J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

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2010年08月03日 | ゆめ・夢
耳を傾ける。
相手の話に集中しているときに、相手の頭の中が見えることがある。
考えていること、描いている映像が、見える。

これは、テレパシーとか言う特殊能力ではなく、誰にも備わった能力だとずっと思ってきた。

ま、そうなのでしょう。



2人の人が深く結びつくとき、「同じ波長になった」と言ったりする。
この表現には神経学的な真実が含まれている可能性があるようだ。

話をしている人と、それを聴いている人の脳をスキャンしたところ、両者は同様の神経活動を示すことが明らかになった。
このような連動状態は、話に対する聴き手の理解度が深いほど密接になるという。

それはまるで、言語というケーブルを介して、話し手と聴き手の脳が接続されたかのようだ。

◎対話する2人は脳が同調:研究結果 2010年8月 2日WIRED NEWS
http://wiredvision.jp/news/201008/2010080223.html




その能力、つまりたぶん、五感の果ての鋭い五感は、どんな風に養われるのか。
集中力、理解しようとする姿勢、あるいは共感能力、もとより備わるこれらの力も芽生えさせ、伸ばすにはどうするのか。

これこそが、コミュニケーション能力の根幹だと思うのだが。


同情の念が、持続した注意を向けることでのみ引き起こされるとするなら、
速いカット割りの編集ではこれが妨げられる可能性がある。
そうなれば、他者の物語によって心底から感情が動かされる能力が退化するおそれがある。
さらには子どもの適切な発達を損なうかもしれず、
そうなれば形成過程にある子どもの脳には、生涯にわたる影響が残るだろう。

「物事があまりに速く起こると、人は他の人の心理的な状態についての感情を十分に体験しなくなる可能性があり、
 このことは倫理に影響する可能性がある」
◎脳の「共感スイッチ」:情報の氾濫は共感能力を阻害する? 2009年4月16日
http://wiredvision.jp/news/200904/2009041623.html



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