大河内山荘

2013年05月07日 | 日記

天龍寺の北門を抜け、嵯峨野の竹林を登り切ると大河内山荘がある。

嵐山を歩く人の数や天龍寺の拝観客の数と比較すると、意外と訪れる人の数は少ないように思える。

大河内山荘の見物料金は1,000円である。

意外と思える見物者の少なさは、一見すると高いと感じるこの値段にあるのではないだろうか。

この見物料金の中には、お茶(抹茶)の料金が含まれているので、差し引くと500円程度なので、他の観光寺院と差はないのだが。

大河内山荘は、昭和初期の映画スターであった、大河内伝次郎が私財を投じて作庭した庭園である。

作庭に取り掛かった年齢が34歳というから驚きである。

自分の過ごしてきた歳月で、その年齢を振り返ると雲泥の差である。

以後亡くなるまでの30年に渡り、コツコツと造りつづけ現在の骨格が出来上がったようである。

作庭当時は、亀山の荒地との説明があるが、現在では見事な庭園になっている。

山荘中心の建物である大乗閣や茶室滴水庵を回遊する道からは、遠くに京の町並みを望む事ができる。

****大乗閣****

****持仏堂 ここから庭園の作庭をはじめたようである ****

*****茶室 滴水庵前庭 *****

*****正面に比叡山 叡山の真下に仁和時の五重塔が見えるがわかるだろうか *****

*****正面に京都タワー 背後に「布団着て 寝たる姿や 東山」と、詠まれた東山36峰の穏やかな山並みが見える。 ちなみに頭部は比叡山 *****

反対側は、嵐山を借景に保津川の渓谷を眺望できる絶好の地になっている。

 

余談であるが、今回の桜紀行で使用しているカメラはSIGMA SD14で実質465万画素である。

カメラに興味のお持ちの方はご存知と思うが、SIGMAの受光センサーは、FOVEON X3センサーである。

他メーカではCCD,CMOSセンサーで1000万画素以上が当たり前の現在だが、僅か465万画素のFOVEON X3センサーとの発色の違いがお分かりになるであろうか。


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