
評価:★★★★【4点】
映画という枠を最大限に生かしたエンターテインメント?
そりゃあ、作りものだから何だってアリでしょうが
まさか、月の裏側にナチスの残党が居ただなんて。。。
この監督のコミカルな発想はどこからくるものだろうか(爆)
◇
「スター・トレック」のパロディ作品「スターレック 皇帝の侵略」で
世界中のSFファンにその名を知らしめた
フィンランドの奇才ティモ・ヴオレンソラ監督が、
今度はナチスの残党が月の裏側で地球侵略の準備を進めていた、
との奇想天外な設定で描く本格おバカSF。
2018年、再選を目指すアメリカ大統領の人気取り政策によって
月面へと送り込まれた黒人モデルのワシントン。
しかし彼がそこで見たものは、
月へと逃亡したナチスの残党によって築かれた
第四帝国の秘密基地だった。
彼らは着々と軍備を増強し、地球侵略の機会を窺っていた。
そんな彼らに捕らえられ、月面ナチス軍のガイド役を
務めさせられるワシントンだったが…。
<allcinema>
◇
あらすじだけ読めば、普通にスルー作品という扱いだった。
しかしながら、某映画サイトの評価があまりにも良いということで
まったく期待せず、むしろ興味本位だけで観ることに(笑)
結論から言って、冒頭のノリからおバカ映画全開でした。
シニカルで台詞もスラングで言ってるもんだから
もうそこから、この映画の方向性が分かるというモノでした(爆)
それでも、観てる最中、侵略者がナチスでなく
普通の異星人だったとした場合でも、映像的には素晴らしく
お金をたっぷり使ってるような大作映画並みの高級感(?)とか
近年のシネコンだから途中から見始める人はいないけど
もしも、途中から本作を観た場合、あの戦闘シーンは
ジョージ・ルーカスやキャメロン、リドリー・スコットらの
映像派にも負けず劣らずのSF映画になってところが凄い!(笑)
サシャ・バロン・コーエン的におバカ映画ですが
内容自体はおバカでも映像で魅せてくれる映画なら大歓迎。
【今週のツッコミ】
・各国の首脳会談のなかで北朝鮮の扱いに笑ってしまった。
『アイアンマン2』でも結構切ってたけどね(笑)
・日本の宇宙戦闘機がなぜか特攻隊的行動を取ってたのも
印象深かった。
・黒人が注射1本で白人化されていくところは苦笑い。
・月の学校で黒板のブラックレター文字がお洒落だった(笑)
・月面上でもナチスの残党らは宇宙服いらないのね。
っていうか、普通に40年代の車が走ってたけど
大気がないのに、どんなエンジンなのだろうか(爆)
・ある意味、長めのMTVとして観ればお得感はありますね。
---------------------------------------------------
監督:ティモ・ヴオレンソラ
脚本:マイケル・カレスニコ/ティモ・ヴオレンソラ
撮影:ミカ・オラスマー
音楽:ライバッハ
出演:ユリア・ディーツェ/ゲッツ・オットー/クリストファー・カービイ/
『アイアン・スカイ』
映画という枠を最大限に生かしたエンターテインメント?
そりゃあ、作りものだから何だってアリでしょうが
まさか、月の裏側にナチスの残党が居ただなんて。。。
この監督のコミカルな発想はどこからくるものだろうか(爆)
◇
「スター・トレック」のパロディ作品「スターレック 皇帝の侵略」で
世界中のSFファンにその名を知らしめた
フィンランドの奇才ティモ・ヴオレンソラ監督が、
今度はナチスの残党が月の裏側で地球侵略の準備を進めていた、
との奇想天外な設定で描く本格おバカSF。
2018年、再選を目指すアメリカ大統領の人気取り政策によって
月面へと送り込まれた黒人モデルのワシントン。
しかし彼がそこで見たものは、
月へと逃亡したナチスの残党によって築かれた
第四帝国の秘密基地だった。
彼らは着々と軍備を増強し、地球侵略の機会を窺っていた。
そんな彼らに捕らえられ、月面ナチス軍のガイド役を
務めさせられるワシントンだったが…。
<allcinema>
◇
あらすじだけ読めば、普通にスルー作品という扱いだった。
しかしながら、某映画サイトの評価があまりにも良いということで
まったく期待せず、むしろ興味本位だけで観ることに(笑)
結論から言って、冒頭のノリからおバカ映画全開でした。
シニカルで台詞もスラングで言ってるもんだから
もうそこから、この映画の方向性が分かるというモノでした(爆)
それでも、観てる最中、侵略者がナチスでなく
普通の異星人だったとした場合でも、映像的には素晴らしく
お金をたっぷり使ってるような大作映画並みの高級感(?)とか
近年のシネコンだから途中から見始める人はいないけど
もしも、途中から本作を観た場合、あの戦闘シーンは
ジョージ・ルーカスやキャメロン、リドリー・スコットらの
映像派にも負けず劣らずのSF映画になってところが凄い!(笑)
サシャ・バロン・コーエン的におバカ映画ですが
内容自体はおバカでも映像で魅せてくれる映画なら大歓迎。
【今週のツッコミ】
・各国の首脳会談のなかで北朝鮮の扱いに笑ってしまった。
『アイアンマン2』でも結構切ってたけどね(笑)
・日本の宇宙戦闘機がなぜか特攻隊的行動を取ってたのも
印象深かった。
・黒人が注射1本で白人化されていくところは苦笑い。
・月の学校で黒板のブラックレター文字がお洒落だった(笑)
・月面上でもナチスの残党らは宇宙服いらないのね。
っていうか、普通に40年代の車が走ってたけど
大気がないのに、どんなエンジンなのだろうか(爆)
・ある意味、長めのMTVとして観ればお得感はありますね。
---------------------------------------------------
監督:ティモ・ヴオレンソラ
脚本:マイケル・カレスニコ/ティモ・ヴオレンソラ
撮影:ミカ・オラスマー
音楽:ライバッハ
出演:ユリア・ディーツェ/ゲッツ・オットー/クリストファー・カービイ/
『アイアン・スカイ』
>月面上でもナチスの残党らは宇宙服いらないのね。
あーそうそう!あれ不思議でしたよね。私、こういう話だとツッコミ忘れが多々出来ちゃうんですが、さすがちゃんと見てますね!
TBしましたが、反映されていない時のために、URL欄に該当記事を入れました。
お久しぶりです~^^
この映画って、端からおバカ映画でありながらも、決めるところはしっかり決めて
大作映画並みの制作費を注ぎ込んでそうですよね(笑)
宇宙空間の戦闘シーンなんか、JJエイブラムスの『スタートレック』並みに感じました。
空気なんてあってもなくてもOKってところが漫画みたいですよね(爆)
TBの件、了解です!^^
でもって、VFXも半端じゃないし(笑)
もっと皮肉を効かせてもいいくらいでした^^
おっと!遂にご覧になったのですね!(笑)
VFXは予想に反して見応え十分でしたよね。
皮肉満載映画といえばキューブリックの『博士の異常な愛情』を思い出します。
最近BSで観ましたが余りに面白くて、ちら見から本腰入れて最後まで鑑賞しました^^;
北は誰にも相手にされてなかったですね(笑)
正直言って、余り面白くなかったんだけど(=^_^=)
「観る気にさせるテーマ造り」と言う点では、かなり期待値を高めてくれるモノが確かにありました!
ナチス幹部が沢山いたと思うんだけど、総統閣下と親衛隊長しか目立ってないのが笑えました。
あんだけの少なさだと、そりゃ指揮系統も乱れますわな(=^_^=)
この映画の発想自体奇抜すぎてほとんど漫画のノリでしたよね。
こちらもミニシアター系を唯一上映してくれるシネコンの恩恵で観ることができました(笑)
フィンランドの真面目さ、北の国の相手にされないk感じなども含め
終盤の連合軍の宇宙船らの扱いには各国の特徴が良く出てて笑わせてもらいました。
低予算と言う割にはVFXしっかりしてましたね。
ナチス幹部、言われるように確かに少なかったですよね(笑)