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映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

何者

2016年10月23日 17時46分20秒 | 映画 な行
評価:★★★【3点】



終盤でイッキにホラー要素てんこ盛り!でもこれが本来の姿なのかも。



大学の演劇サークルに情熱を注ぎ、周囲を冷静に観察・分析する拓人。
拓人のルームメイトで、バンド活動をしている天真爛漫な光太郎。
その元カノで拓人が秘かに思いを寄せ続ける真面目女子の瑞月。
瑞月の友人で、偶然にも拓人たちの部屋の上に住んでいた
意識高い系女子の理香とその同棲相手で画一的な就活に否定的な隆良。
彼らは、ひょんなことから理香の部屋を“就活対策本部”と名付け、
情報交換のために定期的に集まるようになる。
大学院生のサワ先輩に見守られ、それぞれに内定を勝ち取ろうと
悪戦苦闘する5人だったが…。
<allcinema>



原作知らないので何もいえないが
これって就活に奮闘する5人の若者のロマンス映画だとばかり^^;

なんだかもうほとんどニンゲン観察に明け暮れ就活に対する根本的な部分が
殆ど描かれてないし、そのニンゲン観察もホラーに近い感じがして
ある意味、ワタシの期待をいい意味で裏切った作品(笑)

チョットしたヒトの行動をやたら分析する主人公が
とにかくキモイ!
個人的趣味で密かに分析し、ひとりで楽しんでいる分には構わないが
(いや、それでもそんな風に観察されていると思うと怖いけど)
“それを”Twitterで残し、さらに記録された本人の目に触れてしまうと
もうほとんど「哀れ」という言葉しか浮かんでこない。

最終的に、素の自分をさらけだしたことで救われたんだが
主演の佐藤健とイメージが被るだけに、これはこれで評価できるのかも。


【今週のツッコミ】

・お気に入りの二階堂ふみが出演してたので一応観たわけだが
 彼女、どんな役も上手くこなしますな~。
 学級委員がそのまま大学生になった発言に座布団一枚!

・彼女が主人公にTwitterの件を指摘するシーンが怖かった。
 あの時の彼女は、『蜘蛛の巣城』の妖怪ババアのよう(←誰それ)

・邦題『何者』の意味がラストで判明するわけだが
 二階堂ふみからすれば『何様!?』だったのかもしれない。

・ラストの演劇は主人公の脳内イメージだったんだろうが
 あの演劇だったら、必ず口コミで人気が出ると思うよ。
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監督:三浦大輔
脚本:三浦大輔
音楽:中田ヤスタカ
出演:佐藤健/有村架純/二階堂ふみ/菅田将暉/岡田将生/山田孝之/

『何者』
 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (mariyon)
2016-10-31 22:45:40
たしかに、ホラーですよね、今の就活そのものが。
あれくらい分析してないと、立っていることもできなくなるくらいのストレス。たぶん、大なり小なり就活生たちは、周りの人間の分析をやっているのでは。
大学受験までは、どこが悪くて、何が自分に足りないか教えてくれる。それが、就活はまったくわからない。どうして自分がダメなのか。社会は自分なんか必要としていないのか?とかとか。そういう気持ちはすごくあらわれてました。
映画では、こういう態度はダメだろうなぁ~ってわかりやすかったけど、現実はあなたのここがダメで内定をだせませんとは言ってくれない。お祈りメール(手紙)が届くだけ。
どこの大学にもいそうな6人の学生の就活に、うんうんとうなづきながらも、容姿が良すぎるのが現実とかけ離れすぎでしたね(笑)
mariyonさんへ (ituka)
2016-11-01 20:58:18
少なくとも自分の周りでライバルとなりうる者たちへの分析はあるでしょうね。
就活ってホントハードで辛いと思いますよ^^;
自分に足りないモノを教えてくれないというの実感しますよね。
例えば、今、国家試験を受けたとしても結果(合否判定)のみで、どこが合ってて間違っていたのか
まったく分からないというのも似てますもんね。
なので、そのような対策は自分で工夫して次に繋げないといけないし、結構時間を使ってしまいます。

映画で、ネット検索するときに、最初に打つキーワードに対し過去のデータから予測されるのは怖かったです。
自分のPCを他人に貸すときは注意が必要かも(笑)

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