(フットボールチャンネル)
日本代表のアルベルト?ザッケローニ監督はコロンビア戦から一夜明けた現地時間25日、ベースキャンプ地イトゥの練習施設で会見を開いた。
ザッケローニ監督は就任してからの4年間について「全身全霊かけて、成長させるために自分はやってきたつもりだ。当然、課題や足りないところはあって、やはりいい攻撃であったりができなくて、W杯ではいい結果が出なかった」と語った。
日本代表は1分け2敗と未勝利でグループリーグ敗退。ザッケローニ監督は「W杯は38試合から構成されるリーグ戦でも、沢山の試合のあるW杯予選でもない。短期決戦なので、最初のゲームでミスすると修正するのはなかなか難しい」と初戦のコートジボワール戦が鍵だったと振り返った。
これまでのキャリアでミラン、インテル、ユベントスなどのビッグクラブを含め、数々のクラブチームを率いてきたザッケローニ監督だったが、代表チームで指揮するのは日本代表が初めてだった。
「手元に置ける期間が少ないから普段のプレー、やり慣れているプレーを出そうとするわけですが、代表で修正すると同時にその選手の感覚や本能を削るリスクがある。
アドバンテージとディズアドバンテージを天秤にかけて、本能を削るのはよくないという結論に至って、クラブであれば修正できるポイントが修正できないということはあった」
指揮官はクラブを指揮するときとは異なるアプローチが必要だったと代表チームを指導する難しさを明かしたが、「55試合戦って、そこまでネガティブな出来ではないと感じている。4年後に日本サッカー界、日本代表に何かを残したい、遺産を置いていきたいと就任会見で言ったが、そういう意味で何かを残せたという自負はある」と日本サッカーの未来のために貢献できたと強調した。