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戦艦武蔵で島おこし…沈没のフィリピンで構想 【読売新聞】

2010年08月19日 | ニュース速報


 



戦艦武蔵で島おこし…沈没のフィリピンで構想


【マニラ=稲垣収一】1944年のフィリピン・レイテ沖海戦で米軍機に撃沈された旧日本海軍の戦艦「武蔵」を、周辺の島の振興に生かす構想が動き始めた。

 日本の観光客や投資を呼び込む起爆剤にしたいと期待をかける地元の関係者らは、まず戦死者の追悼公園整備から始めるという。

 「島の30キロほど先の上空が米軍機で真っ黒になり、水平線の向こうから雷のような爆音が一日中響き渡った。翌日、多くの日本兵の遺体が島に流れてきた」

 シブヤン島出身の土木技師ホセ・マガディアさん(70)(マニラ在住)は4歳の時、海岸沿いで目撃した海戦の模様を覚えている。空襲が激しくなると、家族と山の中腹に逃げたという。沈んだ巨艦の名が「ムサシ」だった、と後に学校で聞かされた。
最終更新:8月13日17時1分

読売新聞

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上の記事は「読売新聞」のウェブサイトからコピーをしたものです。
本物の記事はこの下のURLをクリックして下さい。
※すみません、私が見た上記の記事は削除されていました。
このブログを投稿後にもっと詳しい読売のページを見つけましたので
この部分を書き換えました。
ここをクリックして下さい。

尚、「読売新聞」の毎日の記事は、上記の記事最後にある
【YOMIURI ONLINE】のバナーをクリックして下さい。
(コピペした時に何故かバナーを完全にコピーしたようです)


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コロッと忘れてました。
先週私もこの読売新聞の稲垣さんから【戦艦武蔵】の件で
取材を受けてました。

写真のレソスさんは、退役将軍のドミナドー・レソスさんです。
Rt.General Dominador Resos

私の【コンパレ】のお一人ですが、5月に彼を筆頭にシブヤン海域に沈んだ
武蔵を引き上げる事を目的とする会社を興しました。
その名も『MUSASHI Salvage Corporation』。

私もその会社の役員の一人だという事でインタビューされたのですが、
武蔵の事については、「ネットや本が沢山出てます。」と答えたんです。

稲垣さんの「どうして武蔵を引き上げるんですか?」と言う問いに、
「男のロマンです。」と答えてしまいました。

本当にロマンかな? 口に出した後に考えてしまいました。
ただ携わりたくて役員になったのじゃないかな?
将軍レソスさんは、私を通訳にする為に誘ったのじゃないかな?
いや、多分私に日本からの援助を依頼して欲しかったからかも?

いやいや「私は日本に資金援助の依頼はしません。」と断ってます。
それじゃあどうして?
そんなことが一瞬頭を過ぎりました。

ふと気が付いたのは、こういう事は興味本位じゃなかった筈です。

稲垣さんと長話をしました。
武蔵が沈む時に1千人ほどの日本兵が泳いで島に着いたこと。
殆んどの兵は現地の人に殺されたこと。
逃げ延びた人は日本人だということを隠して現地の女性と一緒になり。
ひそかに日系2世を作った者もいること。
洞穴に隠れて死んでいった日本兵の遺骨がたくさん出たこと。
サーベルやドッグタグなども発掘されたこと。
それらの遺骨を集めて塔(慰霊碑)を造っていること。

そして武蔵に残って一緒に沈んだ兵士のこと。
重い物を運んでいて左右に傾く戦艦の積荷を移動させたこと。
武蔵が長崎造船所で造られてその全貌が秘密にされてたこと。
武蔵が撃沈されたのは1944年。
フィリピン全土に財宝を隠した山下将軍が処刑されたのが1946年。
武蔵と山下財宝の関係。

ただ、武蔵が沈んだ場所は1500メートル以上の深海。
引き上げることは不可能に近い。
引き上げてもフィリピンの戦利品となる。
いや、ただの鉄くずにもならないかも知れない。
何億、何十億円掛けたら引き上げられるのかな?
掛けたら?賭けたら?架けたら?懸けたら???

そんな事を話してると、すっかり稲垣さんと意気投合して
ロマンを語り合っていました。

その頃になると、最初の稲垣さんの質問の、
「どうして武蔵を引き上げるんですか?」を考え直しました。

弟から言われてたんです。
「フィリピンで遺族の為に日本兵の遺骨を収集したら?」と...
そうですね。 その言い方にいろんな意味を籠めて言われたから
何年掛けてもやってやろうじゃないか。って思ってたんです。
多分、掛けても。賭けても。架けても。懸けても...
私にはそれだけの理由しかなかったのかなあ?

将軍レソスさんは純粋な気持ちで武蔵を引き上げたいのかなあ?
武蔵引き上げには色んな付加価値があると思い、私はなぜか
稲垣さんに答えられなくなりました。
こうやってブログに書き込むのが精一杯で、天下の読売新聞に
稲垣さんの華を添えるような記事にはならないと思いました。

それに、戦争に携わった人々や戦死された人々に対しても、
私の不純な動機では申し訳ないと思い。
稲垣さんに、
「ディノ弁護士か将軍レソスさんが武蔵の事をすごく詳しいし、
すごい情熱を掛けてます。彼らに取材し直してくれませんか?」
とお願いしました。
情熱を、掛けて賭けて架けて懸けて...


★ ★ ★ ★ ★



お話が変わりますが、8月13日に友人から電話がありました。
「君の知り合いの武蔵の人が読売新聞に出てるよ。」って。

そう言えば6月、うちのNGOの記者会見の席に友人も将軍も同席して
くれてまして、その時にレソスさんが来席者全員のテーブルを回り
【戦艦武蔵】のパンフを渡して説明していたのを思い出しました。

友人は「読売のホームページにも出てるからメールで送るね。」と。
開いたホームページがこの文頭に掲載している読売の記事でした。

今日、マカティ市の〔ヤマザキ・レストラン〕で新聞を見ました。
8月13日のお盆の新聞にもっと詳しく載っていました。
「この古新聞を売って下さい。」とお願いしたけど無理でした。
稲垣さんに頼んだら1部くれるかな?

でもホント、流石に稲垣さん、読売さん、プロですね。

私の思っていた付加価値と言うか、武蔵引き上げ以外の目的を、
『島おこし』と言うテーマで書かれていました。

新聞にはホセ・マガディアさんのお話の続きが詳しく載っていました。

そして、
『武蔵が沈没した時に日本人を憎んだ。』
『武蔵が引き上げられると、その憎しみが消える。』

そんな風に書いてあったと記憶して帰りました。

【戦艦武蔵】引き上げは、
日比友好の架け橋となるんですね。

掛ける事も賭ける事も架ける事も懸ける事も出来るんですね。

やっとブログに書ける事も出来ました。

将軍レソスさん、稲垣さん、読売さん、感謝します。
やっぱり「男のロマン」ですね。
自分自身に大義名分が立ちました。

知らせてくれた友達にも感謝します。
レソスさんに昨日日本のウェブに載ってたことを伝えたら、
「えっ? ホント? 写真も載ってた? 俺の写真? どこ? 何に?」
そのサイトのアドレスを教えてくれって言われるから、
友達のメールを転送したんですけど、
「メールはまだか?」「まだ届かない。」「メルアドは何?」
「君のメルアドは?」「もう1度送ってくれる?」「まだか?」
「なんて書いてあった?」携帯電話の向こうでスタッフの声も。
昨日から今日に掛けて、レソスさんとスタッフから何度も...
本当に子供みたいに騒いでるんだから。将軍は。
あれだけテレビやYouTubeに顔を出してる人が...
日本の新聞やウェブに載った事が凄く嬉しかったようです。

このブログを見て下さってるあなたにも感謝します。
今日は、レソス将軍と稲垣さんをご紹介しました。

稲垣さんの写真を載せようかな? むぷぷ。



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