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あしたの為の「その2」

2007-08-24 | Project QRO
 QROに向けてやっと動き出しました.

 ハムフェア2007の開催前日,本日(24日),東北総合通信局へ変更申請を郵送しました.

 フッフッフッ,昨年の秋頃,ネットオークションでIC-AT500を手に入れて,このブログでメンテナンス記事を紹介しましたが,実はゲタも一緒に手に入れていたわけ.まぁ,見え見えでしたかね.

     

 ゲタはIC-2KL.(ついにカミングアウトしてしまった.

     

 オールドファッションのリニアですけど,大きさはIC-720や740,750とほぼ同じ.電源も同じくらいの大きさ.コンパクトで,電源とはセパレートになっている為,離して置ける事,それなりの程度であった事やリニアの石を2年前に全て新品に取替えた事を前のオーナは伝えてくれたので,まだまだ大丈夫そうです.
 ただし,ネットオークションでは熱くなってしまい,少し高い買物にはなってしまいました.でも,それ以来IC-2KLとAT500がペアで出品されたのは見た事が無いですね.今思うとあのタイミングが,正解,買い時だったのかもね.

 さて,これからお話するのは,同じ様な環境の人がいらっしゃるかも知れないのと,何とかしてオーバー200wにチャレンジしたい人達の参考になればと不定期ですが,落成まで記録を続ける事にしています.(落成出来れば良いのですが...

 まずは,ネットオークションでIC-2KLとIC-AT500を手に入れてからのQROへのプロローグを紹介しますね.

 1.IC-AT500とゲタ用リグ連動コントロールケーブル作った.

 2.テフロン同軸にトロイダルコア,パッチンコアを使用してコモンモード
   フィルターを数個製作,要所へ取付け.特にローバンドの給電部.

 3.電源ライン,電話線へコモンモードフィルタ取付け.

 4.3.5MHzのCD78Jr.とWARCバンドのNB32Xをコラボ
   レーション化した.(クリスマスツリー化しないのとアンテナを1mで
   も高い位置へ.)

 5.アンテナ切換機を使って,室内へ入ってくるHF帯の同軸を1本に.
   (コモンモード電流の要因を出来るだけ少なく)

 6.リグ裏の配線をRF系とAF系を整理した.

 後は,グランドラインの強化と1.9MHzのアンテナ作りが残ってます.
 グランドラインは,具体的にはまだでして,考え中.
 アンテナは聞えなくても,飛ばなくても良いのです.アンテナが無いとバンドが許可されませんから.(追記:一般的に比べてって事.けっしてダミーロードって事ではありませんから,誤解無き様.表現が難しいっすね.このパワーを許可してもらうってのは.)

 ところで,このブログをご覧の方達は不思議に思うでしょう,100wからのQRO=1kwのご時世に何故,500wにしたかと.それはレギュレーションの問題もありますが,話すと少し長くなるけど話します.

 いわき市は福島県の太平洋側,茨城県との県境でして,関東圏TV局の茨城県日立市や高萩市にあるサテライトの電波が,微弱ではありますがアンテナを向けると受信が可能な地域.サービスエリア外ですけど,それを見ている家庭が多く,自宅の周りはもちろんの事,当事者宅もアンテナを向けています.

 だから,ローカル局のサテライトは目視出来る強電界地域でありながら,弱電界地域でもあるわけ.ほとんど同じ内容ですけど,たまにローカル局の番組が入ったりで,少し違うところが面白くない.ってわけで,まさか今まで見ていたのに見えない様にする事は出来ませんでしょ.そんな事したら,家族からのブーイングの嵐になるのは100%確実.これは私だけの世界ではないですからね.もちろん,自宅周辺の人達には不可能でしょ.

 少しの期待は,デジタル放送のサテライトは送信出力がアナログ放送に比べてQRPですから,自宅周辺で受信出来なくなれば逆にラッキーで,強電界地域になるのですけどねぇ.

 話を戻しますが,その住宅地で1kwのQROを考えると最初からハイ・リスクなわけで,それでも1アマの「意地」でQROしたいとなると500w.もちろん,約7dBのUPでも,色々これからあるだろうと覚悟しています.駄目なら400wでも良いし,300wでも良いのです.とにかく200w越えしてみたいわけ.その時,500wのリニアを400wで働かすのには,コスト的にもメンタル的にも許せるけど,1kwのリニアを500wとか400wで働かすのって,きっと許せんでしょ.

 1kw,変更申請から落成までの記録を掲載されているブログ記事を色々と拝見しながら,それなりの設備を持って電波障害等を対策し,晴れて落成となる事に敬意を表したいと思います.1アマですものね.特に,ローカルのEMEerは144MHzで500wとなると電波防護指針のクリアーは大変だったと想像します.

 自分にも出来そうだと考えて,自宅周りの環境と照らし合わせ,1kwにQROすると電波障害が発生する可能性は大きく,それを全て対策するのはスキル的にも無理,200wを越えて500w以下なら費用面と設備面からも何とかなりそうと判断したのでした.まだ,そのエネルギーを放射した事が1度も無いのですけどね.

 自己弁護と聞えても良いですけど,1kw(イチキロワット)より500w(ゴヒャクワット)にこだわりを持っています.リッターバイクに乗っていてもナナハンが好きな様に.バカな奴ですよ.

 それと,コンテストで大学クラブ局が華々しかった頃,出力係数は数字表現でした.5907100(ゴーキュー・ゼロナナ・ヒャク)とか590750(ゴーキュー・ゼロナナ・ゴジュウ)と言った具合に.その頃,大学クラブ局が送って来るナンバー,5907500(ゴーキュー・ゼロナナ・ゴヒャク)はステータスでしたねぇ...今はP,L,MとHとなってしまいましたが,それでも個人的にはまだHと送った事がない.それも実現したいですからね.

     

 ところで,工事設計書を久々に書いたのですが,出力の欄に500wと記入した時,妙な感動がありましたねぇ.
 まだ,落成したわけでもないのに...

  あしたは,ど~っちだ~ 

PS:送ってから気付いた事がありまして,宛先は,
   「東北総合通信局 無線通信部 陸上課」
   なのですけど,「陸上課」を書き忘れ,速攻で電話して書き忘れた事を伝えたら,
   「そんなの大丈夫ですよ! ちゃんと届きますから.」の声.
   ホッとしています.昔から,この手の申請はナーバスになってます.



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