【 パーシャル連合 】★「ねじれ国会」どう凌ぐ?

 

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 ■ 覚える!使える!【生きてる時事用語】    2010.07.13(火)
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 日経新聞の記事から最新の重要キーワードを1日1語選び、わかりやすく簡潔
 にまとめて【生きてる時事用語】として紹介します。
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       ☆ 今日の時事用語:【 パーシャル連合 】

 


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 ★「ねじれ国会」どう凌ぐ?
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□■まずは!頭の準備体操━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


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 ◇今日の漢字クイズ◇ 書けますか?  【 あんしょう 】  答えは最末尾⇒

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 日本の政治は、出口のない袋小路に陥った感がある。3年前の参院選で大敗
 した直後の安倍首相に酷似する。最初の国政選挙の審判で落第点を受ける。
 参院選で与党が過半数割れし、国会運営が【 あんしょう 】に乗り上げる。
 首相続投を表明したものの、党内に責任論がくすぶり、求心力が低下する。

 

      ( 7/13 日経1面連載特集「民主大敗 試練の管政権1」より )


□■記事抜粋・要点整理━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

                     日経新聞 Web刊 2010.07.12 より
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 《 民主、野党と「部分連合」探る 》:政策協議巡り駆け引き

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 ◎菅首相は参院で与党が過半数割れした事態の打開に向け、政策ごとに野党
  と連携する【 パーシャル連合(部分連合) 】を探る。

 ・自民党やみんなの党は慎重で、政策協議を巡る駆け引きが始まっている。

 ★民主は国民新との連立を維持したうえで、部分連合の相手としてみんなの
  党や社民党、たちあがれ日本などを念頭に置く。

 


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■  今日の時事用語:【 パーシャル連合 】(部分連合)

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 ◎一部の野党が、政権には参加せずに、政権与党側と「個々の政策」で合意
  して協力関係を築く=「部分連合」のこと。

 ・つまり「政策(法案)ごとに野党と連携する」こと。

 ・自民党政権時代に、竹下元首相らが提唱。 1992年、「PKO協力法」が
  当時の野党、公明、民社両党の協力を得て成立したことがある。

 ・与党は社民の連立離脱により「衆院再可決」で法案を成立させるのに必要
  な2/3以上の議席数がないため、参院で多数派工作を進め過半数を確保
  しなければ、与野党対立法案は一本も通らなくなる可能性がある。

 ★与党の国会運営は今後、パーシャル連合の成否が鍵を握ることになるが、
  各党の主張には隔たりも大きく、連携が成立するかは不透明。


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 ◎パーシャル(partial)= 部分的な。


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 <「連立」「閣外協力」との違いは?>

 ・「連立」  =政策協定を結び閣内で協力する

  「閣外協力」=政策協定は結ぶが閣僚は送らないで議会レベルで協力する

 ・「パーシャル連合」は、これらよりさらに協力の度合いが薄い。

 ★「個々の法案、協定、条約について賛成か反対か、どこを修正するか、
   部分的に話し合うもの」で政策協定以前の段階のもの。(故大平首相)


          ( YOMIURI ONLINE ニュースクリップ 用語解説より )
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 <今後予想される「ねじれ国会」の影響は?>

 ・7月末の臨時国会で野党が「参院議長ポスト」を押さえて主導権を握れば
  「郵政改革法案」など重要法案の審議は軒並み滞る。

 ・首相に対する「問責決議案」も、野党の思惑通りにいつでも可決できる。

 ★先の参院選で自公政権が過半数割れした際、民主党は「直近の民意は我々
  にある。憲政の常道に従い、政権運営を譲るか、衆院を解散すべきだ」と
  主張し、主導権を得た参院では慣例を無視した国会運営を続けた。今後は
  すべてブーメランのように民主党に返ってくる。


    ( 産経ニュース「【参院選】ねじれ再び…首相立ち往生か」より )
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 <各閣僚の対応は?>

 ・原口総務相:「厳しい。野党の意見を十分取り入れ、法案成立を目指す」
                           (郵政改革法案)

 ・白見郵政・金融担当相:「閣議決定して衆院を通過した法案だ」と修正に
              慎重な考え。(郵政改革法案)

 ・玄葉公務員改革相:「みんなの党と方向感は一致。歩み寄りの余地ある」
                        (公務員制度改革法案)

 ★13日の閣議後の記者会見では、与野党協議を通じて政策の実現をめざす発
  言が閣僚から相次いだが、合意形成は容易ではない。連立のような制約が
  ないため、野党が不満ならばすぐに協議がとまる。

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 ★物事を決められぬ機能不全の国会は有権者が望んだ姿ではない。ねじれ国
  会で協調する知恵が与野党双方に求められる。

 

 

□■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 最近、カメを飼い始めました。
 娘が夜店で買ってきてたのを、引き継いだかたちです。
 買ってきた頃は小さかったのですが、今は7センチくらいに育ちました。

 今まで室内の比較的暗い場所で飼っていたせいか、日光を極端に嫌います。
 骨や甲羅の形成に紫外線が必須であるとのことで、日向ぼっこできるように
 水槽も大きめにしてレイアウトも工夫したのですが、なかなか日光に慣れて
 くれません。

 水もきれいに保つよう心がけ、カメ太郎との信頼関係を少しずつ築きながら
 徐々に慣れさせようと奮闘中です。

 


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【漢字クイズの答え】暗礁

          水面下に隠れていて見えない岩。
          急に遭遇した困難。

          【 礁 】ショウ (浅い海底の隆起部)

 

 

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