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漁業被害に注意 西日本の巨大クラゲ 来月、道沿岸到達の恐れ

2005年08月06日 13時05分37秒 | 漁業[Bad News]
 漁具などに被害を与える巨大なエチゼンクラゲが、西日本の日本海沿岸に大量に出現している。例年にない規模で、このまま海流に乗って北上すれば、東北沿岸を経て九月中にも北海道沿岸に到達する恐れがある。このため、水産庁は五日に対策会議を開き、漁業関係者らに注意を呼びかける。

 エチゼンクラゲは大きくなると傘の直径が一メートルを超え、重量も二百キロ近くになる。東シナ海で発生し、対馬海流に乗って日本海沿岸にやってくるとみられるが、生態は未解明の部分が多い。

 水産庁によると、今年は七月十日ごろに長崎県対馬沖で確認された。例年に比べると「一カ月近く早い」(同庁)出現で、八月一日ごろには島根県隠岐島沿岸に達した。

 日を追うごとに北上する個体数も増えるとみられるが、対馬沖では既に多い日には定置網に五百体以上がかかり、一部は沿岸にも押し寄せている。

 水産庁は五日に対策会議を開いて、漁業関係者らにクラゲ被害を受けにくい漁具使用を呼びかけるほか、近くクラゲ対策をまとめたマニュアルを作成し、関係道府県に配布する。

 道沿岸への到達時期や量は不確定だが、このまま北上すればサケ定置網漁が最盛期を迎える九月中にクラゲがやってくる恐れもある。道は「状況をよく見ながら、対応を検討したい」とクラゲの動向に気をもんでいる。

北海道新聞 2005年8月5日

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