星空とトランペットの夕べ2011 レポートその①

１１月５日、６日やっと実現した今年の宮城での演奏会が無事終わりました。
演奏のほうは自分としては不本意な部分もありますが、何より今年も実現できたこと、また宮城県大崎市の皆様にお会いできたことをカミさん共々喜んでいます。

１年５カ月ぶりの宮城は、まだまだ震災の傷跡があちこちに残っていました。
でも、震災前と少しも変わらない優しい町でした。
「また来たよ」
「楽しみにしてたよ。」
「今年は来ないかと思った。」
「やっと来てくれたね。」
「震災で家族を亡くして落ち込んでいたけど、元気をもらいました。」
・・・・・
どれも身に余る言葉でした。
演奏中に何度も涙が出てしまいました。
僕のほうこそ心から楽しませていただき、本当に幸せな時間を過ごさせていただきました。
本当にありがとうございました。

今年は１１月５日にパレット大崎のプラネタリウムでの演奏会、翌日６日には、大崎市沼部公民館での演奏会、２日連続での演奏会でした。

僕の今回の大崎での行動は、
１１月４日（金）
現地入り、そのままリハーサル、震災以降、福岡から仙台への午前の早い便が無くなっていて、現地に着いたのは16：00頃でした。それから機材を設営して、リハーサルを・・と思っていたら何とbinbougakaさんと、会場職員のMさん、たった二人で設営してくださっていました。
僕は何もすることなく、そのままリハーサルとなりました。
ありがとうございました。

リハーサル後ホテルにチェックインして、カミさんと近所の居酒屋で食事です。
毎度の事ですが、翌日の演奏会を思うと喉を通りませんでしたが・・

１１月５日（土）演奏会当日
ホテルで朝食を済ませ、近所の喫茶店で「お茶」です。
この喫茶店、コーヒーが最高にうまくて、毎年立ち寄っています。
その後、ホテルで、「福島のS」さん、大阪の「トランペットbar」さんと合流、16：00に会場に入り、軽く打ち合わせとリハーサル、機材のチェック、そこへ福島から青森に避難されている「キョンタ」さんご夫妻が登場です。
ひとしきり再会を喜んだところで、僕はカミさんと控室に入ります。



控室には、「知覧の住人」さんから焼酎の差し入れ、「三重のN」さんからの日本酒の差し入れ、「いしがきじま」さんからのお菓子の差し入れが届いていました。
皆様本当にありがとうございました。

そして午後18：30いよいよ開演です。
18：25には僕は会場の袖で待機しています。
この５分間が恐ろしく長い事！足が震え、口が渇いて舌がスポンジのようになり、心臓が口から飛び出しそうです。
そして、開演



オープニングはお馴染みの夜空のトランペットです。
楽器にしがみつくようにして吹きまくります。



一曲終わって、拍手を頂き、ご挨拶をしたあたりで、少し落ち着いてきました。
全曲を通して言える事ですが、練習では何でもないフレーズを本番では簡単にミスしてしまいます。この辺が課題です。
2曲目は僕が大好きな曲、ソレアード、ニニ・ロッソが1980年代中頃からオープニングナンバーにしていた曲でもあります。
今回のアレンジでは2回転調があるので注意が必要です。




（つづく）


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