彼に先に入ってセッティングしてもらいました。

暫くしてスタジオに入って行くと・・・・

なんと冷房に勝手に切り替わっているではありませんか!!!

しかも17度。

とっとと暖房に戻しました。

彼の場合 夏になるとちょくちょくこのようなことがあるのですがこの時期には・・さすがに強烈です。

今年の夏 どうするつもりなんだろうか?






































今日のレッスン・・・・40歳代男性編

2006-04-21 02:27:01 | 神保
今日は40歳代の男性の生徒さんのレッスンがありました。

このブログ初登場です。

この年輩の生徒さんのレッスンはご本人のご希望の曲を中心にレッスン進めています。

曲のなかで難しい箇所が出てきたらそれを出来るような基本練習をちょっとずつやっています。

選ばれる曲のほとんどが80年代の曲です。

当時この生徒さんが一番多感な中学、高校生のときにリアルタイムで聞かれていた曲です。

やっぱり思い入れが強いのでしょう。

今やっている曲は80年代当時ヒットした女性シンガーの有名な曲です。

譜面は(一般に発売されているバンドスコアは廃版になっていて)無いのでレッスン中に私が譜面起こしています。

譜面を起こすためにに聞いてみると・・・

・・・やられました。

かっこよすぎです。

この曲は私も聴いたことがあった曲ですが当時はこれがこんなにすごいなんて思いもしませんでした。

テンポゆっくりなシンプルな16ビートなのですがこれがすごいカッコいい。

パターン自体はシンプルです。

ドラマーは当時ポップス、フォーク系では引っ張り凧の超有名なドラマーです。

やばすぎです・・・・・

先々週に譜面が上がっているので早速レッスンでやっています。

恐ろしい事に。

他の若いドラマーがやっている難しいトレーニングなど一切出来ないであろう(失礼)この年輩の生徒さんは意図も簡単にやってしまうではないですか・・・本物のように。

この曲の匂いというか、感じと言うか、色気と言うか、。

若いドラマーはこれを出来るようになるために毎日毎日一生懸命トレーニングしています。

やっぱりドラムは運動ではなく音楽なんだなぁ と改めて思い知らされました。

























































今日のレッスン・・・・女子高生オリジナル編 1

2006-04-15 03:28:25 | 神保
今日は高校3年の女子高生のレッスンがありました。

彼女のレッスンはちょっと変わっています。

どう変わっているかと言うと・・・・

その地区の超進学校に通う彼女は勉強が大変と言う理由からもうすでに秋に行われる文化祭の準備、練習しています。

その学校は夏休みに学際に出るバンドのオーディションを行います。

審査曲はオリジナルです。

審査曲はその年の文化祭のテーマに添った曲だそうです。

一時審査通過した何曲かが9月に入り校内放送で流され その後生徒の投票でその年のテーマ曲なるものを決めると言うスタイルをとっています。

毎年夏前になるとこの学校の生徒さんが何人かレッスンに通ってきます。

みんな自分のバンドの曲がその年のテーマ曲に選ばれようと一生懸命です。

今日来た女子高生もそんな感じです。

選ばれた曲は文化祭当日まで学校でヘビーローテーションです。

学祭当日までには全校みんな歌えるぐらいになっているそうです。

その曲は文化祭当日にそのバンドがLIVEで演奏します。

それはそれは毎年メチャ盛り上がるそうです。

そのため皆相当気合入れてレッスンに通ってきます。


ここまでは通常のレッスンと変わらないのですが・・・・

変わっているのはドラムアレンジです。

彼女の同級生にピアノを弾く男子がいます。

その彼がアレンジ、作曲します。

その彼が作った曲にドラムのパターンを付けるというものです。

でも私が全部考えるわけではありません。

彼の作った音源に合わせて私がドラムパターンを考えて作ってしまうと彼らのオリジナルではなくなってしまいます。

彼らの感性は大事にしたいと思っています。

私の感性ではありません。

彼らの音楽です。

私は手助けするだけです。

そこでどんな形を取ったかというと・・・

とにかく女子高生に音源を何回も聞いてもらって感じた事を具体的にイメージにしてもらいます。

イメージは 色、風景、匂い、感触 ・・・  とにかく何でも感じた事を話してもらいます。

その彼女のイメージにそってドラムパターンをいくつか提示します。

時には目をつぶって聞いてもらいます。

彼女が「それ!その感じ、そのパターン」というまでやります。

それを譜面に起こします。

彼女が選択するパターンはドラムが難しくてカッコいいとかではなく曲が彼女のイメージ通りに聞こえるかどうかで判断してもらっています。

とにかく 音楽的に・・・。

本当は全て自分で考えた方がいいのかもしれません。

でも自分の感性を大事にしてもらいたい、それは技術的なものよりもっと大事で物凄く楽しい事 ということを経験してもらえたらと判断しこの方法を採りました。

もう少しこのブログで彼女のレッスンの様子を追ってみようと思います。



今日のレッスン・・・・5歳児編

2006-04-13 00:54:11 | 神保
最近良く登場する5歳児のレッスンがありました。

今はレッスンでゆっくりな曲をやってます。

前回のレッスンは2週間前でした。

今日は久々のレッスンです。

前回のレッスンではフィルインをやりました。

フレーズ自体はそんなに難しくはありませんが・・・でも5歳児です。

2週間前ちょっとやっただけで出来るとは思ってません。

って言うより覚えていない はず。

今日はまた1からレッスンするつもりでした。

ところが・・・なんと・・・覚えていました。

しかも覚えているだけでなくちゃんと叩けています。

ビックリ・・・・。

本当に恐るべし。

本人が「お母さんに見せたい」と言い出しました。

レッスン中はお母さんはスタジオの外で待っています。

だからレッスンがどこまで進んでいるかは知りません。

本人の希望どうりお母さんに入ってもらいました。

早速曲を流しそれに合わせて叩き始めました。

いい感じです。

本人にしてみれば本番と同じ感じなのでしょう。

メチャ真剣な顔です。

問題のフィルインにさしかかりました。

バッチリです。

お母さんはめちゃビックリ。大喜びでした。

聞くところによると家では全然練習などしていないそうです。

またまたビックリです。

練習もしていないのに初めてやったフレーズを覚えているなんて・・・。

きっと生まれて初めて覚えたこのフレーズ、 ずっと覚えているんだろうなぁ。

身が引き締まる思いがします。

五歳児の次の目標は曲を最後まで叩ききる事です。

全部できたら・・・・・・ウルトラマンのおもちゃ買ってもらうそうです。













































今日のレッスン・・・OL編

2006-04-10 00:35:04 | 神保
今日は先週より教室に通われているOLのレッスンがありました。

最近あるバンドに誘われて「いままで我流でやってきたのでこの期にちゃんと習いたい」という事で教室にお見えになりました。

もともと学生の時に軽音楽部に所属していて初心者という訳ではないようです。

LIVEも何度か経験しているとの事。

という事で・・・早速ちょっと叩いてもらいました。

音はしっかり出ています。

リズムのパターンも何種類か叩き分けれます。

ただ・・・・・

叩く時にとても力が入ってしまいます。

そんなに速くないテンポで16分音符を3分位やると腕が攣りそうになってしまいます。

そんな時に私はどんなアドバイスをするかと言うと・・・

私の若い時もそうだったのですが「力抜いて」と言ってもそんな簡単に力が抜けるものではありません。

ではどうするか・・・・

根本的に考え方を変えます。

具体的には力の向きを変えます。

なかなか最初の内はうまい事いかないのですが何回もやっているとちょっとずつ掴んできます。

そうなれば後は早いです。

彼女も最初は苦労していましたが何とか「これだ・・」という感覚をつかんでレッスンが終了しました。

一度掴めばあとはそれをいつでも出来るようにするだけです。

あとは早いです。

来週はバッチリでしょう!!!


























最近のスタジオ

2006-04-07 04:55:24 | 神保
久々の更新です。

更新も儘ならないほど超多忙でした・・・・

通常のレッスンをしながら自分のバンド、zeroone.s.o.のレコーディングしていました。

レコーディングと言ってもCDの制作という物ではなくプリプロです。

プリプロというのは簡単に言ってしまえばホンチャンのレコーディング前にやる練習で音を録るみたいなものです。

そうです、ホンチャンではないのです。

普通は「気楽に さっさと終わらせよう」という感じなのですがなぜか我々のバンドの場合ついつい本気モードに・・・・

練習なのに・・・・ドラムの音作りは相当真剣にやります。

練習なのに・・・・納得のいくまで音作りします。

練習なのに・・・・完璧な演奏を録ろうとします。

練習なのに・・・・10時間位演奏しているメンバーもいました。

練習なのに・・・・何日も徹夜しました。

練習なのに・・・・何度スタジオで朝を迎えた事か・・・

何とか一昨日終了しました。

やっと一息って感じです。

しかしつくづく思うのは「メンバーは本当にすごい」

普通プリプロの場合こんなに頑張りません。

まぁいいか・・というのがほとんどのパターンでしょう。

けどウチのメンバーは相当気合い入っています。

一番すごかったのがLIVE終わって次の日朝6時からレコーディングしてました。

恐るべし・・・・

音楽を作る事に妥協しない人たちです。

作っている時はあまり疲れも感じないのですが終わるとドッときます。

しかし・・・これでホンチャンのレコーディングがまた始まる思うとゾッとします。

でも楽しみで楽しみで・・。