入院物語 第４夜 ～敗色濃厚の初夜戦～

病室へ到着。




事故から３時間ぐらいだろうか？




やっと安住の地に辿り着く、、、。




なんてったって、頭の中で整理がつかない、、、




怪我が心配なのはモチロンそうだけど、、、



仕事はどうなるのか？


バイクはどうしたらいいのか？


家族や友達は心配してるんじゃなかろうか？





少ない脳みそフル回転。





自分が事故った情報がどこまで流れているかさえ、わからない、、。




うむむむ。　う～～～む。（｀Ａ´）y-'





ま、よ～～わからんわ、、。( ゜Д゜）ｙ―





完全に開き直る、頭重体男。




そこから、お母ちゃん、お父ちゃん、ジャック弟が来たりと

いろいろあった、、、。




しかし、親兄弟ってのは凄い、、、。





顔を見るだけで、安堵感いっぱい。




今で言う、癒し効果ってやつかぃ？




面会時間一杯まで、話は尽きる事がない、、、

まぁ、口は達者だったので、みんなは少し安心して家路へ、、、




が、本当に厳しいのはここから






人間の精神的な部分ってのは、実に不思議だ。




一人ぼっちになった途端に、右ひざ裏に激痛が走る、、、。



ぐおおおおぉぉｘ　　ヽ(TдT)ノ



アウアウアーーー　　ヽ(TдT)ノ




本当に不思議、誰もいなくなると急になるんです、、、。




筋が引き千切れる様な超激痛




もう、半端な痛みじゃない、、、ヽ(TдT)ノ




ぐぎぎぎぎぎぃ、、、ヽ(TдT)ノ



ごぼぐぐぐぐぅぅぅぅ、、、、




ポチ、ポチポチポチ、、




看護婦さんが、手にアテがってくれていたナースコール。




かすかに動く指で、必死に押す。






どうかされましたぁ～～～？



右膝の裏が、ごっつ痛いですぅ、、、、ヽ(TдT)ノ



得体の知れない激痛に、恐怖に怯えるジャック、、、。



大丈夫ですよ～～　処置しましたから、、、



ぐおおぉぉ　ヽ(TдT)ノ　　　マジで痛いですぅ、、、ヽ(TдT)ノ





こんなやりとりが数回、繰り返された、、、。




さすがに呼ばれるのがうっとうしくなってきたのか？



呼んでもないのにご登場。



大丈夫？　まだ、痛いぃ～？



もう、半端やないわぁ、、、足だけ危篤やで、、、、。



つまんねぇ小ボケすら、痛みにかき消される、、、



んじゃ、痛み止めの座薬入れよっか、、、、。




痛み止めは飲んでいたけど、まだ強力なのがあったのね、、、





もっと早く言っておくれよ、、、




素直に従うと、超激痛は多少マシになる、、、




あぁ、、、よかった、、、(T-T)




もぅ、、あんな痛み、、耐えられやしねぇよ、、、ヽ(TдT)ノ




早く明日になってくれよぅ、、、ヽ(TдT)ノ





ダーイシ副院長によると、右足太ももの骨が真っ二つに折れて重なっていて


それを引っ張って、繋げられる位置に来てから、手術します、、、との事だった。




痛みがマシになったとはいえ、そうそう簡単に眠れるものじゃない、、



どこでも寝れるジャックがそうなるのだから、よっぽどだ、、、。





こうして、激痛との初夜戦は静かに過ぎていった、、、、。






(-_-)　男なら、痛みぐらい我慢しろよ、、