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空と海の狭間                        -horizon-

ここは半ひきこもり状態の管理人によるライトノベルの書評を中心とした自堕落日記サイトです。

よくわかる現代魔法  jini使い

2005年03月14日 | ライトノベル

桜坂洋さんの人気シリーズ第4弾。
この作品、タイトルや表紙などのイラストだけを見るとギャルゲーなどによくありそうな魔女っ娘ものを想像してしまいそうなんですが中身は意外にしっかりとした作りのSFだったりします。
タイトルの現代魔法というのは、呪文を唱えたり怪しげなサバトを開いたりするものではありません。コードと呼ばれるプログラムをコンピューターで実行させることにより魔法を発動させます。
このように、本作品ではコンピューターが密接に絡んできておりアセンブラやプログラム言語などその手の専門用語がよく出てきます。このあたりがSFの主成分でしょうか。専門用語が多く出てくる割にはとても読みやすいですね。これは主人公が魔法もコンピューターも知識がない少女だからですかね。
それから、この作品は2巻から面白くなるという感想をよく見かけますが私もそう思います。1巻も完成度は高いのですが世界観の解説にページの大半が割かれてしまっているので仕方ないかな。
個人的に一番好きなのは3巻。一ノ瀬弓子はぱんつはいてない。
とゆう訳で4巻ですが、あとがきの後の次回予告的なページで突如急展開になってますね。いや~早く続きが読みたい。
確か次の巻で第一部完結というのをどこかで見た気がします。うろ覚えなので信憑性は低いですが。