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カイジ 人生逆転ゲーム

2009年10月12日 21時14分57秒 | 映画 か行
評価:★★[2/5]


鉄骨渡りゲーム真っ只中で人生を語りだすかな~普通!

地上300メートルはありそうな高さで無風状態はないでしょう。
しかもその鉄骨には電流が流されている死のゲーム。
そして、それをセレブなギャラリーたちがモニター越しに傍観し
一喜一憂しながら晩餐会ときたもんだ。



週刊ヤングマガジンでの連載開始以来シリーズ化もされ、
これまでに1000万部以上を売り上げている
福本伸行の人気コミック『カイジ』を実写映画化した
サスペンス・エンタテインメント。

友人の借金の保証人になったために
多額の負債を抱えてしまったしがない青年が、
一夜にして借金を帳消しにできるという究極のゲームの数々に
翻弄されつつ命懸けで挑んでいくさまを壮大なスケールで描く。
<allcinema>



人生、負け組と称される部類に入る藤原竜也くんの
そのなりきり振りが、チョット新鮮だった。
いつもクールで、ヒーロー然とした風体からは
想像もできないくらい庶民的で身近に感じてしまった。

自動販売機で100円を落としたら血相を変えて
地面に這いつくばってでも探すようなキャラで
ちょっと期待値も高めで映画館に入ったのですが・・・。

作風が『20世紀少年』みたいな
どこか異世界に迷い込んでしまったというような感じだ。

半強制的に集められた負け組人生を送ってる人間たちが
豪華客船に軟禁され、そこで勝つか負けるかの
一大ゲームを遂行するんですが
そのゲーム自体が、いたって簡単なもの、最初のゲームは
誰もが知っているじゃんけんゲームであったのだ。

この辺りは、変に小難しいゲームでないところが
逆に不気味な気もしたが・・・。

勝ち続ければ一攫千金、負ければその時点で地下強制労働施設へ。
ある意味『バトルロワイヤル』な作品なのかもしれない。

それにしても安っぽい!なんとなく低予算なセットと謎の組織。
どこかの宗教団体みたいで、胡散臭くてしかたない(笑)

終盤でゲームを取り仕切る幹部の利根川(香川照之)との一騎打ちは
相手の心理を読み合う展開に引き込まれます。
この辺りになってくると、庶民的な藤原くんの姿は既に消え
やっぱりイメージ通りのクールで天才な“夜神月”となってしまう。
そして、そのゲーム直後の利根川に対して吐き出す台詞は
もう、ほとんど狂気ともいえる演技ではないでしょうか。

原作はまったく知りません。
伊藤カイジを演じる藤原くんの鬼気迫る演技には
少しばかり引いてしまったワタシ。


おまけ)
・本作のようなキャラが最も似合う消費者金融社長・天海祐希!

・友情出演していた松ケン演じるキャラは『カムイ』みたいだ。
 (↑観てないけど)^^;
 
---------------------------------------------------------
監督:佐藤東弥
脚本:大森美香
撮影:柳島克巳
音楽:菅野祐悟

出演:藤原竜也/天海祐希/香川照之/山本太郎/光石研/松山ケンイチ/


『カイジ 人生逆転ゲーム』

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは! (kira)
2009-10-12 22:23:38
TB,コメント有難うございました。

あの金融会社の社長役の天海さん、私は唯一のミスキャストだと思ったんですよ~。
原作では男性なんだからやっぱり男性でいって欲しかったです。
天海さんは好きな女優さんですけど、いくら彼女が上手くても、
悪の雰囲気がないというか、
最初の方も、藤原君に説教する鬼教師か、弁護士に見えてしまって~
共感しちゃったですもん(爆)

あのラストは、カイジにはそれでイイのよでした(笑)
☆付け鼻はないんですね(=^_^=)☆ (TiM3)
2009-10-13 01:29:51
観ようとも思うんだけど、上映時間が何だか長過ぎて
ちと躊躇ってしまいます(×_×)

続編ありそうなら、観たくないし(=^_^=)
社長は男性だったんですね! (ituka)
2009-10-13 21:42:18
kiraさん こんばんは。

天海さんは『アマルフィ』の母役でかなり突っ込まれてたので
本作の男勝りの役は、まさに水を得た魚だったみたい^^

そうか~!原作では男だったんですね~。

>最初の方も、藤原君に説教する鬼教師か、弁護士に見えてしまって~

確かに!口は悪いけど良いこと言ってましたよね。
kiraさんも書かれてたように定職に付かない若者への警告みたいでしたよね^^

しかし、あの金利は凄かった(爆)

付け鼻は残念ながらなかったです^^ (ituka)
2009-10-13 21:58:03
TiM3さん こんばんは。

さすがに平日鑑賞で2時間越えはキツイと思われます^^
ワタシは中盤辺りでたいくつしちゃいました(爆)

>続編ありそうなら、観たくないし(=^_^=)

さすがに、それはなさそうですよ^^
原作知らないんで、もしかしたら
「その後のカイジ」なんて続編つくるのかな~^^;
TBありがとうございました (シムウナ)
2009-10-16 10:54:37
TB有難うございました。
久しぶりに面白いなぁ~と素直に思える
作品でした。無意味な人生…生きるんだと
生を渇望する主人公に前のめりに見入って
しまいました。
でも、冷静に考えるとこんな事態を招いた
事を反省しないといけないのですが…
続編の公開を期待したいです。

今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
こちらこそ~ (ituka)
2009-10-16 21:15:33
シムウナさん こんばんは。

あのジャンケンゲームまでは引き込まれたんですよ。
また、地下強制労働もアリかなとも思ったし
あの素ビールを飲み干す藤原君のひと言は実感こもってましたね^^

結局は鉄骨渡りシーンの間伸びがダメでした^^;
楽しんできましたよ^^ (ポロン)
2009-10-22 00:36:00
おひさです♪河童ちゃんの辛口レビュー見てからだったからか 期待薄で構えずに見たのが良かったのかな?^^

原作って…ガ━━(゜Д゜;)━━ン!  えぐいストーリーなのね

何も知らないでみるからハラハラドキドキでしたよ^^
悪夢の中に居る様な…夢なら覚めて!って感じ ><
利根川役の香川照之と藤原竜也の役者魂を感じたわ(笑)

楽しめたのね~^^ (ituka)
2009-10-22 19:16:55
ポロンさん こんばんは。

お久しぶりですね~^^
鉄骨渡りのシーンは長いんじゃない?と思ったワタシですが
ポロンさんはどうだったのかな?

ワタシのレビュー効果ってやつですかね(爆)
相当、ハードルを下げての鑑賞になったから楽しめたとか?^^

あの世界観は不思議な感覚でしたよ。
そうね~!悪夢を延々と観てる感じでしたね。
最後の心理戦だけは、ワタシも面白かったです^^
ほんとはおひさじゃないの  (ポロン)
2009-10-23 00:26:12
いつも読み逃げ~ごめんなさい

鉄骨渡りのシーン…たっぷりでしたねぇ
「もたもたせずに早く渡ってよ」って言いたくなるくらい焦らされたわ^^; …狙いかも?
あの時の松ケンはカムイにはなれなかったですね(笑)

世界観の狭さはとってもチープで20世紀少年ぽい だけどポロン的にはアリです 映画ですもの(笑)
漫画を読んでみたくなりましたよ
嫁逃げ!じゃなくて(爆) (ituka)
2009-10-23 19:02:57
ポロンさん こんばんは。

そうでしたか!気にしていてくれてこちらこそ感謝です^^

>「もたもたせずに早く渡ってよ」って言いたくなるくらい焦らされたわ^^;

お!出たよ~。アキラ先輩の台詞。
「焦ら・・ん?焦らせ・・・焦らさせられる?な気がしてしょうがないんだけど」ってね(笑)

電流に雨と来たらどうしようもないですからね。
不思議な世界観でしたよね。『20世紀少年』っぽいチープさって同じこと思ったんですね。
ある意味、なにがしらの宗教団体みたいだったし^^;

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